環境・社会報告書
環境・社会報告書2006

環境・社会報告書2006 > 社会性報告

社会性報告-社会とともに

山林事業で培われた経験と知識を活かし、社会に貢献する活動を展開しています。

社会に対して開かれた企業として情報を発信し、良き企業市民としての役割を果たしていきます。

企業姿勢の社会への発信

フェアウッド建築セミナー2006 in 東京
フェアウッド建築セミナー2006 in 東京

■国産材利用についての講演

 住友林業が社会から信頼される企業であるためには、市民と直接対話する双方向コミュ ニケーションの機会が重要であると考えています。国産材利用に対する社会的な関心が高ま る中、環境をテーマとしたセミナーなどで、住友林業の取り組みを解説する機会を積極的に 設けています。
 2005年度には、東京農工大学主催の環境公開セミナーや、複数の環境NGOが共催する 「フェアウッド建築セミナー2006 in 東京」で講演。住友林業の国産材利用促進の取り組みを 紹介し、国産材の価値の再評価、国産材利用の必要性についてさまざまなステークホルダー に対しお伝えしています。
熱心に聞き入る東白川中学校の生徒たち
熱心に聞き入る東白川中学校の生徒たち

■学生の社会見学受け入れ

 住友林業では未来を担う子供たちの教育の一環として、学生の社会見学を受け入れてい ます。2005年には、岐阜県東白川村の東白川中学校の生徒が、修学旅行にて本社住宅本部 を訪問。社内見学や家づくりに関するレクチャーを受けました。また、岐阜県中津川市立坂 本中学校の生徒5名が、東京西支店の仙川展示場で「福祉」をテーマにユニバーサルデザイ ンについて学習しました。さらに、群馬支店では前橋市立南橘中学校の生徒に対して、住友 林業の環境への取り組みを紹介する「1日体験学習」を実施。国産材の積極活用の大切さや、 住友林業の環境問題に対する取り組みなどを紹介しました。
CSR『働きがい』を束ねる経営」に当社の取り組みが紹介される
「CSR『働きがい』を束ねる経営」に当社の取り組みが紹介される

■新聞社主催のCSRプロジェクトに協賛

 住友林業は、企業と社会のコミュニケーションを重視し、日本経済新聞社主催の「日経CSRプロジェクト」ならびに朝日新聞社主催の「サステナブル・ジャパン2005」に参加してい ます。持続可能な社会づくりのために、CSRに関する情報を発信。公開シンポジウムや新聞 紙面を通じて、商品やサービスの背景になる考え方を紹介しました。
 また、「日経CSRプロジェクト」では、2005年度の活動を取りまとめた「CSR『働きがい』を 束ねる経営」が出版されました。事業を通じて社会に役立とうとする人々の思いが纏められ た本書では、地域社会と一体となった介護ビジネスや住まいのユニバーサルデザインに携 わる当社社員の姿も紹介されています。
「マスターズリーグ」への協賛を通じ、当社の国産材積極活用の姿勢を示した
「マスターズリーグ」への協賛を通じ、当社の国産材積極活用の姿勢を示した

■「マスターズリーグ」への協賛

 住友林業では、プロ野球OB選手で組織される「マスターズリーグ」に協賛しています。マス ターズリーグは「木づかい運動」のPR活動を林野庁から3年間委託されている団体です。 住宅商品「MyForest」を中心に国産材の積極利用を進める事業展開を行っていることなど から今回の協賛にいたりました。
広告に「きこりん」を活用し当社の姿勢をアピール
広告に「きこりん」を活用し当社の姿勢をアピール

■サステナビリティの大切さを伝えるシンボルキャラクター「きこりん」

 木は未来をつくるサステナブルな存在であり、日本人は古来独自の木の文化を受け継いで きました。木や森林の役割や住友林業グループの事業精神、人と自然が一体となった快適 な未来をつくる「サステナブル」の大切さを、できるだけ多くの人にわかりやすく伝えるため、 住友林業では2005年7月、シンボルキャラクター「きこりん」を採用、企業広告やCMで発信 しています。
 コミュニケーションツールやインターネットなどを活用し、木や森林、サステナブルな社会 について、「きこりん」を通して多くの人たちとの対話を図っていきます。また、お客様をお迎 えするイベントなどでは、実際に「きこりん」に触れて木や森の魅力を感じていただきたいと 考えています。

本業を活かした社会貢献活動

フォレスターハウス
フォレスターハウス

■フォレスターハウスでの情報発信

 愛媛県新居浜市別子山の住友林業社有林では、動植物や大気、水、土壌、景観な ど、森林の諸機能を考慮した新しい森林管理の形をめざす「住友の森エコシステム」 をテーマに、森林整備を行っています。1993年に建設した「フォレスターハウス」は、 記念広場とともに一般にも公開。植林から伐採までの作業を再現するジオラマや、社 有林をパネルで紹介するギャラリー、住友林業の社会・環境への取り組みを紹介する コーナーなどを備えています。新しい森林文化・地域文化の情報発信の場として小・ 中学生の学習や、ハイキングに訪れる人の休憩の場としても親しまれています。
「まなびの森」での下刈り育林活動の様子
「まなびの森」での下刈り育林活動の様子

■富士山「まなびの森」活動

 1996年9月の台風17号で富士山南麓の国有林が大きな被害を受けたことを機に、1997年から富士山「まなびの森」自然林復元活動をスタート。地元行政、環境ボランティア団体、学識経験者、マスコミなどで構成する「企画懇談会」を設置し、ご意見をいただきながら活動を進めています。また、社外の専門家による「植生のモニタリング」「鳥獣生息調査」など、活動の効果を把握する取り組みも行っています。植林を終えた現在は、育林を中心に活動をしており、今後は環境教育の拠点としても活用していきます。

■東京都水源林の保全

 2005年4月より、東京都水道局が主催する「多摩川水源森林隊」に参加する社員ボランティア活動を支援しています。2005年 度には、延べ32名が参加し、奥多摩地域の人工林で、枝打ち・間 伐等の活動をしました。「少しでもおいしい水を」の精神で活動を 続けています。

■ソロ市の緑化に協力

 インドネシアの住友林業グループ会社リンバ・パーティクル・イ ンドネシア(RPI)は、インドネシア・中部ジャワ州にある古都ソロ 市の清掃局と園芸局に対して、早生樹種のアカシアマンギウムの 苗木を2005年より寄付しています。2006年2月には5,000本を寄 贈しました。沿道などの街の緑化を目的としています。

その他の社会貢献活動

■KTI(クタイ・ティンバー・インドネシア)教育財団

 インドネシアにある住友林業のグループ会社KTIでは、小・中学生を対象に奨学 金を授与するKTI教育財団を2000年に設立。2005年は小学生55名、中学生17名に 対し34百万ルピアを支給しました。そのほかにも工場周辺の地域住民の生活支援や、 洪水被害に対する義損金寄付などの活動を行っています。

■女性社員の制服をモンゴルへ寄付

 2005年6月、女性社員の制服が新しくなったのにともない、旧制服のカーディガン とブラウスを回収し、「NPO法人 日本救援衣料センター」に送付。モンゴル国立子供 芸術センターをはじめ、ミャンマー、ラオス、アフガニスタンなどへ寄贈されました。

社会貢献活動に関わる寄付金の内訳

社会貢献活動に関わる寄付金の内訳

Column森林・林業のことを知っていただくことが喜びです
 フォレスターハウスは、住友林業の森林経営のこと を知っていただくことのほか、別子山周辺にハイキング や登山に来る方たちに、情報提供や休憩の場としても 利用されています。周辺にはアヤメの群生地、ツガザク ラなど、貴重な自然が残っていますので、ツガザクラ、ア ヤメの花が咲く4月中旬から6月上旬には、たくさんの 方がフォレスターハウスにもいらっしゃいます。そうした 機会に、林業のこと、森林のこと、別子山のことを、皆さ んに知っていただくことが、私たちの喜びです。
 行政と協力してツガザクラの保全に努めるなど、貴 重な自然を守ることも大切な役割です。これからもよ り良い形で森林を守りながら、できるだけたくさんの 皆さんに森林・林業を紹介していけるよう、努めてい きたいと思います。
フォレスターハウス

管理人

山口 福松
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