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住生活を通じ、お客様に満足いただける商品やサービスを展開しています。

和風住宅展示場のリビング
住友林業では、「社会的資産」となる長寿命で高品質な住宅を普及することが、豊かな社会づくりのために重要な役割であると考え、以下の方針で住宅の長寿命化を進めています。
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅について、その建築および維持保全に関する計画の内容を、所管行政庁が認定基準への適合を物件ごとに審査します。「認定」された場合は、税制面やローン金利の優遇などが受けられます。2010年度の着工棟数に対する長期優良住宅の「認定」取得率は83.5%です。
国土交通省が推進する「長期優良住宅先導事業」の「新築・戸建て部門」の「木造等循環型社会形成」分野において、国産スギ材の積極活用に焦点をあてた「『日本の杉でつくる』家」と、地域森林認証材の普及推進を図る「『北海道の木でつくる』家」の2つの取り組みが先導的な提案として評価され、採択されました。
住友林業ホームテック(株)は、「長期優良住宅先導事業」の「既存住宅等の改修部門」において、既存住宅の耐久性・耐震性・省エネ性・バリアフリー性・維持管理など基本性能を高める手法と、「リフォレスト」定価制戸建てリフォームにより工事の価格を明確に提示して改修の実現性をより高めた提案「住友林業ホームテックの『リフォレスト+(プラス)』」が評価され採択されました。
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく「認定」取得率向上のため取り組みをさらに推進していきます。
住友林業では、お客様の安心・安全、そして資産価値向上にもつなげるために、「住宅性能表示制度」※1の利用を積極的に推進しています。
3世代にわたって受け継がれる耐久性の高い住宅を実現するため、建物に使用する主要構造材の想定耐用年数※の基準を75年以上に設定しています。構造躯体については、「劣化の軽減に関する住宅性能表示制度に基づく評価」の最高等級(等級3)を標準仕様としています。
住友林業のオリジナル構法である木質梁勝ちラーメン構造「ビッグフレーム構法」で、構造と内装・設備を分けて設計するスケルトン・インフィルの住まいを提供しています。構造の強さと可変性の高さが、将来のライフステージの変化に合わせた間取り変更を可能にします。

「ビッグフレーム構法」の住まい
2010年度は、商品特長がお客様に理解され、前年の約5倍の1,555棟を受注しました。
住宅の耐震性、耐風性、耐火性に優れた「マルチバランス構法」、「ビッグフレーム構法」、「ツーバイフォー構法」の3つを用意し、さまざまな要望に応えられる体制を整えています。3つの構法の全商品において、住宅金融支援機構の「省令準耐火構造の住宅」が標準仕様となっています。

「アーリーバード・フォー」
2010年12月、都市計画法で防火地域に指定されているエリアでも建築可能な木造耐火4階建住宅「アーリーバード・フォー」を新発売しました。主要構造部を耐火構造とした本商品は、住まいとしてだけでなく、利便性の高い立地を活かして賃貸併用や店舗併用のニーズにも対応します。
2011年4月、「住友林業の家」の標準的な柱の太さや壁の厚みを変えることなく、防火地域での木造住宅や準防火地域での3階建て木造住宅において、内装の真壁※仕上げを可能にする技術を開発しました。この当社独自の技術は、現在特許出願中です。
注文住宅ならではの細やかな配慮で敷地調査・設計段階から防犯対策をご提案しています。
「家族一人ひとりにとって、快適な住まいであること。これから先もずっと暮らしやすい住まいであること」を基本概念とするユニバーサルデザインに配慮した住宅をご提案しています。
■住友林業のユニバーサルデザイン

「3次元動作解析装置」や「視線追尾解析装置」を使用して、人間生活工学に基づいた研究を進めています。その結果を基に、家族の暮らし方に合わせた空間配置や動線計画、スムーズで負担の少ない動作や姿勢ができる寸法、事故を未然に防ぐ部材や設備など、住まいの改良を重ねています。
筑波研究所において高齢者模擬体験など、ユニバーサルデザインの考え方を浸透させ、社員が実体験の「気づき」を実務に活かすための取り組みを提供しています。
東京都住宅バリアフリー推進協議会が主催する「第5回住まいのバリアフリーコンペティション」で住友林業ホームテック(株)のリフォーム実例2作品が優秀賞と東京電力賞を受賞しました。2実例とも、車椅子を使用される方が、快適な自立生活を送れるよう配慮した設計が評価されました。
受賞リフォーム実例 埼玉県A様邸
受賞リフォーム実例 埼玉県T様邸
住宅に使用する木材についても、持続可能な森林経営が行われている森林から調達することが重要であると考え、木材調達理念・方針に沿って取り組みを進めています。

住宅に使用しているSGEC認証材
住友林業は、流通、加工、住宅建築に至る全工程において、森林認証材を非認証材と区別し管理されていることが認められ、SGEC※1の認証林産物取り扱い事業体の認定(いわゆるCoC認証※2)を受けています。
この認証により、対象商品に「SGECマーク」が表示でき、環境配慮材の啓蒙を図ることが可能となります。北海道エリアの当社住宅では、北海道産カラマツの集成管柱のすべてにマークを貼付しています。
住宅への国産材活用も推進しており、2008年度に主要構造材における使用率を約70%まで高めて以来、継続して達成し、日本の森林活性化を図っています(対象は当社の主要な住宅構法であるマルチバランス構法)。さらに、地域や商品を限定して、その比率を100%に高めた住宅を提供しています。
「木材調達理念・方針」に基づく新行動計画に則り、取り組みを進めていきます。
住友林業は、集合住宅を「ツーバイフォー構法」、「ビッグフレーム構法」(当社オリジナル構造)、RC構造の3構造で提供しています。耐震性・耐久性に優れた構造と、周辺環境や多様なニーズに対応できる提案で、長く安心して暮らせる住まいを実現しています。
2010年1月「ビッグフレーム構法」を採用した環境配慮型企画賃貸住宅「BF-Maison」の販売を開始しました。これは、本構法を採用した初めてのアパート商品です。高い耐震性、耐久性、断熱性、気密性とともに、構造部分と内装・設備を分けたスケルトン・インフィル設計思想で、将来の周辺環境の変化や多様なニーズに合わせたリノベーションに柔軟に対応することができます。
2010年8月に竣工した「ザ・ハウス港北綱島」は、都市と人と自然のつながりをテーマにしたRC構造の集合住宅です。都市の防犯・防災へのシステムを備えるとともに、「都市・農村交流プログラム」の組み込みにより入居者と千葉県南房総の人・自然・文化の交流を継続的に実施しています。
住友林業では、住宅のお引き渡し後60年間、メンテナンスをサポートする「ロングサポートシステム」を設け、お客様に長く快適にお住まいいただくための体制を整備しています。
ロングサポートシステムでは、「10年間保証」に加えて、10年目に防蟻処理などの当社が必要と認める有料メンテナンス工事を実施していただいた場合は、構造躯体および防水保証期間を最長10年延長する「20年保証システム」と、最長20年延長する「30年保証システム」を行っています。
2011年2月には、「住友林業の家」の住宅性能の維持に必要なメンテナンス工事の実施を支援するために、リフォームローンと修繕積立の取り扱いを開始しました。定期的なメンテナンス工事を促すことで、安心・安全で快適な「住友林業の家」の住宅性能を維持することを目的としています。
既存の木造戸建住宅の約40%において耐震性が不十分と言われており、安心して暮らすためには耐震性の強化が欠かせません。木造住宅を熟知した住友林業グループとして、既存住宅を活かしながら、お客様の負担を軽減する耐震リフォーム技術を開発し提供します。
住友林業ホームテック(株)は、木造住宅の構造の安全性を高める技術力と設計力を活かしたリフォームを提案する技術を数多く開発し、筑波研究所とともに、現在5つの特許を取得しています。
住友林業ホームテック(株)は、1950年以前に建てられた伝統構法の旧家リフォームについて、フローチャートにより最適な耐震改修補強工事を提案できるシステムを開発し、特許出願中です。また、本システムを利用した実例を掲載した書籍「温故知新のリフォーム 住む人の思いに応える旧家再生」を発刊しました。
住友林業ホームテック(株)は、リフォーム実例「旧家再生」で、2010年9月に「第27回住まいのリフォームコンクール」において特別賞「(社)住宅リフォーム推進協議会会長賞」を受賞。また、「2010年度グッドデザイン賞」において、戸建住宅・集合住宅カテゴリー部門で受賞するなど、100年耐えた家をさらに次世代へつなぐ試みが評価されています。
筑波研究所と住友林業ホームテック(株)は、今後も引き続き「伝統構法の耐震改修」「簡易耐震補強の確立」「伝統家屋の雨仕舞い」「省エネ改修」「音改修」などの快適な住まいを実現するためのリフォーム技術の研究・検証に取り組んでいきます。