ニュースリリース(2012年)

ニュースリリース一覧へ戻る

2012年7月13日

宮城県東松島市と復興まちづくりに関する協定締結
 ~ 木を軸とする木化都市を目指すまちづくりの推進パートナーとして ~

宮城県東松島市(市長:阿部 秀保)と住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区 以下、住友林業)は、本日、「復興まちづくりにおける連携と協力に関する協定」を締結いたしましたので、お知らせします。東松島市が復興まちづくりで推進する環境未来都市構想の具体案として、新たな産業の創出、木を軸とする「木化都市」の実現に向けて、その取り組みを進めていくものです。
住友林業は、グループの総合力を活かし、木と住まいに関して当社がこれまでの事業経験で培ってきた知見やノウハウを提供し、東松島市との情報交換を通じて連携・協力しながら同市が今後推進する「木化都市」実現への取り組みをサポートしてまいります。

■協定締結の経緯

同市の木化都市の構想は、『再生可能で人と地球にやさしい自然素材である「木」を活かし、「住生活」に関するあらゆるサービスを通じて、豊かな社会の実現に貢献する』ことを経営理念として掲げる当社グループの事業との親和性が高く、木を活用する新たな都市づくりへ向けて本協定書の締結に至りました。

■協定締結の目的

木化都市を目指すまちづくりを実現するために、相互の協力関係を明確にし、情報交換・共同検討を緊密に進め、東日本大震災からの一日も早い復興、持続可能な地域経済、社会を創り、将来にわたるまちの活性化を目指していくことを目的とします。

■協力分野

・ 平地(沿岸部被災地跡)における緑化推進(防災林等)
・ 平地(沿岸部被災地跡)における林業の推進
・ 各種公共施設の木化推進(公営住宅、文教施設、観光施設、スポーツ施設等)
・ 木質バイオマス関連事業における燃料調達及び燃焼技術に関する事項
・ その他林業振興政策全般にかかる事項(木化都市のグランドデザイン策定等)

■今後の方向性

東松島市は、環境や高齢化に対応する先進的なまちづくりを目指し政府が推進する「環境未来都市」に昨年12月に選定されています。選定された11の都市・地域のうち6箇所は被災地からの提案で、東松島市はそのひとつです。 「東日本大震災からの復興・・・あの日を忘れずともに未来へ東松島一心・・・」として同市が推進するまちづくりは、住民参加のプロセスをはじめ、復興に貢献する先駆性を有する提案であり将来のまちづくりのモデルになるとの観点より評価されました。市は、復興に関するあらゆる活動=産業の再構築と地域経済の自立へとつながる仕組みづくりを進める方針を打ち出しています。
同市は復興まちづくりを推進する上で、人々が安全で、安心に暮らせるまちづくりはもちろんのこと、太陽・風などの自然エネルギー、森を形づくる自然資源である木を活用し、農林業・エネルギー生産・観光・暮らしを結びつけ、産業を育て、雇用を創出するまちづくりを目指しています。

住友林業は1691年(元禄4年)の創業以来、山林経営、木材建材の製造・流通事業、住宅事業、リフォーム、その他住関連事業など、木と住まいに関する事業を幅広く展開してまいりました。愛媛県の別子銅山開坑に伴う銅山備林の経営にはじまり、以来当社は木を植え、育て、使った分だけまた植える持続可能な林業経営を継続し、地球上で数少ない再生可能な資源である木にこだわり、永続的に植林と木材生産を繰り返すサステナブルな社会の実現に向け取り組んでいます。
当社が創業以来培ってきた木と木の住まいに関わるノウハウ、実績を活かし、東松島市の復興まちづくりについて各関係パートナーと協働しながら、貢献していきたいと考えています。



<<  参考資料  >>
同市での復興まちづくりの第一歩として、大きな被害を受けた野蒜(のびる)地区の人々の多くが避難されているひびき工業団地の応急仮設住宅敷地内で、当社が建設に協力した木造仮設診療所が13日にオープンを迎える運びとなりました。(認可申請中のため、診療所の保険診療開始は、今秋の予定です。)この仮設診療所は、本年1月に陸前高田市にて、地域住民が中心となり、地域の人々が気軽に立ち寄れるコミュニティの場をつくる目的でスタートした「陸前高田まちのリビングプロジェクト」において、当社が建設協力した「仮設カフェ(りくカフェ)」と同構造の建物です。診療所の運営は、医療法人社団KNI(以下、KNI)が担います。


【仮設診療所概要】

・仮設診療所 北原ライフサポートクリニック東松島 (仮称)
 (医療法人社団KNI 代表:北原茂実)
  宮城県東松島市川下字内響132-32(ひびき工業団地内)
・構造 木造軸組工法平屋建
・延床面積 34.78㎡(10.52坪)
・着工 2012年6月22日
・完成 2012年7月10日
・建築背景 応急仮設住宅では、不慣れな住環境、将来への不安などに起因する住民の体調不良ほか「心と体のケア」への対応が喫緊の課題となっています。医療の産業化、国際化を提唱するKNIは、震災で著しい被害を受けた野蒜地区の移設先の高台造成後に建設予定の本設病院棟が完成するまでの間、本ひびき工業団地の仮設住宅地内での各種診療活動、並びに独自の医療周辺サービスを担うことを、経済産業省の委託事業(平成23年度「東北復興に向けた地域ヘルスケア構築推進事業」)の一環で実施しています。当社は、東松島市の「木化都市」という復興まちづくりの方針、「日本の医療を新たな輸出産業に」と新興国でも積極的に活動されているKNIの取り組みに賛同し、心と体に優しい木造・木質空間による医療施設の場を提供しています。

以上

≪報道関係お問い合わせ≫

住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 飯塚・佐藤
TEL:03-3214-2270

≪復興支援関連のお問い合わせ≫

東北復興支援室
TEL:022-266-8981

企業・IR・CSR情報