ニュースリリース(2014年)

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2014年11月27日

プロジェクト EARTH
植林進捗についてのお知らせ

  当社が進める植林によるカーボン・オフセットの取り組み「プロジェクトEARTH」1は、植林木の持続的な供給を可能とする「産業植林」と、環境保全のための植生回復を目的とした「環境植林」の両面から、長期的な視点で進めています。2009年から環境植林を実施しているインドネシア共和国東ジャワ州ブロモ・トゥングル・スメル国立公園内において、2014月10月22日及び11月3日にかけて、当該植林地外の火災の延焼による山火事被害が発生しましたのでお知らせいたします。

  第一回目の火災は10月22日に発生。2013年~2014年に植栽の78.15haのうち、48ha(約52,800本)を焼失。第二回目の火災は11月2から3日にかけて発生。2009年~2013年に植栽した301.79haのうち、ほとんどのエリアを焼失いたしました。最終的な焼失被害については、樹種によっては生存している可能性があることから、新芽を確認できる雨季を待って特定する予定です。

  これまで、植林地内において、幅6m、総延長12kmに及ぶ防火帯や消火設備の整備やパトロールを行い、国立公園、独立行政法人国際協力機構(JICA)と連携し、地域住民と共に火災予防や消火訓練を実施しておりましたが、現地では今年8月初旬から約3か月間降雨がなく、例年にない乾燥状態だったことに加え、非常に強い風が吹いており、延焼を防ぐことができませんでした。

  熱帯林を有するインドネシアでは森林火災が社会問題のひとつとなっています。とくに近年では、数年に一度ほどの頻度で、極度の少雨と乾燥による大規模な森林火災が発生しており、このような異常気象が気候変動の影響との指摘もあります。今後は今回の教訓を生かし、一般に想定しにくい、異常気象による高い森林火災リスクにも対応した防火・消火体制の確立を、インドネシア政府関係者と共に目指します。

  プロジェクトEARTHでは、国立公園内の環境植林のほか、東ジャワ州スピットウラン村等の地域住民と協働型の産業植林を行っており、今年8月には同村の住民組織が優れた植林の取り組みを行っている団体として林業大臣より表彰を受けました。スピットウラン村では、1,000世帯未満の集落に対し約200世帯が植林を行っており、多くの住民が森づくりに関わっていること、長期間に渡り継続的に実施してきたことなどが評価されています。また当社は産業植林を行う際、地域住民と植林協同組合を結成し、FSC®-FM認証を取得している事例もあります。焼失したエリアについても、こうした地域との関わりを大切にしながら、地域ぐるみで防・消火体制の確立と再植林用の苗の追加育成を行い、再植林計画を策定します。

  森林の減少や劣化の防止の重要性や、森林に関わる地域住民の方々、そして日本の住宅のお客様と共に森づくりを行う社会的な意義を再認識し、自然災害に臆することなく、引き続き「プロジェクトEARTH」の成功に向けて努力してまいります。

1 「プロジェクトEARTH」は、当社が1年間に販売する注文住宅、分譲住宅全棟の主要構造材の伐採・搬出・製材・運搬・施工において排出される約6万トンのCO2のオフセットを目的とし、インドネシア共和国の荒廃地への植林を行い、その後10年間の育林を行うもの。ブロモ国立公園では、当該植林プロジェクトの全体植林面積の内、20%をまかなう。

以上

《お問い合わせ先》
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 西嶋・飯塚
TEL:03-3214-2270

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