ニュースリリース
(2016年)
2016年01月07日
米国・豪州あわせて年間8,000棟 販売体制に向けて
米国住宅事業会社の持分取得に関するお知らせ
米国東海岸中南部にて住宅事業に進出
住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は、米国の子会社であるSumitomo Forestry America, Inc. (社長:岩崎 淳 本社:米国ワシントン州ベルビュー市 住友林業(株)100%出資)を通じ、米国東部において住宅事業を展開するDan Ryan Builders(ダン ライアン ビルダーズ)グループ(以下、DRBグループ)の持株会社である、DRB Enterprises, LLC社(以下、DRBE社)の持分60%取得に関する契約を締結し、1月2日(現地時間1月1日)、当該持分の取得を完了いたしましたのでお知らせいたします。
当社はかねてより、海外事業を成長事業の柱の一つと位置づけ、米国住宅事業においても全米トップビルダーを目指して事業拡大を進めています。現在はワシントン州、テキサス州、アリゾナ州において住宅事業を行っておりますが、更なる事業拡大のため、新規エリアへの進出を検討してきました。
新たに進出する米国東海岸中南部は、首都のワシントンD.C.のほか、複数の中核都市を擁しており、各都市周辺に成長市場があることから、今後も住宅市場の安定的な成長が見込めるエリアであると判断いたしました。当社は、同エリアにおいて住宅事業を展開するDRBグループの持分を取得することで、新規エリアへの進出を実現し、米国住宅事業の更なる拡大を図ります。
DRBE社を中心としたDRBグループは1990年に事業を開始したホームビルダーで、DRBE社が本社を置くメリーランド州を含む米国東海岸6州において主に戸建住宅の分譲事業を行っています。2014年の住宅販売棟数ランキングでは全米35位に位置しており、2014年12月期の実績は販売棟数1,248棟、売上高295百万ドルです。
このたびの持分取得により当社の米国住宅事業は、Henley USAグループ(連結子会社)、Gehan Homesグループ(連結子会社)、Bloomfield Homesグループ(持分法適用会社)、DRBグループの4グループ体制にて展開していきます。また、当社グループの米国における住宅販売棟数は、将来的な目標である年間販売棟数5,000棟へ、さらには、米豪合わせた年間販売目標である8,000棟へと大きく近づくことになります。
今後も更なる事業拡大を目指し、米国の他地域への進出も視野に入れ、積極的に事業を進めてまいります。
当社グループは1691年の創業以来、320余年にわたり山林事業を営み、再生可能な資源である「木」を活かした事業を行ってまいりました。今後も国内外における住生活の向上に寄与することを目指し、森林資源の価値を高め地球環境に貢献する事業を積極的に展開してまいります。
■DRB Enterprises, LLC社 会社概要
(1) 商号 | DRB Enterprises, LLC |
(2) 代表者 | Daniel Ryan (Chairman, CEO) |
(3) 本社所在地 | 米国メリーランド州フレデリック市 |
(4) 設立 | 2005年8月 |
(5) 事業内容 | メリーランド州、ペンシルベニア州、ヴァージニア州、ウエストヴァージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の6州において、分譲住宅事業を展開 |
(6) 従業員数 | 299人(2015年9月末時点) |
(7) 売上高 | 295百万ドル(2014年12月期) |
※連棟式の低層集合住宅。各住宅が壁を共通にしているが、それぞれ別々に外部への出入り口を有している。
以上
《本件に関するお問い合わせ先》
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 大西・平川
TEL:03-3214-2270