環境教育活動

活動の内容

大規模な植林活動が終了した後も育林活動の継続とともに、「自然とのふれあいの場、環境教育の場」としてこの森を積極的に活かしていこうと考えています。

森林の再生には、数十年単位の長い年月が必要であり、将来にわたり富士山の自然を守っていくためには、この地域の未来を担う子供たちの環境教育という側面からのアプローチも必要と考え、地元富士宮市の小中学生を対象とした『富士山「まなびの森」環境学習支援プロジェクト』を2006年度から続けています。

今後も、いろいろな方々に、自然とふれあうことにより自然の大切さを学んでいただけるよう、環境教育を積極的に展開してまいります。

環境学習支援プロジェクト

富士宮市の小中学生を対象に富士の自然を学び、体感しながら教育するプログラムです。
富士山「まなびの森」の散策を通し、野生動物の痕跡探索、野鳥のさえずりの種類と意味、その特徴の観察、樹木や野草の生態観察、また、五感を使ったゲームなどをすることにより、自然とじかに触れあい、楽しみながら自然のすばらしさ、木のすばらしさを体験します。また、太陽光発電、風力発電、バイオトイレ、ペレットストーブ、雨水・古材利用などの設備を整えた、ボランティア活動ならびに環境学習活動の拠点である施設「フォレストアーク」を見学し、環境へ配慮した生活を体感することを通して、自然の恵みを利用し、自然と上手に暮らすことについて学びます。

環境教育活動1

フォレストアーク前の朝会の様子です。元気にあいさつを交わしたあと、ホールアース自然学校スタッフの自己紹介があります。
スタッフは親しみ易いフィールドネームを各々持ち、児童・生徒のみなさんもスタッフをフィールドネームで呼びます。
この場で森に入るときの注意も伝えられます。

環境教育活動2

森の中に入っていきます。時々立ち止まり、森の中でのさまざまなことについて説明があります。
5感(みる、きく、においをかぐ、味わう、さわる)をフルに使い、森の素晴らしさについて体感します。

環境教育活動3

森の中でお弁当を食べるのはいつもとちがってもっとおいしい?

環境教育活動4

耳を澄ませて鳥のさえずりや葉や枝が風でそよぐといった森の中で奏でられる音を聴きます。

環境教育活動5

ほかの組では目隠しをしながら木の表面を触って名前をあてるゲーム(ネーチャーゲームの一種)をしました。
(写真ではヒメシャラを触っています)

環境教育活動6

フォレストアークに一旦戻り、今度は記念植樹の場所に移動です。各組の代表のみなさんが、丁寧に植樹をしていきました。

参加者の声

不思議な葉っぱやかわいい花が森の中にあった。自分の力でこんどはいろんな発見をした。

いろいろな木や植物を見れたのが特に楽しかった。特にヒメシャラがよかった。

紙は木でできているので、もったいないことをやめて自然を大切にしていきたい。

(Aさん)

(Bさん)

(Cさん)

活動の報告

2018年12月3日

富士宮市の小中学校の子どもたちが訪れています。

実施年度

富士宮市内小中学校 参加校数

参加児童数

2006年度

5校

550名

2007年度

6校

634名

2008年度

4校

567名

2009年度

5校

590名

2010年度

6校

600名

2011年度

7校

569名

2012年度

9校

612名

2013年度

11校

606名

2014年度

10校

791名

2015年度

8校

733名

2016年度

9校

794名

2017年度

12校

1,003名

2018年度

10校

957名

合計

102校

9,006名

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