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2024年2月13日から制度改正される
【フラット35】のポイント

公開日:2024.01.15

  • フラット35
  • 金利動向
  • 住宅ローン
10年国債の利回りと【フラット35】の金利の推移

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利の住宅ローン【フラット35】は、2024年2月13日から大きく制度改正されます。

今回のコラムでは、制度改正後の【フラット35】のポイントをご紹介いたします。

制度改正のポイント ~【フラット35】子育てプラスが始まります

制度改正前の【フラット35】には、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニューがありました。

今回の制度改正で、新たに子どもの人数に応じて金利を引き下げる【フラット35】子育てプラスが加わり、合計6つのメニューになりました。

新設されたメニュー

1.【フラット35】子育てプラス
【フラット35】の申込みをした人が若年夫婦世帯、または子育て世帯の場合は、子どもの人数等に応じて【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニュー
※若年夫婦世帯 ☞ 借入申込時に夫婦(同性パートナーを含む)で借入申込年度の4月1日時点で夫婦のいずれかが40歳未満の世帯
※子ども ☞ 借入申込年度の4月1日時点で18歳未満

従来のメニュー

2.【フラット35】S
長期優良住宅などの省エネルギー性、耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合に、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニュー

3.【フラット35】リノベ
中古住宅の購入とあわせて、一定の要件を満たすリフォームを実施することで、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニュー

4.【フラット35】維持保全型
維持保全・維持管理に配慮した住宅や既存住宅の流通に資する住宅を取得する場 合、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニュー

5.【フラット35】地域連携型(子育て支援・空き家対策)
子育て世帯や地方移住者等に対する積極的な取組を行う地方公共団体と住宅金融 支援機構が連携し、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付等の財政 的支援とあわせて、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げるメニュー

6.【フラット35】地方移住支援型
地方公共団体による移住支援金の交付とセットで【フラット35】の借入金を 一定期間引き下げるメニュー

【フラット35】の金利引下げ

金利引下げメニューごとの金利引下げ期間と金利引下げ幅は次のようになります。

金利引下げメニュー 金利引下げ期間 金利引下げ幅
【フラット35】子育てプラス (若年夫婦世帯または子ども1人の場合) 当初5年間 年▲0.25%
【フラット35】子育てプラス (子ども2人の場合) 当初5年間 年▲0.5%
【フラット35】子育てプラス (子ども3人の場合) 当初5年間 年▲0.75%
【フラット35】S(ZEH) 当初5年間 年▲0.75%
【フラット35】S(金利Aプラン) 当初5年間 年▲0.5%
【フラット35】S(金利Bプラン) 当初5年間 年▲0.25%
【フラット35】リノベ(金利Aプラン) 当初5年間 年▲1.0%
【フラット35】リノベ(金利Bプラン) 当初5年間 年▲0.5%
【フラット35】地域連携型(子育て支援・空き家対策) 当初5年間 年▲0.5%
【フラット35】地方移住支援型 当初5年間 年▲0.6%

【フラット35】は、若年夫婦世帯、子どもの人数等の家族の要件や、住宅の性能や長く住むための配慮の状況要件等の要件に応じて、金利の引下げ期間と引下げ幅が変わる金利引下げポイント制で、金利引下げポイントの合計に応じて、金利の引下げ期間と金利引下げ幅が決まる制度になります。
金利引下げ幅は、1ポイントで5年間0.25%となります。
選択できるポイントは、下記1~4のグループの中から、1つのグループにつき1つの金利引下げ項目のみです。
各グループの中から選択した金利引下げ項目を組み合わせることで、積算ポイントが決まります。

グループ1  家族構成で選ぶ 【フラット35】子育てプラス

●【フラット35】子育てプラス(若年夫婦世帯または子ども1人 )

1ポイント

●【フラット35】子育てプラス(子ども2人)

2ポイント

●【フラット35】子育てプラス(子ども3人)

3ポイント

●【フラット35】子育てプラス(子どもN人)

1×Nポイント


グループ2  住宅性能で選ぶ【フラット35】S・リノベ

●【フラット35】S(ZEH)

3ポイント

●【フラット35】S(金利Aプラン)

2ポイント

●【フラット35】S(金利Bプラン)

1ポイント

●【フラット35】リノベ(金利Aプラン)

4ポイント

●【フラット35】リノベ(金利Bプラン)

2ポイント


グループ3  管理・修繕で選ぶ 【フラット35】維持保全型

●長期優良住宅 

1ポイント

●予備認定マンション 

1ポイント

●管理計画認定マンション

1ポイント

●安心R住宅

1ポイント

●インスペクション実施住宅 

1ポイント

●既存住宅売買瑕疵保険付保住宅

1ポイント


グループ4  エリアで選ぶ

●子育て支援・空き家対策 ( 【フラット35】地域連携型 )

2ポイント

●地域活性化 ( 【フラット35】地域連携型 )

1ポイント

●地方移住支援型 ( 【フラット35】地方移住支援型 )

2ポイント


※金利引下げポイントを併用する場合の注意点
金利引下げポイントには、併用できるものとできないものがあります。

■ グループ3「管理・修繕で選ぶ」内の項目である「長期優良住宅」は、グループ2「住宅性能で選ぶ」内の3つの項目(【フラット35】S(ZEH)、【フラット35】S(金利Aプラン)、【フラット35】S(金利Bプラン))のうち1つと金利引下げポイントを合算することができます。
例えば、取得する住宅が、グループ2「住宅性能で選ぶ」の【フラット35】S(ZEH)とグループ3「管理・修繕で選ぶ」の長期優良住宅の両方に適用する場合は、金利引下げポイントは合計で4ポイントになります。

■【フラット35】維持保全型と【フラット35】リノベの併用はできません。
【フラット35】維持保全型は、【フラット35】地域連携型、【フラット35】地方移住支援型と併用することができます。

【フラット35】子育てプラスの活用による効果

【フラット35】の金利引下げ幅は最大で1.0%で、1ポイントあたりの金利引下げ幅は 年0.25%ですので、当初5年間で使えるポイントは4ポイントまでになります。
さらに、子育てプラスを併用すると、当初5年間で使えなかったポイントを6年目から10年目の金利引下げ期間に繰り越すことができます。


10年国債の利回りと【フラット35】の金利の推移

出典:住宅金融支援機構 【フラット35】2024年2月より金利引下げメニュー変更のお知らせ

まとめ

2024年2月13日からの制度改正で、【フラット35】子育てプラスが新しいメニューとして加わり、金利の引下げ期間、引下げ幅が拡大します。
これは、長期固定型の住宅ローン【フラット35】において、総返済額の大きな軽減効果になります。
以下の図は、【フラット35】で【フラット35】の金利引下げプランの適用を受ける場合と受けない場合の総返済額の違いを試算したモデル例です。


総返済額軽減効果~【フラット35】と【フラット35】の金利引下げプラン~
【フラット35】の借入金:5,000万円 返済期間:35年 返済方法:元利均等 金利:1.9%

利用するメニュー 【フラット35】
金利引下げメニューなし
【フラット35】子育てプラス   プラス1ポイント
【フラット35】S (ZEH)   プラス3ポイント
【フラット35】維持保全型   プラス1ポイント
金利適用期間 全期間 当初5年間 6年目から10年目 11年目以降
金利引下げポイント 金利引下げ合計のポイント=5 なし
4ポイント 1ポイント
▲年1.0% ▲年0.25%
運用金利 年1.9% 年0.9% 年1.65% 年1.9%
年間の返済額 全期間 当初5年間 6年目から10年目 11年目以降
1,956,923円 1,665,896円 1,851,349円 1,905,842円
総返済額 68,492,310円 ➀ 65,232,273円 ➁
総返済額の軽減効果 ➀ー➁ 3,260,037円

株式会社エフピー研究所の試算


マイホームの資金計画を検討中の皆様は、新しい【フラット35】の金利引下げ制度を利用した場合の住宅ローンの返済プランも検討項目の1つに加えてみてはいかがでしょうか。

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