渡辺 亮介|社員インタビュー|新卒・中途採用情報|住友林業

渡辺 亮介渡辺 亮介

Interviews

自分がすべきことを理解し、
使命感を持って動くことで
新たな道が拓ける。

自分がすべきことを
理解し、
使命感を持って
動くことで
新たな道が拓ける。

木材建材事業本部 製品グループ
渡辺 亮介 Ryosuke Watanabe
2015年入社 生命農学研究科卒
Profile
学生時代は大学近郊の森林組合とともに、林業の効率化を目指した様々な作業の機械化を研究した。その経験から、林業を活性化し次世代につなぐ仕事がしたいと考えるようになった。住友林業には、川上から川下まで広くカバーする事業を展開していることに魅力を感じ、入社を希望して今に至る。入社以来、木材関連の商社営業を担当し、集成材の原料(ラミナ)に関わり続けている。入社5年目から約3年半、オランダ(アムステルダム)の拠点での勤務も経験。



使

入社以来、国内木造住宅の構造材に使用される集成材原料(ラミナ)の仕入れ・販売に関わっています。集成材とは、いくつかの木材を貼り合わせて作る建材であり、私が仕入れたラミナは国内の集成材メーカー(岡山や奈良など、林業が盛んな地域に多く所在)に販売され、加工されます。その建材は当社自身も仕入れ、我々が手掛ける家づくりに使用することもあります。集成材は柱や梁に使用されるため高い強度を有していますが、柱の場合は表面の美観を求められることもあります。その他にも、お客様である集成材メーカーが求める品質や特徴に応える原料を探して仕入れてくる、ということが私の主な仕事です。集成材メーカーは私たちにとって仕入れた原料を販売するお客様であり、当社の住宅用建材の仕入れ先でもある、という点が他社と違う点であり、川上から川下までを担う当社の事業の特徴や強みを象徴している独自性であると思います。求める強度や価格、加工のしやすさなど様々な条件を勘案して仕入れを行いますが、フィンランド、スウェーデンなどの北欧、バルト三国あたりの製材工場から針葉樹である欧州アカマツ・欧州トウヒなどの製材品を仕入れるケースが多いです。

渡辺 亮介


使

入社4年目、当社の欧州拠点であるアムステルダム駐在事務所で仕事をすることになりました。日本向けの木材製品の仕入れや検品、工場や森林の視察などを行っていましたが、大きな危機に直面したことがあります。我々が求める品質の木材がなかなか入手できず、ようやく求める品質の木材を発見しても値段が通常の倍近くに跳ね上がっている、迷っているうちにその木材も誰かに買われてしまう、というとても厳しい状況でした。このままでは、日本向けの木材の供給がストップしてしまう。そうなると日本の住宅供給もままならなくなり、消費者に多大な負担がかかる。そのような状況は絶対に避けなければならず、いまこの時こそ踏ん張りどころだと思いました。様々なところから情報を仕入れるため、木材業界の会議に足を運ぶ、ネットで調べた企業に訪問など、考えられることにはすべて取り組み、新規の木材サプライヤーをリストアップし、コンタクトをとりました。今まで住友林業が足を踏み入れていない、地域のサプライヤーにもアプローチしました。その結果、いくつかの新規取引先の開拓に成功し、日本向けの木材供給をなんとか確保することができました。

渡辺 亮介渡辺 亮介




自分自身でも足を踏み入れたことのない国や地域の企業を新たに開拓しビジネスを行うという経験は、とてもチャレンジングで刺激的なものでした。住宅を求める日本の消費者の皆様、そして我々のお客様である集成材メーカーに対しても、木材不足の環境下で工場を稼働させ続けることに貢献できたことは、誇りとやりがいも感じました。取引先とは継続的な関係構築が基本でありますが、その当時に新規開拓したお客様とは今も取引があるため、新たな供給体制を築くことにも貢献できたと思っています。持続的な供給、という観点で言えば国産材の活用も重要になると考えています。もともと私が入社する背景になったのも、国内の林業を活性化させ持続可能な事業として確立していきたい、という想いがあったからです。今後は国産材の知識もより習得し、積極的に提案できるようになりたいと思っています。商社という存在は自らが何らかの生産を行うわけではないいため、常に存在価値を意識することを心がけています。より良いものをより安く、求めるものを迅速に自分が直接お届けする。仕入れ先と販売先の両方に価値を感じてもらうことが私の仕事だと思っています。

渡辺 亮介

あなたにとって、本気とは?

自分に課せられた「使命」を認識し、それを全うしようとして動いている時は「本気」なのだと思っています。商社で働く人間として存在意義が問われるような状況に直面した時は、何としてでも結果を出さねば、という想いがより強くなるものです。「自分は、何のためにこの仕事をしているのか」と考えることが、自分の実力を発揮するために必要なことであると日々意識しています。

住友林業の好きなところ
入社の理由にもなった、川上から川下までをカバーする広範な事業領域を有するところです。これは競合他社にない魅力であり、住友林業の強みだと感じています。また、社員は個性豊かな人が揃っていますが、住宅施工でも、販売でも、商社営業でもそれぞれ当事者意識や使命感を持って仕事に取り組んでいるところは共通です。これらのことは胸を張れるところでもありますし好きなところでもあります。
住友林業に入って良かったと思った瞬間
いろんなことにチャレンジできる環境を実感できた時と、チャレンジにおいて開拓精神が仕事で存分に発揮できた、と思えた時です。実に幅広い仕事が当社には存在するので、これから入社される方も必ずあなたの個性を活かして新しいことにチャレンジするチャンスが巡ってくるはずです。自分の経験で言えば、やはりアムステルダム駐在員時代の経験が印象的です。
住友林業のオススメポイント
社員に任される裁量の幅が広いことで、基本的には「任せてもらえる」ところだと思います。アムステルダム時代は現地職員が2名だけで、新たな国や地域の企業へのアプローチも、基本的には現地の上司に「これをやろうと思っています」という報告を行い、許可を得られれば自分の考えを尊重してくれる環境でした。
部署の雰囲気を教えてください。
上司の方が何でも相談できる話しやすい方で、その雰囲気が部署全体に浸透していて、個性的で面白い人がたくさんいます。北米担当、南米担当、欧州材でも加工済みの製品を扱っている人などそれぞれ得意分野も違っていて、学ぶところがたくさんある人たちが働いています。メンバー同士の仲がいい組織だと思っています。