鷲田 真理子|社員インタビュー|新卒・中途採用情報|住友林業

鷲田 真理子鷲田 真理子

Interviews

相手の立場に立つこと。
それを強みに代えて、前に進む。

相手の立場に
立つこと。
それを強みに代えて、
前に進む。

渉外室
鷲田 真理子 Mariko Washida
2008年入社 文学部総合文化学科卒
Profile
就活で最も大切にしていたのが、「会社(人)の雰囲気」。人生で一番長く過ごす場所だからこそ、社員から感じる会社の雰囲気を大切にした。住友林業の社員にエネルギッシュさを感じ、一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手になった。入社後、住宅事業本部営業推進部に配属。オーナーサポート業務に従事。その後、同、住宅事業本部の阪神支店、神戸支店などで総務担当として契約物件の管理や回収管理を担当。7年目に総務部秘書室に異動。10年目より現職。


入社して6年間は住宅事業本部の支店で、支店全体をマネジメントする総務グループで契約物件の管理等を担当しながら、管理の基礎を学んでおりましたが、入社7年目、秘書室に異動となりました。当初は役員秘書としてスジュール管理などを担当していましたが、次第に業務の幅は広がっていきました。
住友林業は住宅建築業界の一員として、日本の住宅建築産業の成長・発展に資する活動を進めていますが、現在私は、渉外担当の顧問秘書として国内外における渉外活動に同行し、また部署のメンバーと協力して多様な業務を行っています。たとえば、国内での活動では、良質な住宅や住環境の充実を目指す取り組みの中で、住宅を購入検討されているお客様にとってメリットとなり得る住宅ローン減税の拡充や住宅ポイント制度などを業界として取り纏め、要望し、経済対策に反映させるための働きかけを行っています。海外に係わる活動としては日本の住宅建築産業の海外進出を後押しするため、国内外の業界団体や会員企業との関係性を構築する場を創出し、海外進出に向けた具体的な課題や施策を検討し、相手国への働きかけを実施するなど、業界としての多彩な取り組みに参加しています。このような渉外活動を通じて、より良質な住宅をお客様へ提供することや日本の高品質な家づくりなどを海外に広げることで相手国の住宅・都市の発展と豊かな住生活の提供につながると思っています。
私は、時々の依頼内容に応じた情報収集や現地調査などを通じ、住友林業の渉外活動をサポートする役割を担っています。かつて総務担当として勤務していた経験を活かし、国内の各支店へのアンケートやヒアリングなどを実施し、現場の声・要望を吸い上げるなど、リアルな情報収集も行っています。私の渉外活動の基礎は、総務担当として支店のマネジメントに携わった経験から醸成されていると感じております。

鷲田 真理子


日本の住宅建築業界団体と日本政府合同により、インドネシアで「日本・インドネシア都市開発・住宅セミナー」を開催した際、私は事務局運営スタッフの一人として参加しました。このセミナーの目的は、経済成長著しいインドネシアへ、日本の住宅建築産業が進出する機会を創出するために開催されたもの。具体的には日本の都市開発・住宅を紹介することで、現地関連業者とのビジネスマッチングを図り、日本の住宅建築産業のインドネシア進出の足掛かりをつくるのが狙いでした。
私の主な役割は、セミナー会場にいつ、誰が来場するかなどのスケジュールの把握と調整でしたが、加えて配慮したのが、日本人とインドネシア人の間にあるイメージのギャップでした。セミナーの在り方や、住宅に対する考え方など、様々なギャップがありますが、それは歴史や民族、文化や価値観の違いから生まれてくるものであり、ギャップを最小化するのが自分に課せられた役割とも感じていました。そのために私が大切にしていたのは、インドネシアの方々に対する気配りであり心配り。支店総務、秘書時代の経験を活かし、相手が今何を感じ考えているか、相手の立場になって察知し、適切な対応を取ることを心掛けました。想定外のスケジュール変更などもありましたが、事務局や協力を仰いだ当社の現地駐在員と連携し一つのチームとなって運営に取り組み、約500名の参加者となったセミナーを無事に終えることができました。今まで培ってきた対人対応力などのスキルを活かし、やり遂げた手応えがあった取り組みです。

鷲田 真理子鷲田 真理子


最近は、日本の住宅建築産業の海外進出に関する案件が多く、渉外活動として海外に渡航する回数も増えています。当社が会員となっている(一社)国際建築住宅産業協会の活動の1つとしてミャンマーで、「アフォーダブルハウス」を建築しました。アフォーダブルハウスとは、価格が手頃、取得可能な住宅を意味します。日本の建築技術や住宅部材を紹介し、新たな住宅建築ビジネスの可能性を探ると共にミャンマーにおける住宅産業の発展に寄与する取り組みです。このように幅広い案件に携わるなかで、海外住宅業界や国内業界団体の方々、あるいは同業の企業役員や渉外担当の方、関係省庁の担当者など、本当に多くの方との出会い、発見があり、知見を得ながら、成長してきたと感じています。また活動する中で築いた業界や諸外国の方々と関わる中で得られた情報から、社内の課題解決や、新しいプロジェクトに繋がることもあります。日本の住宅建築産業にも、もちろん住友林業にも、渉外業務は必要不可欠な存在であると感じることができ、それがやりがいにもなっています。現在の業務上の課題は、英語力を磨くこと。海外とのやり取りのほとんどが英語であるため、英語力を磨き、「相手の立場に立つ」という強みを活かし、自分が中心となって海外の方と交渉できる人財に成長したいと考えています。

鷲田 真理子

あなたにとって、本気とは?

決して失敗が許されない、一切手が抜けない状況に身を置いたとき、ゴールに向かって入念に準備している状態が本気だと思います。もちろん経験してきた全ての仕事に本気で取り組んでおりましたが、特に私が携わった経験の中で、該当するのが「日本・インドネシア都市開発・住宅セミナー」の開催でした。

住友林業の好きなところ
事業の中心に「木」があり、軸がはっきりしていることです。経営理念にもありますが、住友林業は木を活かし人々の生活に関するあらゆるサービスを提供しています。軸がはっきりしているからこそ、物事を考える際に何を大切にしたいかを常に意識して判断できると思います。また当社はCSRやESGという概念や環境問題への意識がなかった100年以上前から、サステナブルな事業モデルを推進しています。好きであると同時に誇りを感じます。
住友林業に入って良かったと思った瞬間
秘書室での業務を経験したことが入社して良かったと思えることの一つです。最初は戸惑いも多かったのですが、秘書室の仕事を通して、事業フィールドの広い住友林業で働く、様々な部署の方と話をする機会をいただき、企業理解も深まりました。結果的に、自分自身の視野や考え方も広がり、成長した実感があります。
住友林業のオススメポイント
元々、明確にやりたい仕事があって住友林業に入社したわけではありません。いろいろな分野の事業展開をしている点に興味が湧いて志望しました。就活においてやりたいことがあればそれを目指せば良いと思いますが、やりたいことが明確でなくても、好奇心があれば、事業フィールドが広いため入社してからでも、やりたいことが見つけられると思います。それがオススメポイント。
部署の雰囲気を教えてください。
私が所属する渉外室は他事業部と異なり、社員6名という少人数の組織になるので、アットホームな和気あいあいとした雰囲気です。みんな率直に言いたいことが言える環境ですし、上司も耳を傾けてくれます。渉外室も含めて、住友林業は思いやりのあるいい人が集まっている会社だと思います。みんなが助け合い、支え合いの精神を持っていますし、相手への心配り、気遣いがあります。とても働きやすい環境です。