古屋 絵理|社員インタビュー|新卒・中途採用情報|住友林業

古屋 絵理古屋 絵理

Interviews

一本の線が壁になり、
空間になり、
カタチになる感動を求めて。

一本の線が
壁になり、
空間になり、
カタチになる
感動を求めて。

住宅事業本部 設計グループ
古屋 絵理 Eri Furuya
2017年入社 理工学部建築学科卒
Profile
幼い頃から住宅のデザインに興味があり将来、自分で家をデザインすることが夢だった。大学も建築学科に進み、就職に際しても設計士を志望。就活の軸としていたことは、長く働くことができる環境であること、そしてレベルの高い家をデザインしたい、という2点。住友林業には「温もりのある木の家」に惹かれたことに加え、「自由設計」であることからレベルの高い家をデザインできると感じ、入社を決めた。


お客様の想いをカタチにすることが設計士の役割です。そのため私たちは、ご契約の前から営業担当に同行してヒアリングを開始します。お客様の家づくりのイメージや夢、現在の住まいへの不満や悩み、新しい家への要望や希望など、早い時期からお客様のニーズ把握に努めます。どのような間取りを望んでいるかは大切な要素ですが、お話を伺っていく中でお客様のことを理解し、そのお客様だけの特別な家をつくりあげていくという気持ちで臨んでいます。お客様がずっと長く暮らしていく家です。100%満足していただける家を提供したい。そのためには、何が気になっているか、何にこだわっているか、お客様が明確に言葉にできない部分を、表情や雰囲気から汲み取り、お客様の本音を把握することが大切だと思っています。数ヶ月の打ち合わせの中で築いたお客様との関係は特別なものです。たくさんの思い出を胸に迎える引き渡しの日、お客様の「ありがとう」という言葉に、この仕事のやりがいが詰まっていると思います。この日に向けて準備してきたこと、苦労したこと、厳しい局面を乗り越えてきたことすべてが、「頑張って良かった」に変わる瞬間です。

古屋 絵理


入社2年目、初めてゼロから手掛ける注文住宅を担当しました。お子様が3人いるご家族。提案した間取りプランに納得いただき契約に至ったのですが、契約後、詳細な設計に入った段階で、お客様から新たな要望が示されました。実は、契約の際に、お客様は言葉にしなかったものの、「満足していないのでは」という感触はあったのです。お客様のご要望のキーワードは「開放感」。3Dでは自分の想いは伝わらないと思い、手書きの図面で複数案を作り、それぞれの間取りのメリット、デメリットをまとめた資料を用意しました。そして、複数ある案の中でも私が一番お勧めできる案を説明した際、お客様の表情が変わったのです。「これだ」と。私の想いとお客さまの想いがリンクした瞬間でした。嬉しさと同時に、お客様に満足していただいて、計画を進めていくことがとても大切であることを痛感しました。採用された案は、広がりのある空間演出のために扉は出来るだけ設けず、吹き抜けと階段の効果的配置で開放感を感じられるというもの。引き渡し後に訪問した際、お客様の喜びの表情、感謝の言葉が強く印象に残っています。この初めて手掛けた注文住宅は、現在に至る私の設計士としての考え方や行動の基礎を形づくった案件です。

古屋 絵理古屋 絵理


設計士は着工後も現場を訪ね、図面通りに建築が進んでいるかどうか、納まりなどに問題はないかなどの確認を行います。初めて手掛けた注文住宅の施工現場を訪ねた際、お客様と打ち合わせを重ねて決定した間取りが、実際に建っていること、一本の線が壁になり、空間になることに、大きな責任を伴う仕事と思いながら、とても感動しました。自分の思い描いたイメージがカタチ=立体になる。それは設計士だから味わえる、仕事の醍醐味だと感じています。私にとって、初めて手掛けた注文住宅がすべての出発点であり、その初心を忘れないためにも、当時の資料を手の届くところに置いています。日々仕事をする中で、今やっている業務は何のためにやっているのか、誰のためなのか。その原点に立ち返ることが「初心」であり、今後もその気持ちを大切にしていきたい。一級建築士の資格取得と社内コンペへの挑戦が当面の目標ですが、家づくりの知識、経験を蓄えて、幅広い年齢層のお客様にベストな提案をできる設計士に成長していきたいと思っています。また、女性ならではの人生経験や生活体験を家づくりに活かしていきたいと考えています。

古屋 絵理

あなたにとって、本気とは?

設計士の目線ではなく、お客様の立場に立って行動することが、私にとっての本気です。かつて、なかなか打ち解けてもらえないお客様がいました。打ち合わせでは「設計の女の子」と呼ばれ、すごいショックでした。その後、本気でお客様の立場に立って対応する中でお客様にも変化が現れ、最後はファーストネームで呼ばれる関係を作ることができました。お客様の立場に立つ大切さを実感した経験です。

住友林業の好きなところ
契約前から設計士が打ち合わせに参加することで、お客様の家づくりに対し、一緒に、また真剣に取り組むことができるところです。お客様を理解し、お客様の想いや考えを汲み取ることで、早い時期から関係を築くことができ、契約後もその関係は深くなっていきます。それが、お客様の住まい方や暮らし方まで、一歩踏み込んだ提案を可能とし、良い家づくりの実践につながっていると感じています。何度も打合せを重ねているため、お引き渡し時には、お客様との関係が強くなっていることを実感します。
住友林業に入って良かったと思った瞬間
お引き渡しの際、お客様からいただいた「ありがとう」という言葉。心から入社して良かったと思った瞬間でした。他社でも同様な場面はあるでしょうが、お客様と濃密な時間を過ごし、徹底してお客様の満足を追求する姿勢は住友林業の風土だと思います。また社内に目を向けると、周囲には優しく良い人が多い、というのも入社して良かったと思う点。優しくありつつ、厳しい意見を言い合える雰囲気も気に入っています。
住友林業のオススメポイント
設計力の高い人が多数いることです。この設計力にこそ、住友林業の家づくりのすべてが集約されていると思っています。そうした環境に身を置くことで、自分を高めることができますし、自分のモチベーションも上げることもできます。ハウスメーカーで設計の仕事をしたい、注文住宅の家を自分の手でつくってみたいと思っている人にとって、住友林業は絶好のフィールドであると確信しています。
部署の雰囲気を教えてください。
私が所属する設計グループは、設計士1名あたり年間約10棟、ご契約前、ご契約後併せて常時5~7棟の案件を同時並行で進めています。非常に忙しいですが、メンバーは一生懸命取り組んでいます。そんな環境ですから、言葉にすれば常に強風が吹いているイメージでしょうか。年齢層も幅が広いですが、最近は若手も増えてきており、女性の活躍も目立ってきています。強風の中にフレッシュな風が吹き始めています。