お客様が思い描く「暮らし」を、
施工管理の立場から具現化していく。
私は生産担当として入社し、注文住宅の施工管理業務に携わっています。住まいづくりは、まず営業担当がお客様と契約を結び、次に設計担当がお客様の想いを図面で具現化していきます。設計に関する打ち合わせ後は私たち生産担当も加わり、施工の観点からより良い仕上がりにするため社内で打合せを実施します。工事が始まれば、お客様との窓口は私たちが担当し、進捗に合わせて工事現場での案内、打合せも行います。施工管理者として、基礎から躯体、電気や配管などの設備や内外装など住宅に関わる全ての施工の品質・安全・工程・原価管理を行い、竣工まで進めていきます。大事なことは、設計担当が深く理解している、お客様が思い描くこの家の「暮らし」を、私自身も深く理解しておくことです。多くの場合、私の業務における成果はお客様の目に直接触れないところに現れるのですが、お客様にとっての住み心地に大きく影響を与えます。図面に現れない細かい「納まり」に気を配り、現場で働く職人さんたちとコミュニケーションを重ね、お客様の想いを形にしていきます。
千差万別のお客様の「想い」が、
私たちの「本気」のスイッチになる。
以前、築100年を超える住宅を解体し、新たに建て直すという物件に携わりました。お客様はその家で生まれ育だったため、かつての住まいをできるだけ再現してほしいというご要望がありました。しかしながらその内容は施工の難易度に大きく影響を与えるものでした。旧家屋の梁に使われていた木材を新築でも化粧梁として再利用する計画でしたが、解体工事時に計画より梁の寸法が短くなってしまう事態が発覚しました。どのように解体し、どのような納まりにすれば美しく仕上がるか、解体工事を行う職人さんたちだけでなく、新築施工に関わる職人さんたちと連携を取りながら進めていく必要がありました。様々な人を巻き込み、試行錯誤して考え抜いた結果、梁も上手く納めることができ、最終的な仕上がりにも、とてもご満足いただくことができました。お引き渡し後に何度か訪問しましたが、お客様はその家での暮らしに徐々に慣れてこられた様子で、安心とともに大きなやりがいを感じました。住友林業が手掛ける注文住宅には一つと同じものがなく、一邸一邸が新しいことへのチャレンジ、お客様の新たな暮らしを作る取り組みになります。お客様の想いに触れることで、私たちの本気のスイッチが入るのです。
壁を乗り越えて掴んだ、施工管理の「勘所」。
先輩たちから学び、
より難易度の高い物件に挑戦したい。
入社2年目から本格的に施工管理の主担当を担うようになり、経験を積み重ねてきました。もちろん、順風満帆にここまで来ることができたわけではなく、苦しい時期も経験しました。特に3年目から4年目までは、独り立ちをするために、任される物件も増え、1つ1つの現場での管理に十分な時間が取れないことがありました。結果として段取りの悪さから通常よりも多くの時間を要してしまい、職人さんたちにも余計な負担をかけたことなど、悔しい想いも経験しました。そこから得られた教訓が、施工現場に携わる人たちが口にする「段取り8割」の大切さでした。お客様の思い描く「暮らし」をしっかり理解すること、更に、先を読んで段取りを組むこと、といった施工管理の勘所を掴み、今ではより多くの物件を手掛け、お客様も職人さんたちも満足できる仕上がりのものを施工できるようになってきました。上司を含め、先輩方は全国で表彰される方がいるほど、目標となる社員に囲まれて日々仕事をしています。今後は、より複雑で難易度の高い物件にもチャレンジし、後輩を指導できるような存在になっていきたいと思っています。
起点は「お客様に喜んでもらうため」で、すべてはここからはじまります。当社の住まいは注文住宅なので、一邸一邸新しいチャレンジがあり、異なるお客様の思い描く「新たな暮らし」に取り組むことになります。お客様の「想い」に触れることで、自然と「本気」になっていくものです。特に準備段階の打ち合わせで、しっかりとお客様が思い描く暮らしはどんなものなのか、を深く理解することが大切です。