お客様に喜んでいただくために、
一緒になって進める家づくり。
私は前職の経験を活かし、生産担当として、新築注文住宅の現場を管理する仕事に携わっています。着工前準備から着工後の現場巡回や検査、打ち合わせ、引き渡し後のフォロー等、アフターメンテナンスに引き継ぐまでを一貫して担当。常時10棟前後の現場を受け持ち、日々巡回する中で工事の最適化を進めています。具体的には、予定している期間や予算内で工事が進むように工程管理や原価管理を行いながら、品質を確認。また現場に携わる職人さんたちや現場周辺への安全管理を行っています。それらすべての管理は、最終的にお客様に喜んでいただくことを目指すもの。その実現のためには、お客様目線で考え、お客様とのコミュニケーションを密にとることが極めて重要だと考えています。工事が進行していくと、実際の建物を見たお客様から新たな要望が示される場合もあります。その際、より良い家づくりのために最善の提案をするなど、現場でお客様と一緒に家づくりをしている実感があります。人が生活していく上で必要な衣食住の一つを担い、何もない更地から家をつくり上げていくこと、そして完成した家をお客様に喜んでいただけることにやりがいを感じています。
新しい環境への戸惑い。
周囲の手厚いサポートで壁を乗り越えた。
私は13年以上にわたって、輸入ハウスメーカーで現場管理の仕事に携わっていました。住友林業に転職して1ヶ月弱、初めて現場を担当。かつての経験から自信はあったものの、異なる業務に戸惑い、不安な毎日を過ごしていました。構法自体の違いもありましたが、事務処理一つを取ってみても壁にぶつかり、周囲に確認を取りつつ仕事を進めていく状況でした。私にとっては思わぬ事態であり、新人時代のように、がむしゃらに、早く業務に慣れるよう取り組みました。深く心に残っているのは周囲のサポート。業務で自分が行き詰まり、教えてもらう際、迷惑にならないようにタイミングを見計らっていたのですが、「ちょうど同じ作業をこれからするから一緒にやりましょう」と、手取り足取り教えてもらった経験があります。「迷惑かけてばかりで、すいません」と言ったとき、自分より年下の彼は「迷惑なんて思っていません。何も教えてないのに、いきなりはできないですよね。一緒に頑張りましょう」と言ってくれました。彼のみならず、上司や同僚の手厚いサポートがあって、入社1年目の壁を乗り越えられたと感じています。
「この人に任せておけば大丈夫」
そう思われる現場監督に成長したい。
ある農家の新築注文住宅の建築は、私にとって、現場監督として節目となる案件でした。住友林業の家づくりを理解し具現化できた、確かな手応えがあったからです。2世帯住宅で約60坪の家でした。建物の中心に吹き抜け・中庭がある複雑な構造で、和室の間取りの収まりにも難しさがありましたが、これが、一つとして同じ家がなく、様々な表情を持った生活の場を提供できる住友林業の「自由設計」の力なのだとも思いました。家づくりをカタチにするにあたり、工事の変更や追加などを判断し、施工する難しさはあったものの、足場を外して外観があらわになったとき、無事に完成して引き渡したときのお客様の喜びの表情は強く印象に残っています。人それぞれ求めている空間やニーズの違いがある中で、それに応えられるのが住友林業だと思います。今後は今まで以上に、現場を仕切る監督として、自信を持った判断・行動をしていくことが重要だと考えています。そのために、多種多様な家づくりの経験を蓄積し、多彩な知識を得ていく中で、現場監督としての引き出しを増やし、「この人に任せておけば大丈夫」と思われる現場監督に成長していきたいと考えています。
忠実で、誠意を持った対応を心掛けて、現場に臨んでいます。それは社内のチームメンバー、職人さんやお客様など、関係するすべての人が対象です。その心掛けを持続することが、私にとっての本気です。また、お客様からイメージと異なるなどの指摘を受ける場合もあります。その際、いかにして最善の提案をして解決するか。喜んでいただくためにどうすればいいか。それを考え行動する際、本気度がアップします。