ニュースリリース(2007年)

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2007年2月21日

バイオ技術で開花した「秀吉由来の桜」の共同植樹式の実施について

 独立行政法人国立病院機構徳島病院(以下:徳島病院)と住友林業株式会社(以下:住友林業)は、バイオ技術によって増殖された枝垂れ(シダレ)桜を、このほど徳島病院にて共同植樹することになりました。共同植樹式は2月23日午前10時より実施されます。

植樹することとなった枝垂れ桜は、豊臣秀吉が執り行った「醍醐の花見」で有名な京都市伏見区・真言宗醍醐派總本山醍醐寺に植栽されている『土牛(とぎゅう)の桜(シダレザクラ)』*から、バイオテクノロジーによりクローン苗の増殖に成功した枝垂れ桜の若木です。

*日本画家の奥村土牛(おくむら とぎゅう)氏が作品『醍醐』に醍醐寺三宝院(だいごじさんぼういん)の大玄関前にあるシダレザクラを描いたことから、通称「土牛の桜」と呼ばれています。

【植樹に至る経緯】

 徳島病院では2005年の新病棟建設に伴い、大きな桜の木を切らざるを得なくなりましたが、患者の皆様からは「春を感じられなくなってしまった」と残念に思う気持ちが数多く寄せられました。こうした患者の皆様の声を受けた医師らが思案していたところ、その中の医師の一人が「醍醐寺境内に移植されたクローン桜が開花した」との報道に触れ、本技術の開発にあたった住友林業に相談を行いました。

 お花見を楽しみにしている多くの患者の皆様の想いに応えるため、苗木(樹高 約1.2メートル)に加え、2004年春に開花した第一号の記念すべきクローン桜の兄弟にあたる若木(樹高 約5.5メートル)の2本のクローン桜を徳島病院と住友林業グループ、患者の皆様、ボランティアの皆様全員が協力して植えることとなりました。そのため植栽地や植栽時期そして若木の選定、また醍醐寺のご協力等関係者が準備を進め、今回の共同植樹式の運びとなりました。

【バイオ技術によるクローン桜の開発】

 樹勢が衰え枯死の危険性がある醍醐寺の『土牛の桜』の樹勢回復と後代稚樹の養成に住友林業が取り組むこととなり、2000年にこの枝垂れ桜から組織培養によりクローン苗を大量に増殖する技術の確立に成功しました。その後増殖した苗は順調に生長し、最初のクローン苗を地面に定植してから4年が経過した苗は約5mの高さに順調に生育し、2004年3月に初めて開花しました。このクローン桜はその後醍醐寺境内に移植され、2005年3月に移植後初めて開花となりました。そして組織培養に成功したこの枝垂れ桜を「太閤千代しだれ」と命名し登録しています。

【植樹式概要】
(詳細は別紙 -「太閤千代しだれ」桜共同植樹式スケジュール- をご参照下さい。)

  1.日時 平成19年2月23日(金) 午前10:00 ~ 午前11:00
  2.場所 独立行政法人国立病院機構徳島病院
(住所:徳島県吉野川市鴨島町敷地1354)
  3.次第   ・植樹式
・病棟自治会「青筍会」、ボランティアの皆様による活動報告、ミニ演奏会
・植樹する醍醐寺由来の枝垂れ桜についての講演会

植樹式に合わせて、筋ジストロフィー病棟の患者さんたちの自治会「青筍会」や病院ボランティアの皆様による活動報告や演奏会、そして植栽するクローン桜に関する講演会などを予定しています。

※本リリースの共同植樹式につきましては、無事に終了いたしました。(平成19年2月23日)


以上
<本件に関するお問い合わせは、下記までお願い致します。>
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 佐野、佐藤、西田
TEL:03-3214-2270

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