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製品・サービスの安全
及び品質マネジメント
基本的な考え方
住友林業グループは、企業活動における品質のさらなる向上を図るための方針である「住友林業グループ品質方針」の実践を通じ、「ZERO DEFECTS(ゼロディフェクト)」を追求し、新たな取り組みにチャレンジすることにより、お客様の感動を生み、信頼される商品・サービスを提供します。
住友林業グループ全社と、グループの事業に関連するビジネスパートナーには、この方針に沿って企業経営の基盤として品質向上のための活動に日頃から取り組むことを求めています。
方針には、グループ社員を対象とした品質に関する価値観や行動に関するアンケート、役員・主管者、主要取引先へのインタビューを通じて抽出された、品質向上に対するステークホルダーからの期待が反映されています。
また、ホームページでこの方針を公開している他、ポスター掲示、社員手帳への掲載など、様々なツールで理解と浸透を図っています。
住友林業グループ品質方針
住友林業グループは、 「ZERO DEFECTS(ゼロディフェクト)」を追求し、新たな取り組みにチャレンジすることにより、お客様の感動を生み、信頼される商品・サービスを提供します。
- 全員参加による品質の向上
当社グループから生み出されるすべての商品やサービスは品質そのものであるという認識のもと、全員が自覚を持って品質の向上に取り組みます。 - お客様満足度の向上
組織として品質リスクを洗い出し、仕組みやルールを継続的に改善することにより、お客様満足度の向上を図ります。 - コンプライアンスの徹底
お客様からの要求事項、関係法令、自主基準等を遵守します。 - デジタル化・省力化の推進
社会構造の急激な変化に対応するため、積極的にデジタル化・省力化を推進し、職場の負荷を軽減することで品質の向上に努めます。 - 品質の維持・向上を担う人財の育成
品質の維持・向上のための教育を行うことにより、当社グループの財産であるノウハウを次の世代に伝承します。 - コミュニケーションの推進
当社グループの仕組みやシステムを有効に活用し、お客様をはじめとする全てのステークホルダーと積極的にコミュニケーションを図ります。
代表取締役 社長 光吉 敏郎
品質のマネジメントシステム
推進体制
住友林業グループでは、お客様に提供する製品・サービスの品質の継続的な向上を図るため、品質のマネジメントシステム認証であるISO9001の取得を進めています。
住友林業グループは、製品及びサービスの品質を継続的に改善すること、労働災害を撲滅させることを目的に、社長直属の組織である「品質・安全マネジメント室」を設置しています。国内外グループ全体への指導・助言や、品質及び労働安全衛生マネジメント体制を整備・強化しています。併せて、グループ全体に関わる重要な品質の事案については、ESG推進委員会において審議・報告しています。2022年度は、国内外グループ70社の品質管理体制について実態を調査し、 ESG推進委員会等で報告しました。
ISO9001マネジメントシステムの導入と強化
住友林業グループでは、信頼される商品・サービスを提供し、お客様満足度の向上を図るため、ISO9001品質マネジメントシステム(以下、ISO9001)の運用を推進しています。
住友林業グループの中でも、特に品質管理の重要度が高い事業を分析し、優先順位を付け、導入推進を実施しています。
ISO9001の導入には、自己適合宣言※による運用を開始してから、外部審査を受ける手法を推奨し、導入難易度を下げる工夫をしています。
ISO9001の自己適合及び外部認証を取得した部署・部門は、定期的に内部監査を実施するなどマネジメントシステムの運用を進め、継続的な改善を図っています。
なお、連結子会社のうち品質管理の重要度が高い事業を認証取得対象としており、2022年度における対象組織の認証取得割合は98.7%(売上高ベース)です。
※ ISOに基づくマネジメントシステムを自社で構築、運用、適合していることを宣言すること
グループ各社の品質マネジメントシステム(ISO9001)認証取得状況
会社名 | 国 | 認証の種類 | 取得年月 | 更新年月 |
---|---|---|---|---|
住友林業 海外住宅・建築・不動産事業本部 建築事業部 |
日本 | ISO9001:2015 | 2015年9月 | 2021年8月 |
住友林業クレスト | 日本 | ISO9001:2015 | 1999年3月 | 2022年11月 |
住友林業緑化 環境緑化事業部 | 日本 | ISO9001:2015 | 2002年9月 | 2020年9月 |
住友林業緑化 農産事業部 | 日本 | ISO9001:2015 | 2020年3月 | 2022年12月 |
住友林業ホームエンジニアリング | 日本 | ISO9001:2015 | 2006年3月 | 2021年3月 |
住友林業ホームテック | 日本 | ISO9001:2015 | 2017年3月 | 2023年3月 |
コーナン建設 | 日本 | ISO9001:2015 | 2011年9月 | 2023年3月 |
ネルソン・パイン・インダストリーズ(NPIL) | ニュージーランド | ISO9001:2015 | 1993年7月 | 2022年7月 |
クタイ・ティンバー・インドネシア(KTI) | インドネシア | ISO9001:2015 | 1997年9月 | 2022年11月 |
リンバ・パーティクル・インドネシア(RPI) | インドネシア | ISO9001:2015 | 2003年6月 | 2022年3月 |
アスト・インドネシア(ASTI)第一工場 | インドネシア | ISO9001:2015 | 2002年10月 | 2020年10月 |
アスト・インドネシア(ASTI)第二工場 | インドネシア | ISO9001:2015 | 2022年1月 | - |
ヴィナ・エコ・ボード(VECO) | ベトナム | ISO9001:2015 | 2014年3月 | 2023年3月 |
キャニオン・クリーク・キャビネット(CCC) | 米国 | ISO9001:2015 | 2003年8月 | 2022年3月 |
パン・アジア・パッキング(PAP) | タイ | ISO9001:2015 | 2018年7月 | 2021年7月 |
グループ各社の製品認証取得状況
グループ会社 | 国 | 認証の種類 | 認証更新年月 |
---|---|---|---|
ネルソン・パイン・インダストリーズ(NPIL) | ニュージーランド | JAS認証(LVL) | 2022年6月 |
JIS認証(MDF) | 2022年6月 | ||
CARB認証(MDF)※ | 2022年8月 | ||
EPA認証(MDF)※ | 2022年8月 | ||
クタイ・ティンバー・インドネシア(KTI) | インドネシア | JAS認証(合板、LVL、集成材) | 2022年9月 |
Q-Mark認証(ドアブランクス) | 2022年5月 | ||
CARB認証(PB) | 2022年5月 | ||
EPA認証(PB) | 2022年5月 | ||
CARB認証(合板) | 2020年12月 | ||
EPA認証(合板) | 2020年12月 | ||
CE Marking(合板) | 2021年7月 | ||
リンバ・パーティクル・インドネシア(RPI) | インドネシア | JIS認証(PB) | 2022年3月 |
CARB認証(PB) | 2022年2月 | ||
EPA認証(PB) | 2022年2月 | ||
シナール・リンバ・パシフィック(SRP) | インドネシア | JAS認証(フローリング/集成材) | 2022年2月 |
ヴィナ・エコ・ボード(VECO) | ベトナム | CARB認証(PB) | 2021年7月 |
EPA認証(PB) | 2021年7月 | ||
JIS認証(PB) | 2021年12月 |
※ カリフォルニア州大気資源局(CARB)、米国環境保護庁(EPA)の定める特定木質製品からのホルムアルデヒド放散量規制
社内浸透・教育
「品質方針」制定に伴い、グループ社員のより深い認識と理解を促進するため、住友林業の各職場及び国内外のグループ会社の各事業所・工場等にポスターを配布しました。社長自らの労働安全衛生と品質に対する住友林業グループ全体に係る想いを表現した標語ポスターです。「ZERO DEFECTS(ゼロディフェクト)」は、「不具合・不良・不備ゼロ」を意味し、グループの全事業、全職種に当てはまる標語になっています。社員の目に留まりやすい場所に方針ポスターを掲示することに加え、「住友林業グループ品質方針」を社員手帳や社内WEBサイトなどを用いることで全社員へ継続的に浸透を図っています。

住友林業グループ 「SAFETY FIRST(セーフティファースト)、ZERO DEFECTS(ゼロディフェクト)」 標語ポスター
人財育成
住友林業グループは、ISO9001の認証取得やISO9001「自己適合宣言」を推進しています。内部監査の実施や導入検討会社への研修会などを支援するとともに、グループ社員を含めた内部監査員研修を実施し、人財の育成にも努めています。2021年度から品質・安全マネジメント室が主催するISO9001内部監査員養成講習会を開始し、2022年度は、80名(内部監査員資格コース64名、規格解説コース16名)が修了しました。
また、社内WEBを通じグループ会社も含めた社員が受講可能なeラーニングに「労働安全衛生・品質」講座を設置。住友林業グループ品質方針の理解浸透を図るコンテンツを新たに開講し、品質向上のための教育を推進しています。今後も品質向上のための体制を整備・強化し、品質に関する人財育成への取り組みを進めていきます。
住友林業グループのISO9001内部監査員 資格取得者数
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|
15名 | 135名 | 155名 |
※外部講習での資格取得者を含む
2022年度 主な品質に関する教育(全社教育)
名称 | 形態 | 目的 | 対象 | 受講者数(名) |
---|---|---|---|---|
組織運営に役立つISOって何? 【2021年8月開講】 |
eラーニング | ISOマネジメントシステムの基礎を理解し、組織の課題・悩みを解消するための仕組みづくりを進める活動に結び付ける | 住友林業 グループ会社(一部除く) |
2,349※ |
ISO9001マネジメントシステム 【2021年11月開講】 |
eラーニング | ISO9001マネジメントシステムの基礎から一歩進み組織の課題・悩みを解消するための仕組みづくりを進める活動に結び付ける | 住友林業 グループ会社(一部除く) |
2,297※ |
住友林業グループのZERO DEFECTSとは? もっと知ろう、私たちの品質方針! 【2022年7月開講】 |
eラーニング | 「住友林業グループ品質方針」の理解を深め、全員が一丸となって品質向上につとめること | 住友林業 グループ会社(一部除く) |
94※ |
知っているようで、知らない!? リスクアセスメント Part.1 基礎から学ぼう、重点ポイント! 【2022年12月開講】 |
eラーニング | 安全とは何か、リスクとは何か、危険源とは何かという概念を学び、リスクアセスメントを理解する | 住友林業 グループ会社(一部除く) |
28※ |
ISO9001マネジメントシステム 内部監査員養成講習会 |
集合研修 | ISO9001の要求事項(概要)と内部監査技法のポイントについて演習を交えて習得し、内部監査スキルの向上を目指す | 住友林業 グループ会社 |
80 |
ISO9001マネジメントシステム 概要研修 |
集合研修 オンライン研修 |
海外グループ会社へ渡航する前に、現場の労働安全衛生管理に関する知識を身に付ける | 海外グループ会社への渡航者 | 25※ |
※ 2022年12月末時点の累計
お客様満足度の向上
お客様相談室では、仕事の中での心温まるできごと、お客様からの感謝の言葉、ご指摘で学んだことなどをグループ会社も含めて募集し、社員の投票で選ばれた受賞者の体験談を、社内WEBサイトで発表しています。住友林業グループの仲間の貴重な体験は、お客様満足度向上に取り組む際のヒントに活かしています。
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