住宅事業
事業概要
住宅事業では、1975年に戸建注文住宅事業に参入して以来、長寿命で高品質な住宅を普及させることで良好な住環境を提供してきました。現在では、戸建注文住宅事業で培った設計力・技術力を活かし、リフォーム事業、賃貸住宅事業、不動産の管理・仲介、戸建分譲住宅事業や緑化事業など、住生活に関する幅広い事業を展開しています。




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国内販売引渡棟数 戸建注文住宅・賃貸住宅・戸建分譲住宅 合計
8,596 棟炭素固定量※
171,967 t-CO2※ 戸建注文住宅・賃貸住宅・戸建分譲住宅・建築事業で使用した実際の木材使用量を樹種別に分け、各々の比重を基に炭素含有量を算出し、CO2固定量を計算
住宅事業における主な活動
営業・商品開発
- お客様のご要望に合わせて設計した戸建注文住宅を提供
- 耐久性、耐震・耐火・断熱性能、ユニバーサルデザインなど、様々な面から住宅の性能向上を追求した商品開発の実施
設計
- 住宅設計段階で安全性や耐久性、環境負荷などを十分に検討し、長寿命で高品質な住宅を提供
- ZEHの推進やビッグフレーム(BF)構法などの開発を通じて、高い長期優良住宅認定取得率を維持
資材調達
- 木材やコンクリートから、キッチン・トイレなどの住宅設備まで幅広い資材の調達を実施
施工
- 日々作業の安全を確保した上で、お客様へ期日通りに完成した建物の引き渡しができるよう丁寧かつ効率的に作業を実施
- 協力施工業者・職方への安全研修や環境教育を実施し、住友林業グループの方針・施策を現場で確実に実行できる体制づくりを推進
アフターサポート
- 長く住み続けられる住宅の提供を目指し、例えば、顧客満足度調査の実施、コールセンターの設置、住宅引渡後30年間の無料定期点検の実施、30年目以降は維持保全計画に基づく有料メンテナンス工事を実施して10年ごとに建物保証を延長することで無料定期点検を60年目まで実施
住宅事業における
「ESGへの取り組み一体化推進」
住宅事業では、お客様が長く安心・安全な暮らしを送れる住宅やサービスを提供するとともに、開発・設計から施工にわたる各工程における地球環境への配慮や、持続可能な木材や建築資材の使用、安全な労働環境下での施工の実施が重要な課題と認識しています。
環境負荷低減にもっとも貢献できる分野の一つが、住宅居住時に排出される温室効果ガスの削減です。お客様のニーズに合わせながら省エネ、創エネ、レジリエンス機能を付加するZEH仕様の住宅を推奨し、ZEH受注拡大に努めることで家庭のエネルギー消費量の削減を図っています。さらに、建てるときから暮らすときまで、住宅の生涯を通じてCO2排出量をマイナスにするLCCM住宅の販売を行っています。
また、木は製品となってもCO2を炭素として保持し続けるため、木造住宅を建てることは、都市に森をつくることだといわれています。
住友林業グループは、CO2を吸収し内部に炭素固定する木の利点を活かしたZEHやLCCM住宅などの提供を通じて、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。