地方創生に資する事業の取り組み

地方創生に資する事業の取り組み

事業を通じた地方創生への貢献

住友林業グループは、グループのリソースや既存事業を融合させながら、社会・環境課題の解決にアプローチすることで、公益的価値の創出を目指しています。

事業を通じた地方創生への貢献

住友林業グループは、地方創生につながる新規事業として、三重県多気町にオープンした日本最大級の商業施設「VISON(ヴィソン)」の宿泊事業に参画しています。住友林業とH.I.S.ホテルホールディングス株式会社株式会社アクアイグニス3社が出資するヴィソンホテルマネジメント株式会社は、2021年「HOTEL VISON (ホテルヴィソン)」、「旅籠ヴィソン」を開業しました。

VISON HOTELSは豊かな山海の幸に恵まれた三重県多気町の癒・食・知を体験できる日本最大級の商業複合施設「VISON」に隣接しており、ヴィラ6棟、ホテル棟155室、旅籠棟40室計201室の構成となっています。宿泊のお客様は「VISON」内の様々な飲食・物販店や温浴施設を利用でき、施設内だけで旅を総合的に楽しめます。住友林業グループは産官学一体の地域活性化事業である本プロジェクトを循環型の地域社会・街づくりのモデルとして位置付けています。宿泊施設の開発・運営で観光客などの交流人口を拡大し、地域経済の活性化と新たな雇用創出に結びつけます。これを契機に、その地域が持つ固有の資源・文化を有効活用しながら既存事業のノウハウを総合的に用いて、地方創生への取り組みを推進します。

HOTEL VISON外観

HOTEL VISON外観

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リフォームによる資産価値向上

住友林業グループは熊谷組のグループ会社ケーアンドイー株式会社と協業し、雪梁舎美術館の収蔵庫の増築を完了させました。雪梁舎美術館はホームセンターを全国展開する株式会社コメリが財団法人美術育成財団「雪梁舎」を設立し、1994年に新潟市で開館した純和風美術館です。開館当時コメリの社長だった捧賢一氏が、自ら美術品を収集した作品が展示されています。当初、この土地にホームセンターをつくる予定で進めていましたが、親鸞聖人の「焼鮒」旧跡地であることが分かり、大切な場所を守るため日本庭園を造り、美術館を建てることとなりました。

雪梁舎美術館は、日本国内で活躍する若い精鋭作家の発掘を目的に「雪梁舎フィレンツェ賞展」を毎年開催し、芸術文化の振興と芸術家の育成に向けた活動を行っています。収蔵スペースの不足もあり、美術館東側の蓮池上での収蔵庫の増築依頼を受け、全国的にもまれな「池上の建築」が実現しました。外観は、既存建物の合わせて忠実に再現された「なまこ壁」や印象的な軒先、内装は無垢の桐材をふんだんに使用した調湿効果のある空間となっています。特殊な環境下ではありましたが、9か月超の工事の末、完成に至りました。

外観

外観

屋内

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家具提案

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