POINT 01
上質な部材をつくり出すためには、木材ごとの特性に合わせたその魅力を最も引き出す加工が不可欠。だからこそ、PRIME WOODでは加工や仕上げの方法も部材や製品ごとに設定。例えば、床材だけでも60もの製造レシピを用意し、心地よさや美しさに徹底的に向き合っています。
生き物である木は、湿度が高くなると膨張し、割れてしまうことも。
木を乾燥させる工程では、木の状態と環境を見極め、最適な乾燥時間や温度・湿度の管理を徹底しています。
住友林業の家は、高気密・高断熱のため、夏も冬も薄着や裸足で過ごすことができ、結果的に床などの木に触れる時間が増加。PRIME WOODでは、美しさはもちろん、肌触りや心地よい素材感も重要だと考え、細部まで徹底的にこだわってさまざまな加工を行なっています。
風合いにこだわった
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油分を浸透させて木を保護するオイル仕上げ。自然系塗料を染み込ませることで、木の表面に塗膜をつくらず、光の反射を抑え、自然な風合いが楽しめます。
カビや腐敗に強く、水をはじく効果も。天然成分なので手荒れなどを気にせず、家族でお手入れできるので、愛着もどんどん深まるでしょう。
床材は、加工の種類によって、表情の違いや触り心地、伸縮性などあらゆる特徴の違いが生まれるもの。
ここでは、無垢フロア、挽板フロア、突板フロアのそれぞれの魅力を紹介します。
丸太から切り出した1枚板の木材を使用。優れた吸放湿性を発揮します。また、1枚板ならではの個性豊かな表情も魅力の一つ。使うほどに味わいが深くなる床材です。
のこぎりなどで挽いて切った「挽板」を貼り付けたフロア。足触りがよく、気持ちよい床材です。住友林業は、2mm厚の挽板を使用しており、無垢と同じ意匠を楽しめます。
木材を1mm以下に薄くスライスした「突板」を貼り付けたフロア。自然な木目や多彩な色合いを楽しめます。また、伸び縮みがほとんどなく、衝撃やへこみなどにも耐性がある床材です。
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POINT 02
「この樹種の魅力が最も表れている木目はどれか」「数年後、この木の色味はどのように変化するだろうか」木の特徴や性格を知り尽くした職人たちが、何万本という木に触れてきた豊富な知識と経験をもとに、手仕上げで木を加工する。そこにさらに、住友林業の最新技術を掛け合わせ、PRIME WOODだけの美しい木の表情を生み出しています。
職人の繊細な機械操作に加え、細部は自らの手で加工。
丁寧に仕上げ、高い品質を維持しています。
時間をかけて育った木材を無駄にしないような木取りを徹底。床などをつくる際に残った部材も、造作部材などに活用しています。
職人は部材の開発者とも会話を重ね、使用する木材を厳選。国内外問わず、高い基準を設けてクオリティを管理しています。
部材が生み出す空間や暮らしまでを想定し、美しさや心地よさにこだわり抜いています。