ニュースリリース(2007年)

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2007年4月17日

「御室桜(おむろざくら)研究プロジェクト」発足について
  この度、総本山仁和寺(住職:佐藤令宜 京都市右京区御室大内33)境内地中門を越え左手に広がる“御室桜”(名勝)について、人の背丈にまでしか成長しない等、特異性の解明、その美しい景観を維持管理することを目的に、成長調査、土壌・根系調査、クローン増殖、DNA鑑定を行う運びとなりました。調査については、京都府文化財保護課及び各行政機関と協議の上、千葉大学園芸学部(藤井英二郎教授)、住友林業株式会社の協力を得て調査研究を行うこととなりましたのでお知らせします。

■ 調査研究の背景

“御室桜”(名勝)は、開花が他の桜よりも遅いことから京都の春を締め括る風物詩となっています。

その特徴は、人の背丈にまでしか成長しないことで、「わたしゃお多福 御室桜 はな(鼻=花)が低くても 人が好く」と昔から人々の間で謡われ、親しまれてきました。御室桜が人の背丈ほどしか成長しない理由については、これまで様々な説が唱えられてきましたが、実は科学的調査は未だに実施されたことがありませんでした。近年、温暖化等の影響により、各地で銘木の枯死が目立つようになってきていますが、御室桜もその例外ではないと考えられます。事実、御室桜の成長に衰えが見え始めており、枯れ枝等も目立つようになっております。

そこで、科学的な調査を行う事により、その成長の謎に迫るとともに、御室桜の適切な管理・育成につなげる為、各方面の協力(文化財保護課・千葉大学・住友林業)を得て調査研究を行い、成長調査、土壌・根系調査、クローン増殖、 DNA鑑定等を実施することに致しました。

   なお、本調査研究では、3~5年間をかけて様々な調査・研究を行っていく予定ですが、まずは予備調査に向けて、関係省庁に協議の上、許可申請を行っていく予定です。

以上
<お問い合わせ先>
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 佐野、佐藤
TEL:03-3214-2270

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