ニュースリリース
(2017年)

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2017年05月12日

苫小牧バイオマス発電所 営業開始
地元の未利用木材で約10,000世帯分

 住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)が共同で建設した苫小牧バイオマス発電所が4月28日、営業運転を開始しました。事業主体の苫小牧バイオマス発電株式会社(本社:苫小牧市、社長:塚田洋平)には当社の他、三井物産株式会社、株式会社イワクラ、北海道ガス株式会社が出資。
約10,000世帯分の電力を供給します。

 

 同発電所は苫小牧市晴海町の約14,000㎡に建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度※1を利用した事業をします。発電規模は約5.9MWです。燃料の木質チップは北海道の林地未利用木材※2で全量を賄い、地産地消型のエネルギー事業を実現します。 

 

 住友林業グループは2011年2月に建築廃材等を主燃料とした都市型発電所、川崎バイオマス発電所を稼働させ、この分野に参入しました。2016年12月には北海道紋別市で発電規模50MWの紋別バイオマス発電所を運転開始。主燃料は今回同様、林地の未利用木材です。苫小牧バイオマス発電所は当社グループで国内3番目の発電事業です。

 

 住友林業グループの北海道での山林経営は紋別市で1917(大正6)年に開始し、今年で100周年です。道内の森林資源の価値向上に加え未利用木材の有効利用に挑戦してまいりました。バイオマス発電事業への参入はその一環で、今後も地域に根ざした事業モデルを構築し森林資源の活用に貢献します。
 当社グループは再生可能エネルギーの発電事業を2019年3月までに200MW規模※3まで拡大する方針です。

 

※1 再生可能エネルギー固定価格買取制度: 再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度のこと。

※2 林地未利用材:間伐材や林地残材など未利用資源のこと。

※3 計画段階のものを含む。

                                                           

苫小牧バイオマス発電株式会社  概要

所在地

北海道苫小牧市晴海町40番4

資本金

499百万円

出資比率

 

三井物産株式会社40% 株式会社イワクラ20%

住友林業株式会社20% 北海道ガス株式会社20%

事業内容

木質バイオマス発電

使用燃料

林地の未利用木材 年間約6万トン

主要設備

流動層ボイラー、蒸気タービン発電機

発電規模

発電端出力:約5.9MW


以上

《リリースに関するお問い合わせ》

住友林業株式会社

コーポレート・コミュニケーション部 大西・真鍋

TEL:03-3214-2270