ニュースリリース
(2018年)

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2018年04月27日

米国 Crescent Communities社持分取得(子会社化)及び
特定子会社の異動に関するお知らせ

 当社は本日、100%出資子会社 Sumitomo Forestry America, Inc. (スミトモ・フォレストリー・アメリカ  以下 SFAM社)を通じて、米国Crescent Communities, LLC(クレセント・コミュニティーズ 以下、クレセント社)の集合住宅開発事業・商業複合開発事業・戸建分譲事業・本社部門の事業資産と人財が移管される新設会社の持分100%を取得し、当社の連結子会社とすることを決定致しました。クレセント社の集合住宅事業における2017年着工戸数は2,164戸で、全米20位※1の規模です。

 また今回の持分取得により、SFAMの完全子会社とクレセント社の子会社による合弁会社で、当社の持分法適用会社であるCC-SFA MF Atherton, LLCが当社の連結子会社かつ特定子会社となります。


1.持分取得の理由

 クレセント社は、東海岸南部のノースカロライナ州を中心に雇用成長率の高い9州とワシントンD.C.で事業展開する総合不動産会社で、集合住宅をメインに戸建住宅や商業施設など、幅広い領域の事業を手がけています。同社は土地取得や資金調達、建築監理、賃貸管理など不動産開発に必要な機能を有し、付加価値の高い不動産開発を行っており、ステークホルダーに高い信頼を得ています。

 住友林業グループは以前より事業の多角化と収益安定化を目的に、米国での新たな事業機会を模索していました。2017年7月にはクレセント社と合弁でノースカロライナ州の賃貸住宅開発に着手。その後良好なパートナーシップが確認できたこと、経営に対する考え方の共通点も多いことから今回の持分取得に至りました。


 当社グループは「中期経営計画2018※2」で米国年間販売棟数目標5,000棟を掲げ、その達成を確実なものとしています。今回の持分取得で米国集合住宅事業と商業施設開発の優良プラットフォームを獲得し、同国の住宅・不動産事業の拡大・発展を推進してまいります。


※1 出典:NMHC 25 Largest Apartment Developers

※2 2017年3月期-2019年3月期の3ヵ年経営計画 (2016年5月発表)


2. 持分を取得する会社の概要:

※  参考情報

当該会社は、当社グループによる持分取得に際して、クレセント社が実施する組織再編において新設される会社で、クレセント社から新設会社へ集合住宅開発事業、商業複合開発事業、戸建分譲事業、本社部門の事業資産と人財が譲渡される予定です。

1USD=106.24円(平成30年3月31日の為替レート)で計算しております。


3. 特定子会社の概要

CC-SFA MF Atherton, LLC

 

4. 持分取得の主な相手先の概要:

持分取得の相手先はクレセント社となります。なお、当社と当該相手先との間に、資本関係・人的関係において、特筆すべき関係はありません。取引関係においては、上述の通り、2017年7月よりクレセント社とノースカロライナ州シャーロットにおいて合弁の特定目的会社を設立し、賃貸住宅と商業店舗からなる複合施設を開発しております。



5. 新設会社持分の取得持分及び取得前後の所有持分の状況

※  取得価格については、譲渡価格調整条項があり、最終的な価格が変動する可能性があります。


6. スケジュール:

※ 決議日は当社取締役会が決議した日です。

 

7. 今後の見通し:

平成31年3月期の当社連結業績への影響につきましては、現在精査中であり、開示すべき事項が生じた場合には、速やかに開示致します。

 

【ご参考】

<Crescent社買収対象事業エリア>

<現Crescent社商品>

■集合住宅


■商業複合


■戸建


以上

≪リリースに関するお問い合わせ先≫

住友林業株式会社

コーポレート・コミュニケーション部 大西・橋本

TEL:03-3214-2270