ニュースリリース
(2018年)
2018年05月01日
~健康を“見える化”する介護システムを導入~
介護付有料老人ホーム「グランフォレスト練馬高松」を新設
■健康を「見える化」する3つの介護システムを導入
フィルケアでは、ICT※など最新技術を用いた機器の導入を積極的に進めることで、入居者の健康と生活の質の維持・向上にむけた充実した介護サービスを提供します。
※ Information and Communication Technologyの略。情報や通信に関する科学技術の総称
① 運動機能を「見える化」
歩行能力の維持は、日常生活動作の維持や健康寿命の延伸と密接に関係しています。加速度センサーと独自のアルゴリズムで、人の歩行を計測、評価するシステム「Q'z TAG™walk(キューズタグウォーク)」を導入し、入居者の歩行機能の維持・向上に役立てます。15グラムという軽量のセンサーを腰につけて10m歩くだけで、「動き」「バランス」「速さ」「リズム」をレーダーチャートで見える化して歩行状態を評価し、改善ポイントと推奨の運動プログラムをアドバイスするシステムです。② 毎日の健康を「見える化」
ICT※見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」で、ベッドセンサーや複数の人感センサーからの情報と、室内温度などの環境計測データを収集・分析することができます。質の良い睡眠は健康の源。センサーにより睡眠状態を知ることで、データをもとに医師のアドバイスを受けながら、夜間の睡眠の質を上げるために昼間の運動量を増やすなど、入居者一人ひとりに合わせた生活習慣の改善に繋げることができます。
介護者はデータをパソコンやスマートフォンで確認し、入居者の起床や離床などの状況をリアルタイムで把握することで、転倒などによるトラブルに迅速に対応することができ、また、介護者の負担軽減も期待されます。
③ 服薬を「見える化」
服薬支援システム「服やっくん」は、入居者への服薬介助を支援するシステムです。システム上で服薬の予定を立て、実際に服薬された際にデータベースに実績を残すことで、人違い・二重投薬など、服薬に絡むリスクを回避できます。配薬時には、薬包に付されたQRコードを読み取ることで、端末に表示される入居者の顔写真を確認しながら確実に服薬介助ができるシステムです。建築は、中大規模木造建築物を手掛ける住宅・建築事業本部木化推進部が設計と施工を担当しました。木質床材や木製建具を取り入れた木の温もりを感じられる空間と、自宅のようにくつろげる居室を提供します。入居者が集う食堂フロアには、高級感のあるオーク材を使用。転倒時の安全と遮音性能にも配慮し、衝撃吸収性のある床下地を採用しています。また、園芸療法を取り入れ、施設の庭で実施する植物の種まきや水やりを行うことで入居者の運動促進につなげます。
フィルケアは2004年から「本当の家族のように寄り添う介護」をモットーに事業を開始。2007年に住友林業の連結子会社となりました。2018年5月現在で首都圏を中心に介護付有料老人ホーム16ホームとデイサービスセンター3事業所を運営。近年では、自立支援をコンセプトに、リハビリプログラムのベースとなる健康状態と運動機能の見える化を目指し、ICTを活用した見守りシステムや歩行センサーの導入を進めるなど、介護現場での最新技術の活用に積極的に取り組んでいます。6月1日には、フィルケアの社名を「スミリンフィルケア株式会社」と商号変更いたします。商号に「スミリン」を冠することで、改めて住友林業グループの介護サービス分野への取り組みを内外にアピールし、シナジーの最大化を図り、関連事業の持続的な発展・成長を目指します。
今後も住友林業グループならではの安心と充実のサービスで、入居者が快適に過ごせる空間を提案し続けると共に、豊かなシニアライフの創出に努めてまいります。
【参考資料】
■物件概要
物件名 |
グランフォレスト練馬高松 |
所在地 |
東京都練馬区高松2-8-5 |
最寄駅 |
都営大江戸線「練馬春日」駅 徒歩15分 「高松二丁目」停 徒歩2分 |
敷地面積 |
1,551.50㎡(469.32坪) |
延床面積 |
1,940.44㎡(586.98坪) |
構造 |
耐火木造建築 3階建て |
竣工 |
2018年5月1日 |
利用者定員数 |
49名 |
居室数 |
49部屋 |
月額(参考) |
基本プラン23万3600円(介護保険自己負担分等別) |
以上
≪リリースに関するお問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 中田・佐藤
TEL:03-3214-2270
≪入居に関するお問い合わせ先≫
株式会社フィルケア
入居相談室 中川
TEL:0120-546-366