ニュースリリース
(2018年)
2018年08月01日
東京都と連携「チームもったいない」へ参加
~持続可能な都市の実現と循環型社会の構築を目指す~
住友林業株式会社(社長:市川晃 本社:東京都千代田区)は、8月1日に発足した「チームもったいない」に創設メンバーとして参加します。
5月22・23日、東京都主催の国際会議「きれいな空と都市 東京フォーラム」が開催され、世界22都市の代表が参加。最終日には参加都市の共同宣言として「きれいな空と都市実現に向けた東京宣言(Tokyo Declaration on Realization of Clean Cities & Clear Skies)」が採択されました。宣言では、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた大都市の積極的な姿勢が打ち出されており、その具体的な取り組みとして東京都は企業・自治体・ボランティア団体・NGO等と協働して「チームもったいない」の活動を推進します。
当社は、この「東京宣言」および「チームもったいない」の活動主旨に賛同し、以下の通り取り組みます。
(1)首都圏エリアの「住友林業の家」施工時の新築系産業廃棄物を100%リサイクルします。
「住友林業の家」の新築工事から排出される廃棄物は現場で徹底した分別を行っています。全国8割の支店では、廃棄物にバーコードを取付けトレーサビリティを確保する事で、より厳格な管理を行っています。さらに首都圏一都六県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県)の新築現場から排出される廃棄物については、当社の分別施設「首都圏資源化センター」に運搬、更に32品目に分別し100%リサイクルを実現しており、今後も継続して取り組みます。
(2)東京都南西部・横浜市等から排出される木質廃材のほか、食糧残さのリサイクルを実施。化石燃料を使用しない電力を供給します。
グループ会社のジャパンバイオエナジー(川崎市)では、東京南西部・横浜市等を中心に排出される木質廃材(解体材、廃材、輸送用パレット、剪定木等)を木質燃料チップにリサイクルし、隣接する川崎バイオマス発電所に燃料として供給します。また川崎バイオマス発電所では木質廃材だけでなく、食品残さとなったコーヒーや大豆などもバイオマス燃料として使用。一般家庭約67,000世帯が使用するクリーン電力をつくることで、持続可能な都市の実現と循環型社会の構築を目指します。
(3)首都圏のみならず、全国の従業員1人ひとりが実践できる取り組みを推進します。
・「3R+Respect」(※)として提唱されている「MOTTAINAI(もったいない)」精神に対する意識啓発
・eco検定受験推奨による持続可能な社会実現に関する基礎知識の習得
・クールビズ・ウォームビズの推進
・事務所や住宅展示場などでの省エネ活動の推進
・営業車、工事車両等のエコカーへの切替やエコドライブ推進
・電子化による紙資料の削減
※3Rとは、Reduce(ごみ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)のこと。そこにRespect(地球環境への尊敬の念)が合わさったものが「MOTTAINAI(もったいない)」の精神。他言語には該当するものがないとして、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが環境を守る共通語として「MOTTAINAI(もったいない)」を広めることを提唱した。
以上
≪リリースに関するお問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 橋本・大西
TEL:03-3214-2270