ニュースリリース
(2018年)

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2018年08月21日

感性の可視化で快適空間づくりへ
新研究開発プロジェクトに内閣府の認定

 住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)の新研究開発プロジェクト「心身のパフォーマンスを向上させる住生活空間・環境・地域に関する研究開発」が7月13日付けで、内閣府の認定を受けました。国が進める科学技術イノベーション総合戦略2017に基づく「民間機関等における研究開発プロジェクト」として認定され、住友林業筑波研究所の研究開発として進めていきます。

*科学技術イノベーション総合戦略2017 「民間機関等における研究開発プロジェクト」について
種々の社会課題に対する、多彩な対応策の開発と柔軟な対応能力を確保するため、民間企業が独自の着想に基づき発案した科学技術イノベーション総合戦略2017の対象領域に合致する研究開発プロジェクトについて、内閣府が広く公募し認定を行います。企業の持つ知的創造能力の活性化に加え、潜在能力の覚醒を促し、社会課題解決の多彩かつ柔軟な対策の核となる研究開発力の強化を図ることを目的とされています。

■研究開発プロジェクト概要
 本プロジェクトは木・緑がもたらす環境が人の感性に及ぼす影響を定量化し、快適な空間デザインの実現、人のパフォーマンス向上をめざすプロジェクトです。木や緑の活用、配置の仕方、様々な制御技術により人が心地よいと感じる環境とそれによるストレス低減の効果等を検証し、心身のパフォーマンスを向上させる空間をつくります。人が生活する空間を和む、集う、働く、治すと大きく4分類。それぞれの空間で、どのように人の感性に働きかければストレスの解消やコミュニケーション促進につながるかを研究します。

 ①和む=過ごしやすい ②集う=つながる ③働く=パフォーマンスUP ④治す=復調・快気 の4つの観点から空間をとらえ、快適性の向上、健康増進、生産性の向上等を実現するデータを収集します。そのデータを住宅はじめ学校、介護施設、病院、オフィス等の最適空間づくりに役立てます。

 これまで当社は住環境から見た「木の効果」や「緑の効果」に関する心理・生理的研究や、建築環境工学的な視点からの温湿度、光、音等の研究開発をしてきました。本プロジェクトは脳科学の専門家とも連携し、脳科学技術により感性を定量化、可視化し、空間デザイン、住環境技術に新たな価値を付加する手法を開発します。

 この感性評価に基づく研究開発は、ストレス要因の排除、リラックスや活性、コミュニケーションの促進、さらには認知症予防につながる空間や環境づくりなど人の心身両面の健康増進、生産性の向上、地域社会の活性化などに寄与すると考えます。


■背景
 現代社会は経済的に豊かであり、科学技術も高度に発達し、多くのモノに囲まれより便利で快適な生活が実現しています。半面、「ストレス社会」ともいわれており、「精神的な健康(メンタル・ヘルス)」に対する社会的なニーズが高まっています。また超高齢社会では多様な世代に対応した住環境、多世代交流や相互の支え合いが可能な場・機会の創出など生活環境の重要性が注目されています。これら社会課題の解決に寄与するため、「住生活に関するあらゆるサービスを通じて豊かな社会の実現に貢献する」当社の経営理念に沿って「こころの豊かさ、快適さ」を実現し、心身のパフォーマンス向上につながる空間づくりをめざします。

以上

≪リリースに関するお問い合わせ先≫

住友林業株式会社

コーポレート・コミュニケーション部 佐藤

TEL:03-3214-2270