ニュースリリース
(2019年)
2019年01月07日
ベトナム内装建材企業を持分法適用会社に
An Cuong(アンクン)社への出資比率20%へ
住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は全額出資子会社のSumitomo Forestry Singapore, Ltd. (以下、SFS社)を通じて、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)の内装建材会社An Cuong Wood-Working JSC※1(以下、AC社)の持分10%を20%に引き上げます。持分追加取得契約は11月30日に締結しました。これによりAC社は当社の持分法適用会社となります。
AC社は同国最大の内装建材流通・加工会社で、木質ボードを芯材とした二次加工・内装建材全般の生産・販売・施工をしています。2017年10月に資本業務提携しましたが、今回の追加出資で両社の協業体制を更に強化し業容拡大を目指します。
ベトナムは近年、所得の向上※2により若い世代の住宅購入意欲が高まっています。特に都市部では核家族化の進行によって世帯数が増加しており、住宅需要は高い水準で推移すると予想されます。
住友林業はベトナムで、パーティクルボード※3を製造・販売するVina Eco Board社(VECO社)を2010年に設立。VECO社は家具建材等に使われる木質基材を生産し、操業開始当初よりAC社にも供給しています。2015年には現地大手ディベロッパーのPhu My Hung(フー・ミー・フン)社等と、ホーチミン市7区で総戸数約2,400戸の不動産開発を開始しました。
AC社との協業強化により、ベトナムを含むアジア・オセアニア、北米地域での取引を拡大。各国のニーズに応える技術開発や新商品の投入を加速し、住環境・住文化の発展に貢献します。
当社は「住友林業グループ中期経営計画2018」※4の基本方針のひとつに「グローバル市場での多様な収益源の構築」を掲げており、今回の持分追加取得はその一環です。今後も海外で住関連事業のノウハウを蓄積し、事業の拡大・発展を推進します。
※1 Joint Stock Companyの略で株式会社の意
※2 国民一人当たりの所得額は2017年時点でUSD2,353/人まで増加
※3 木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボード
※4 2017年3月期~2019年3月期の中期経営計画 (2016年5月12日発表)
【参考】An Cuong Wood-Working JSC社 概要
本社 |
DT 747B Street, Phuoc Hai, Thai Hoa Ward, Tan Uyen, Binh Duong Province, Vietnam |
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代表者 |
LE DUC NGHIA (President, CEO) |
従業員 |
3,111名(2018年9月時点) |
沿革 |
・1994年 An Cuong社を設立し、木質ボードの輸入を開始 ・2006年 二次加工工場を設立し、MFC(Melamine Face Chipboard)の生産を開始 ・2012年 工場を拡張し、内装建材の製造を開始 ・2018年 第二工場建設 |
事業概要 |
二次加工化粧板、木質内装建材の製造・販売・施工 |
以上
《本件に関するお問い合わせ先》
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 大西・橋本
TEL:03-3214-2270