ニュースリリース(2020年)

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2020年02月21日

建築部材のプレカット化推進
住宅建築現場での省施工化、産廃削減を実現

 住友林業株式会社(社長:市川晃、本社:東京都千代田区)は、2月から建築部材のプレカット化を推進します。住宅建築現場での作業効率の向上、工数削減などの省施工化、産業廃棄物の排出量削減に取り組みます。オリジナル構造用パネル「きづれパネル」、外壁材のサイディング部材のプレカット化を各工場・施工店とともに進めるほか、外装材メーカーのケイミュー株式会社(社長:木村均、本社:大阪市中央区)と共同でカラーベスト※1屋根材のプレカット化を実現します。

※1カラーベスト:屋根材の一種でセメントを主な材料として薄い板状になっており、軽くて耐久性に優れている。


■プレカット化への取り組み概要

①きづれパネル

 伝統的な木組み「木連格子」を着想に「構造用耐力面材」「通気層」「モルタル塗り下地」の3機能を兼ね備えるオリジナルの構造用パネルです。当社物件の外壁の約7割(約5,600棟※2)はモルタル仕様で、きづれパネルを採用しています。主に窓廻りやバルコニー腰壁、下り壁、玄関ポーチ袖壁、切妻屋根取り合い部などはこれまで現場でカットしていましたが、今回のプレカット化で現場でのカット作業が不要となります。

【スケジュール】

・全国の委託先プレカット工場で2020年2月より順次、加工を開始

・2020年9月までを目途に、きづれパネル対象の全棟で対応予定








②サイディング

 当社物件の外壁は約3割(約2,400棟※2)がサイディング仕様です。当社が契約しているプレカット加工が可能なサイディング施工店から順次導入し、1,000棟(サイディング物件の約4割)でプレカット化を実現します。サイディング板はほぼ全ての材を現場で加工する必要があり、サッシや軒天・ジョイント部(縦目地)の各個所を採寸してカットしています。プレカットにより外壁施工の省施工化と産業廃棄物の大幅な削減を図ります。

【スケジュール】

・2020年7月頃から順次、プレカット対応予定


③カラーベスト屋根材

 当社物件の屋根は約8割がカラーベスト屋根で、その8割(約5,000棟※2)が寄棟(よせむね)です。登り隅や谷(屋根面が切り替わる部位)がある全物件をプレカット化の対象とし、屋根施工の省力化を図ります。


【スケジュール】

・2020年5月ケイミュー株式会社加工でプレカット導入開始。導入後、順次 

対象エリア拡大

・2021年10月よりカラーベスト屋根材対象の全棟で対応予定



■プレカット導入効果

 プレカット化を推進することで、下記の効果を目指します。

・産業廃棄物削減については1棟当たりモルタル仕様の場合で250kg、サイディング仕様で670kgの削減を見込む


※2当社の年間受注棟数8,000棟に対する割合および対象棟数


■背景

 株式会社野村総合研究所の調査結果(2018年6月13日付)によると、2010年は約40万人だった大工の人数は2030年には約21万人とほぼ半減します。2030年の大工1人あたりの新設住宅着工戸数は2010年比で1.4倍となり、戸建住宅建設に関わる大工が大幅に不足する見通しです。少子高齢化、熟練工のリタイアによる大工の減少など人手不足への対応は急務です。現在当社はきづれパネル、サイディング、カラーベスト屋根材は現場でカットしており、今回のプレカット化により人手不足対応と産業廃棄物削減を実現させます。

以上

リリースに関するお問い合わせ

住友林業株式会社 

コーポレート・コミュニケーション部 中田・佐藤

TEL:03-3214-2270

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