ニュースリリース
(2020年)

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2020年03月16日

自然林復元活動 富士山「まなびの森」プロジェクト
日本自然保護大賞2020 保護実践部門 入選

 住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)の富士山「まなびの森」プロジェクトが公益財団法人日本自然保護協会主催の「日本自然保護大賞 2020」保護実践部門で入選しました。


 日本自然保護大賞は地域性、継続性、専門性、先進性、協働の観点から、生物・生態系の研究、自然保護の実践、環境教育の推進などに大きく貢献する取り組みに対し、その成果と尽力を表彰するものです。当社が入選した保護実践部門は企業や行政などがそれぞれの立場と特性を活かし、具体的な自然保護の実績をあげた活動や研究が表彰対象となります。


 住友林業は台風被害を受けた富士山麓の国有林を元の豊かな森林に戻すための自然林復元活動『富士山「まなびの森」プロジェクト』を1998年に開始。これまでに約3万本の地域自生種を植樹しました。植樹・育林活動が一区切りした近年は環境学習や樹木調査等を通して、まさに「まなびの森」として活動を続けています。



 主催者からは「地域固有の自然林を復元し、森の生物多様性を取り戻す活動を20年以上にわたって着実に前進・定着させてきたこと。またここ1~2年の成果として、環境教育の拠点施設整備や樹木調査など新たなプログラムを開始し次のフェーズにチャレンジしていること」が高く評価され入選しました。


 森を育てるには悠久の月日が必要で、「まなびの森」も100年単位の計画です。住友林業は100年先の未来に美しい自然を継承するために、「まなびの森」を通じて森づくりや環境活動を継続します。





<ご参考>

昨年度、富士山「まなびの森」プロジェクトの開始時からの今までの活動をまとめた20周年記念誌を発行しました。

20周年記念誌【URL:http://sfc.jp/information/manabi/pdf/20th_anniversary.pdf



●富士山「まなびの森」プロジェクトについて

 1996年の台風17号により富士山麓に広がる国有林が大きな被害を受けました。住友林業はもとの豊かな森を取り戻すため、被害を受けた森林のうちの約90haを「まなびの森」と名付け、1998年より自然林復元活動を開始。これまでに延べ2万8000人以上のボランティアが参加し、約3万本の地域固有の植樹と育林活動を進めてきました。あわせて植生調査と鳥獣生息調査を継続的に行い、森林の順調な回復状況をモニタリングしています。植樹・育林活動が一区切りした近年は、樹木調査などの体験学習や環境教育を中心とした活動にシフトし、まさに「まなびの森」として活動を続けています。

 【URL:http://sfc.jp/information/manabi/

以上

《お問い合わせ先》

住友林業株式会社

コーポレート・コミュニケーション部 平川

TEL:03-3214-2270