ニュースリリース
(2020年)
2020年10月01日
11年連続「グッドデザイン賞」受賞
外壁タイル「ANTIGRAN アンティグラン」
木造事務所および店舗併用飲食店「てのべたかだや」の2作品
住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区)が株式会社平田タイル(社長:徳田 祥恭 本社:大阪府大阪市)と共同開発したタイル「ANTIGRAN アンティグラン」、当社が設計・施工を担当した木造事務所および店舗併用飲食店「てのべたかだや」が1日、「2020年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。住友林業グループとして11年連続の受賞となります。
当社グループは今後も持続可能な資源である木の良さを最大限に活かすデザインを追求します。新たな技術と当社グループが培ってきた知見を融合し、次世代につながる快適で木の魅力溢れる住空間の提案を目指します。
【受賞の概要】
外壁タイル「ANTIGRAN アンティグラン」住友林業㈱、㈱平田タイル
ハンドメイドの工程を製造工程に加え、時を経た焼き物のようなヴィンテージ感を出したタイルです。木の家に合う外壁を追求する中で、自然の土を主原料とするタイルに着目。心の豊かさが求められる現代社会でスローライフを意識し、時間の流れを刻んだ趣深い表情になるようデザインにこだわりました。大きさと厚みの異なる2種類のタイルを用意し、張り方のパターンを工夫することでオリジナリティを高めることも可能です。また意匠性にこだわるだけでなく、タイル側面には目地落下防止のために開発したスリットを入れ、耐震性・耐久性・メンテナンス性を強化しています。
木造事務所および店舗併用飲食店「てのべたかだや」/住友林業㈱
地域社会と共に新しい文化の発祥地としてインパクトがある建物を木で建てたいというお施主様の思いに応えた建築物です。設計コンセプトは「森をつくる」。伝統ある三輪素麺発祥の地に森をつくり、その森で日本の食文化と向き合い、その魅力を発信する拠点となります。架構はシンプルな木組みとし、それを石壁・土壁と焼き物タイルの壁で全体を覆う構成です。さらに内装にも構造の木材を現し(あらわし)※にするなど、森の中にいるような居心地の良さを沁み渡らせることを意図しています。
※現し:木造建築で柱や梁などの構造材が見える状態で仕上げる手法。
「グッドデザイン賞」概要
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。今年度は4,769件の応募の中から、1,395件がグッドデザイン賞を受賞しました。
(参照:http://www.g-mark.org/)
以上
≪リリースに関するお問い合わせ≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 平川・佐藤
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