ニュースリリース
(2025年)


2025年03月14日
住友林業株式会社
世界3大デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2025」を初受賞
~木造オフィス「T3 Collingwood」は最高評価~
住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田大手町)の施設・製品2件が「iF DESIGN AWARD 2025(アイエフデザインアワード)」を受賞しました。当社が共同開発した豪州メルボルンの木造オフィス「T3 Collingwood(ティースリーコリンウッド)」が建築分野で最高評価「iF DESIGN AWARD Gold」を受賞。当社が考案した内装デザイン「まんなかこどもBASE」はインテリア・内装分野で「iF DESIGN AWARD」を受賞。住友林業グループが受賞するのは初めてです。
■iF DESIGN AWARD
ドイツの「iF International Forum Design」が1954年から開催し世界の優れた工業デザインを表彰しています。賞は「プロダクト」「パッケージ」「コミュニケーション」「サービスデザイン」「建築」「インテリア・内装」「プロフェッショナルコンセプト」「UX」「UI」の9分野があります。今年は66の国と地域から10,651件の応募があり、世界の131人のデザイン専門家が審査しました。最高評価「iF DESIGN AWARD Gold」に選ばれたのは応募総数の僅か0.7%にあたる75件です。ドイツのレッドドットデザイン賞、アメリカのIDEA賞に並び世界3大デザイン賞の一つと言われています。
■受賞内容
(1)T3 Collingwood:最高評価「iF DESIGN AWARD Gold」受賞
分 野 :建築
概 要 :豪州メルボルン市近郊コリンウッドに建つ地上15階、地下2階の木造オフィスです。1階から6階がRC造、7階から15階が木造の混構造で、竣工済みの木造オフィスとして豪州最高層※です。床版(しょうばん)に豪州産ラジアータパインのCLTを使用し、柱・梁はビクトリア州産材の集成材を現し(あらわし)仕上げで使用しています。卓越したオフィスデザイン、自然光を豊富に取り入れた開放的な空間、品質の高さ、建物の長寿命性などが評価され、最高評価のGoldを受賞しました。建築分野でGoldを獲得したのは3件のみです。
施設概要 :
所在地 |
36 Wellington st., Collingwood, Victoria, AUS |
延床/貸床面積 |
29,296㎡/18,410㎡ |
着工 |
2021年11月(解体工事) 2022年8月(本体工事) |
竣工 |
2023年10月 |
建築主 |
Hines、住友林業株式会社、NTT都市開発株式会社 |
設計 |
Jackson Clements Burrows Architects |
構造設計 |
AECOM |
※豪州政府系団体Wood Solutions調査(2024年11月時点)
参 考 情 報 :iFの総合デザインポータルサイト「ifdesign.com」の「T3 Collingwood」受賞詳細ページ
参考リリース :2021年10月06日発表 豪州メルボルンにて最高層の15階建木造オフィス開発事業に参画
(2)まんなかこどもBASE:「iF DESIGN AWARD」受賞
分 野 :インテリア・内装
受賞企業 :住友林業株式会社
展示場内に設置した「まんなかこどもBASE」 |
イメージ図 |
参 考 情 報 :iFの総合デザインポータルサイト「ifdesign.com」の「まんなかこどもBASE」受賞詳細ページ
参考リリース :2024年08月22日「まんなかこどもBASE」が第18回キッズデザイン賞受賞
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。今後もZEH、ZEB、LCCM住宅、ネットゼロカーボンビルを推進し、建てる時と暮らす時の両面でのCO2排出量削減で脱炭素化を加速させます。
以上
≪お問い合わせ先≫
住友林業株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 内田・池尻
TEL:03-3214-2270