ニュースリリース
(2026年)
2026年03月24日
住友林業株式会社
㈱木環の杜(こわのもり)四倉工場(福島県いわき市)、操業開始
~製材・木材加工品で国産材の活用拡大、木材コンビナート始動~
住友林業株式会社(社長:光吉 敏郎 本社:東京都千代田区/以下、住友林業)のグループ会社、株式会社木環の杜(社長:安永 友充 本社:福島県いわき市/以下、木環の杜)は3月24日、いわき市に新設した四倉工場の操業を開始します。これに先立ち開業式を行いました。いわき四倉中核工業団地内で国産スギを中心に製材や木材加工品を製造します。国産材の活用を促進し、国内の持続可能な森林経営と木材市場の活性化に貢献します。
住友林業は長期ビジョン「Mission TREEING 2030」の中で、木材の付加価値最大化と国産材の利用促進につながる木材コンビナート*の設立を掲げています。今回の木環の杜の取り組みは木材コンビナート設立の第1弾です。「木環の杜」の取り組みに加え他エリアでの木材コンビナート設立を通じ、2030年の木材コンビナート国産材使用量100万m3達成を目指します。
*木材コンビナート:木材利用から、エネルギー利用、ケミカル利用まで価値を高める木材活用を行い、長期の炭素固定を実現します。具体的には持続可能な森林から出材される原木を余すことなく使いきるカスケード利用、ならびに低級材や端材の価値の最大化を実現するため木材加工事業の立ち上げを進めます。
■四倉工場概要
四倉工場はスギの中大径木を主体とした国産材の製材・加工を担い、主にツーバイフォー住宅で利用する構造用製材(ディメンション材)を製造します。原木置き場、選木リングバーカー※、製材棟、天乾材置場、乾燥機・ボイラー、加工棟、チップ・おがヤードの各施設で構成し、原木受け入れから加工まで一貫した生産体制を備えています。3Dスキャナーでスギ丸太の太さを測定して切断面を決定、木材を切り出す工程を全自動化するなど最新鋭の設備の導入により効率的な生産が可能です。主要原料は福島県産材で、周辺地域の原木需給への影響を考慮しながら段階的に集材量を増やし、年間原木投入量110,000m3を目指します。
※選木リングバーカー:太さ・長さなどが異なる丸太を自動で測定、仕分けし皮をむく設備

■事業のねらい
四倉工場は輸入材使用比率の高い住宅部材について国産材を積極的に活用し、その比率を高めていくことを目指します。特に国産材比率が低いディメンション材の国産材化を推進します。国内の新設住宅着工数が減少傾向にあるなかで、国産材の使用比率を高め国産原木の需要量を一定量保ち、ウッドショックの様な外的要因に左右されず安定的に構造材を供給できる体制を構築します。
住友林業と大東建託は2025年2月に業務提携することに基本合意し、提携の第一弾として大東建託は住友林業子会社の木環の杜に出資しました。製造したディメンション材の一部は、大東建託の関東・東北エリアの物件などに供給する計画です。
木環の杜は地域の森林資源の更なる有効活用を進め国産材を安定的に利用していきます。木を伐って、植えて、育てて、使うことで森林の若返りを促し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速します。川上の山元や素材生産会社が原木を供給し、川中の製材工場・プレカット工場を経て川下の住宅メーカーへと製材品・木材加工品が流通します。このサプライチェーンを地域のステークホルダーと協業しながら強化し木材市場の活性化に貢献します。

住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。今後も建築での木材・木材由来素材の利用と他材料から木への代替を促進し、脱炭素化を加速させます。
■木環の杜 概要
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会 社 名 |
株式会社木環の杜(こわのもり)/URL: https://www.kowanomori.co.jp/ |
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所 在 地 |
福島県いわき市四倉町字栗木作192-1 |
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代表取締役 |
安永 友充 |
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資 本 金 |
1,390,000千円 |
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製造拠点 |
四倉工場 福島県いわき市四倉町字栗木作192-1 |
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出資会社 |
住友林業株式会社、恒栄資材株式会社、大東建託株式会社、和田木材有限会社 |
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設 立 |
2023年11月1日 |
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事業内容 |
国産材の製材・加工及びその製品の販売、集成材の製造及び販売 |
以上
≪お問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション部 佐藤・小山田
TEL:03-3214-2270





































