化学物質の管理

国内工場の化学物質管理

住友林業グループでは、国内は「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(PRTR法)に従って、対象となる住友林業クレスト株式会社の3工場(鹿島工場・新居浜工場・伊万里工場)それぞれについて、有害化学物質を管理しています。

国内工場の化学物質管理表(2020年度)

※2020年1月~12月の実績

対象会社 対象部署 物質番号 化学物質の
名称
取扱量
(kg/年)
排出量第三者保証マーク
(kg/年)
移動量第三者保証マーク
(kg/年)
製品への
転換
(kg)
大気 水域 土壌 埋立処分 下水道 当該
事業所外
住友林業クレスト 鹿島工場 186 塩化メチレン(ジクロロメタン) 8,515 5,879 0 0 0 0 2,635 1
448 メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート 1,246 0 0 0 0 0 43 0
小計 9,761 5,879 0 0 0 0 2,678 1
新居浜工場 186 塩化メチレン(ジクロロメタン) 4,160 2,973 0 0 0 0 1,186 0
小計 4,160 2,973 0 0 0 0 1,186 1
伊万里工場 4 アクリル酸及び水溶性塩 14,299 0 0 0 0 0 0 14,299
7 アクリル酸ノルマル-ブチル 8,397 0 0 0 0 0 23 8,374
84 グリオキサ-ル 2,330 0 0 0 0 0 4 2,326
134 酢酸ビニル 2,154,375 2,259 95 0 0 0 94 2,151,927
349 フェノール 34,200 0 0 0 0 0 16 34,184
395 ペルオキソ二硫酸の水溶性塩 3,649 0 0 0 0 0 9 3,640
407 ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(アルキル基の炭素数が12から15までの及び混合物に限る) 3,393 0 28 0 0 0 10 3,355
411 ホルムアルデヒド 137,599 42 0 0 0 0 235 137,322
415 メタクリル酸 868 0 0 0 0 0 0 868
448 メチレンビス(4,1-フェニレン)=ジイソシアネート 6,240 0 0 0 0 0 33 6,207
小計 2,365,350 2,301 123 0 0 0 424 2,362,502
合計 2,379,271 11,153 123 0 0 0 4,288 2,362,504

海外工場の化学物質管理

海外の工場においては、各国の化学物質管理規制に従って、下表の通り、接着剤や塗料などに含まれる化学物質を管理しています。

海外工場の化学物質管理表(2020年度)

対象会社 化学物質の名称等 取扱量
(t/年)
排出量(t/年) 移動量(t/年)
大気 水域その他 廃棄物処分
KTI インドネシア MA、UA他接着剤等 31,384 - - 75
ASTI インドネシア スチレン、キシレン、
溶剤
30 - - 9
RPI インドネシア イソシアネート、
ホルムアルデヒド
444 - - 0
NPIL ニュージーランド ホルムアルデヒド 298 - - 0
VECO ベトナム イソシアネート、
ホルムアルデヒド他
397 - - 8
CCC アメリカ合衆国 MEK、アルコール類他 340 328 - 12
合計 32,893 - - 104

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大気汚染物質の管理

国内工場の大気汚染物質管理

大気については「大気汚染防止法」及び地域条例にのっとり、対象となる住友林業クレストの各工場(鹿島工場・静岡工場・新居浜工場)、住友林業緑化の新城工場、紋別バイオマス発電株式会社それぞれについて、ダイオキシン、NOx、SOx、ばいじんの大気中への排出濃度検査を定期的に実施しています。2020年度は、排出濃度検査の結果は全て基準値以内でした。

国内工場の大気汚染物質管理表(2020年度)

※ 2020年1月~12月の実績

対象会社 対象部署 測定物質 単位 (基準値) 測定濃度 大気への
排出量
(mg-TEQ)
住友林業クレスト 鹿島工場 ダイオキシン ng-TEQ/m³ 5 0.025 1
静岡工場 ダイオキシン ng-TEQ/m³ 5 1.1 3.5
対象会社 対象部署 測定物質 排出量
(kg/年)
単位 (基準値) 測定濃度 乾きガス
流量
(Nm³/h)
住友林業クレスト 新居浜工場
(木くずボイラー)
SOx(硫黄酸化物) 197第三者保証マーク ppm 0.42 0.04 5,950
NOx(窒素酸化物) 1,443第三者保証マーク ppm 350 36 5,950
ばいじん 19 g/Nm³ 0.3 0.001 5,950
新居浜工場
(重油ボイラー)
SOx(硫黄酸化物) 1第三者保証マーク ppm 0.1 0.026 440
NOx(窒素酸化物) 1第三者保証マーク ppm 180 57 440
ばいじん 3 g/Nm³ 0.3 0.004 440
伊万里工場 SOx(硫黄酸化物) 1,024第三者保証マーク ppm -
-

※ 小型貫流ボイラーの為、測定頻度の規定なし

-
住友林業緑化 農産事業部 新城工場 SOx(硫黄酸化物) 32第三者保証マーク ppm 0.49 1.2未満 10,100
NOx(窒素酸化物) 717第三者保証マーク ppm 200 38 10,100
ばいじん 677 g/Nm³ 0.2 0.061 10,100
紋別バイオマス発電所 SOx(硫黄酸化物) 77,905第三者保証マーク ppm 373 4.0 189,000
NOx(窒素酸化物) 279,343第三者保証マーク ppm 250 89 189,000
ばいじん

3,516

g/Nm³ 0.1

0.004

189,000
八戸バイオマス発電所 SOx(硫黄酸化物) 827第三者保証マーク ppm 32.3 0.05 58,000
NOx(窒素酸化物) 69,007第三者保証マーク ppm 250 63.6 58,000
ばいじん 0.0 g/Nm³ 0.3 0.0 58,000

海外工場の大気汚染物質管理

海外の工場においては、各国及び地域の規制に従って、インドネシアとベトナムではNOx、SOx、ばいじんの排出濃度測定を、アメリカ合衆国では、VOCの排出量の測定を実施しています。2020年度は、排出濃度検査の結果は全て基準値以内でした。

海外工場の大気汚染物質管理表(2020年度)

対象会社 測定物質 単位 (基準値) 測定濃度
KTI インドネシア CO(一酸化炭素) µg/Nm³ 22,600 4,720
SOx(硫黄酸化物) µg/Nm³ 262 35
NOx(窒素酸化物) µg/Nm³ 150 42
H2S(硫化水素) µg/Nm³ 0.03 0.003
NH3(アンモニア) ppm 2 0.02
O3(オゾン) ppm 0.1 0.02
ばいじん mg/Nm³ 0.26 0.02
RPI インドネシア SOx(硫黄酸化物) mg/Nm³ 800 531
NOx(窒素酸化物) mg/Nm³ 1,000 114
ばいじん mg/Nm³ 350
ASTI インドネシア CO(一酸化炭素) µg/Nm³ 15,000 1,144
SOx(硫黄酸化物) µg/Nm³ 632 検出限界以下
NOx(窒素酸化物) µg/Nm³ 316 13
H2S(硫化水素) µg/Nm³ 0.02 0.001
NH3(アンモニア) ppm 2.0 0.073
TSP (Debu Total)
総浮遊粒子状物質
µg/Nm³ 230 133
VECO ベトナム SOx(硫黄酸化物) mg/Nm³ 500 2
NOx(窒素酸化物) mg/Nm³ 850 151
ばいじん mg/Nm³ 200 84
CCC アメリカ合衆国 VOC(揮発性有機化合物) 1bs 200,000 127,271

※ ドライヤーの状況の確認及び調整実施中。調整後2021年4月に測定

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水質汚染物質の管理

国内の水質汚染物質管理

水質については「水質汚濁防止法」にのっとり、対象となる筑波研究所及び住友林業クレスト株式会社全工場(鹿島工場・静岡工場・新居浜工場・伊万里工場)、紋別バイオマス発電所、八戸バイオマス発電所それぞれについて、定期的に排水の水質濃度検査を実施しています。2020年度は、鹿島工場の測定濃度は所在地の土壌の影響で基準値を超えていましたが、その他工場の測定濃度は全て基準値以内でした。

国内工場の水質物質管理表(2020年度)

対象会社 対象部署 検査項目 単位 (基準値) 測定濃度
住友林業 筑波研究所 pH - 5~9 7.5
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L < 600 6
COD mg/L - -
SS(浮遊物質量) mg/L < 600 6
ノルマルヘキサン抽出物
(鉱油類)
mg/L ≦ 5 <1
ノルマルヘキサン抽出物
(動植物類)
mg/L ≦ 30 <1
ヨウ素消費量 mg/L ≦ 220 5
フェノール類含有物 mg/L ≦ 5 < 0.02
シアン化合物 mg/L ≦ 1 < 0.1
銅含有物 mg/L ≦ 3 < 0.02
亜鉛含有物 mg/L ≦ 2 0.05
溶解性鉄含有物 mg/L ≦ 10 0.06
溶解性マンガン含有量 mg/L ≦ 10 < 0.02
ベンゼン mg/L ≦ 0.1 < 0.001
ほう素及びその化合物 mg/L ≦ 10 0.08
ふっ素及びその化合物 mg/L ≦ 8 < 0.17
住友林業クレスト 鹿島工場 pH - 5.8~8.6 12.6
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - 1.8
COD(化学的酸素要求量) mg/L 10.0 4.8
SS(浮遊物質量) mg/L 10.0 <1
静岡工場 pH - 5.8~8.6 7.8
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 160 5
COD(化学的酸素要求量) mg/L - -
SS(浮遊物質量) mg/L 200 1
新居浜工場 pH - 5.8~8.6 6.7
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - -
COD(化学的酸素要求量) mg/L 160 1
SS(浮遊物質量) mg/L 200.0 20
伊万里工場 pH - 5.8~8.6 7.8
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L - -
COD(化学的酸素要求量) mg/L 70 15
SS(浮遊物質量) mg/L 70 5
紋別バイオマス発電所 pH - 5~9 7.7
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 5日間に
1,000mg/L
未満
9
SS(浮遊物質量) mg/L 1,000 0
八戸バイオマス発電所 pH - 5.8~8.6 7.5
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 30mg/L以下
(日間平均20mg/L以下)
0.8
SS(浮遊物質量) mg/L 40mg/L以下
(日間平均30mg/L以下)
13

海外の水質汚染物質管理

海外の工場においては、各国の排水水質規制に従って、水質汚染物質の濃度検査を実施しています。2020年度は、排出濃度検査の結果は全て基準値以内でした。

海外工場の水質物質管理表(2020年度)

対象会社 対象部署 検査項目 単位 (基準値) 測定濃度
KTI インドネシア pH - 6~9 7.6
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 75 8.1
COD(化学的酸素要求量) mg/L 125 25
TSS(浮遊物質量) mg/L 50 5.3
NH3-N(アンモニア濃度) mg/L 4 0.8
Fenol(フェノール濃度) mg/L 0.25 0.02
RPI インドネシア pH - 6~9 7.8
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 75 9
COD(化学的酸素要求量) mg/L 125 28
TSS(浮遊物質量) mg/L 50 8
NH3-N(アンモニア濃度) mg/L 4 0.471
Fenol(フェノール濃度) mg/L 0.25 < 0.001
ASTI インドネシア pH - 6~9 7
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 500 55
COD(化学的酸素要求量) mg/L 1,600 171
溶解性鉄含有量 mg/L 5 0.32
溶解性マンガン含有量 mg/L 2 0.05
銅含有量 mg/L 2 < 0.02
亜鉛含有量 mg/L 5 0.12
六価クロム化合物 mg/L 0.1 < 0.005
クロム化合物 mg/L 0.5 < 0.1
カドミウム化合物 mg/L 0.05 0.001
鉛化合物 mg/L 0.1 0.042
硫化水素化合物 mg/L 0.05 < 0.015
硝酸塩化合物 mg/L 20 0.57
亜硝酸塩化合物 mg/L 1 < 0.002
VECO ベトナム pH - 5~9 8.0
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 200 28
COD(化学的酸素要求量) mg/L 300 49
SS(浮遊物質量) mg/L 200 9
窒素化合物 mg/L 60 検出限界以下
リン酸塩化合物 mg/L 10 0.12
NPIL ニュージーランド pH - 6~9 7.0
BOD(生物化学的酸素要求量) mg/L 2,350 1,561
COD(化学的酸素要求量) mg/L 6,400 4,430
SS(浮遊物質量) mg/L 650 345

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アスベスト(石綿)含有建材の適正処理

住友林業グループは、石綿の適正な処理ルートを確保しています。住友林業では、「解体工事適正対応ガイド」を策定し、住宅の解体工事における石綿の飛散防止に努めています。

一方、各事業所の建築物においても、法律に基づき適正に処理しています。

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ポリ塩化ビフェニル廃棄物の保管・適正処理

使用済みの高圧コンデンサーなどに含まれるポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物については、「PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」にのっとり適切に管理し、処理を進めています。

ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の処理状況※1

対象会社 対象施設 2018年度
処理量(kg)※1
2019年度
処理量(kg)※1
2020年度
処理量(kg)※1
住友林業クレスト (旧)名古屋工場※2 0 0 0
ASTI ASTI工場 0 0 0
小計 0 0 0

※1 上記処理量(kg)は、処分届の数量で、保管容器込みの重量を記載

※2 (旧)名古屋工場は、2015年6月末に閉鎖

ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理状況※1

対象会社 対象施設 2020年度以降
処理予定(台数)
管理状況
住友林業クレスト (旧)名古屋工場※2 513台 安定器保管中
ASTI ASTI工場 17kg 電子基盤

※1 上記記載の機器は、現在使用中もしくは保管中の機器であり、処理検討中のもの

※2 (旧)名古屋工場は、2015年6月末に閉鎖

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フロン排出量の管理

筑波研究所などの試験設備や関係会社の空調・保冷庫などの冷媒として使用されているフロン類ガスについては、2015年4月に施行された「フロン排出抑制法」にのっとり、フロン排出量を定期検査時のフロン充填量で管理しています。2019年度、フロン類の漏洩量はゼロでした。

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植物の力を活用した土壌浄化技術・環境修復事業

現在、日本国内では工場などの跡地の利用において、土壌汚染に伴う環境負荷とその対策コストの負担が課題となっています。例えば、ガソリンスタンドは、埋設から40年以上たった地下タンクの改修が、改正消防法で義務化されたことに伴い、年間で約1,000~2,000ヵ所が閉鎖される見込みです。

こうした土壌汚染対策・環境修復の需要に応えるべく、住友林業グループは、植物の作用を活用した汚染土壌の浄化(ファイトレメディエーション)に取り組んでいます。その一環として、2012年度、独自に品種登録した日本シバ「バーニングフィールド」による油汚染土壌浄化工法を、ENEOS株式会社(当時:JX日鉱日石エネルギー株式会社)と共同開発しました。

この工法で使用する日本シバは、根から出る栄養分が油分を低減する微生物の働きを活性化させる作用を持ち、環境負荷を抑え低コストで汚染土壌を浄化することが可能です。2020年度まで、ガソリンスタンドや油槽所跡地の浄化に9件導入され、そのうち5件で浄化が完了しました。

なお、2013年「環境対策に係る模範的取組表彰(大臣表彰)」を受賞するとともに、環境省が2013年度、2014年度に実施した「低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査」において、油分分解微生物の活性化傾向が認められた他、高濃度の油汚染地で適用することができる可能性があるとの評価を得ました。2018年10月、公益財団法人日本デザイン振興会が主催のグッドデザイン賞を受賞しました。2020年3月に、日本シバ改良品種「バーニングフィールド®」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)へ登録されました。 NETISは、国土交通省が新技術活用のため情報の共有及び提供を目的とした新技術情報提供システムです。NETIS登録技術の活用により、入札段階における総合評価方式や活用段階における工事成績評定で加点対象になるため、公共工事に携わる事業者等への新技術の認知度向上や普及が期待できます。

今後も、この工法による浄化実績を積み重ね、全国の油汚染問題の解決に貢献していきます。

ガソリンスタンド跡地に施工されたシバ

ガソリンスタンド跡地に施工されたシバ

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企業・IR・CSR情報