建築廃材・林地未利用木材をエネルギー資源として活かす
カーボンニュートラルな「木質バイオマス発電」
木質バイオマス発電は、CO2の増減に影響を与えないカーボンニュートラルという発想でつくられており、大気中のCO2の濃度上昇を抑制するものとして注目されている再生可能エネルギーです。
住友林業グループは、これまで利用されていなかった建築廃材に含まれる木材を原料とするリサイクルチップや、製材に適さない材、森林に放置されてきた間伐材などの未利用木材を燃料用木質チップとして利用する木質バイオマス発電事業を展開しています。
※カーボンニュートラル:木材を燃焼することで放出されるCO2は、木の成長過程で光合成により吸収された大気中のCO2であるため、木のライフサイクルの中では大気中のCO2を増加させないという考え方です。
木質バイオマス発電用チップの製造
「都市型」
建築廃材等の産業廃棄物や剪定枝などの一般廃棄物。
「山間地型」
森林を手入れする際に出る間伐材や使われないまま伐採跡地に残されてきた切り株などの林地未利用木材。
住友林業が運営参画する木質バイオマス発電所
⽊質バイオマス発電は、当社グループにおいても、2021年6月までに国内5ヵ所で事業を展開。2023年11⽉には宮城県の杜の都バイオマス発電所が運転開始予定です。この発電所が稼働すると、当社グループでの発電規模は合計で約251.6MWとなり、約555,000世帯分の電⼒を供給することとなります。