日本では今後主伐が増えることが予想され、その主伐後の再造林のために多くの苗が必要になります。住友林業では品質や量ともに安定した効率的な苗木生産により、日本の森林の若返りに貢献すべく「コンテナ苗木」を独自開発しました。
現在ほぼ通年での生産・出荷が可能となったこのコンテナ苗木の生産施設を全国6か所に整備し、年間約190万本の苗木生産が可能な体制を構築しています。
住友林業の樹木育苗センター
発芽から苗木出荷までを短縮
コンテナ苗木の生産施設では半自動播種機の導入で、手作業の種まきに比べ生産性は5~10倍となりました。発芽室や空調機による環境制御で通常2~3年かかる発芽から苗木出荷までの期間を約1年に短縮させるなど、生産性を向上させています。
また育苗台がレール上を自由に移動できるムービングベンチの導入により、女性一人でも一度に1,500本以上の苗木を移動可能となり、労働力を軽減させています。