路網設計支援ソフト(FRD)

路網設計・管理業務の効率化・省力化で林業の活性化と安全性向上

お知らせ

路網設計支援ソフト(FRD)

「意欲と能力のある林業事業体」を支援し地域の森林整備を進めていくためには、「森林資源情報」や「森林所有者情報(林地台帳)」といった森林情報の整備、共有、林業経営の基盤となる林業用路網、山土場などのインフラ整備が重要です。

FRD(Forest Road Designer)は住友林業株式会社と白澤紘明氏(現所属:(国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所)が共同開発した、路網設計支援のためのソフトウェアです。航空レーザ計測で得られた精緻な地形データ等を活かして、林道や森林作業道などの林業用路網の線形案を対話的に設計することが出来るとともに、ユーザーが設計時に幅員やコストなど様々なパラメータを調整することで崩れにくく低コストな線形案を効率的に設計することが可能になります。

FRDにより現地踏査回数の大幅削減や線形案の妥当性確認、コスト・リスクの評価など路網設計・管理業務の効率化・省力化を図り、林業の活性化と安全性向上を支援します。

「自動設計機能」で一定水準の線形案を作成

従来の林業用路網の線形案は紙の地形図上で作成するのが一般的で、個人の勘や経験に頼る部分が大きく現地での確認・検証作業を含め多大な時間と労力を要していました。本ソフトの「自動設計機能」を用いれば経験の有無を問わず誰でも一定の水準の線形案を作成することが可能となり、地形図や航空写真など様々な情報を重ね合わせることで線形案の妥当性やコスト・リスクの評価に役立てることができます。

実務に不可欠な線形案の横断・縦断図も自動で作成でき、併せて帳票出力することも可能です。
また、作成した線形データはシェープファイル形式やKML形式で出力可能で、結果をGPSレシーバやタブレットに取り込み現地で確認することができます。

設計条件・パラメータを自由に調整可能

FRDで設計を行う際には縦断勾配や幅員等の幾何構造の条件や掘削・転圧費用などのコストパラメータを調整し、ユーザーが設定した条件を満たす低コストな線形案を自動で設計することができます。また、崩壊の恐れのある箇所を回避箇所に設定するなどコスト計算だけでなく安全な道づくりを支援するために必要な機能も多数備えています。

FRDによる線形案

横断面図

縦断面図

FRDでの路網設計

FRD利用開始までの流れ

FRDのご利用開始までの流れを以下の図に示しました。ご利用を検討される方には当社よりお見積を送付いたします。下図よりお見積依頼書のフォーマットをダウンロードいただき必要事項をご記入の上、下記FRD専用窓口までお送り下さい。
なお、FRDのご使用にあたっては使用許諾条件にご同意いただく必要がございます。ご購入を検討いただく場合、必ず以下の使用許諾書にお目通し下さいますようお願いいたします。

路網設計支援ソフト(FRD)動画ライブラリ

第1回ウェビナー「路網設計支援ソフト「FRD」の活用」(2023/07/11)

FRDバージョン4.0の紹介(19:43)

ユーザーの活用事例(29:18)
鳥取県 中部総合事務所
前野 洋一氏

FRDの発展的な活用(10:57)
(国研)森林研究・整備機構
森林総合研究所
白澤 紘明氏

問い合わせ先

住友林業株式会社 脱炭素事業部

TEL:03-3214-3460(平日9:15~17:30)
E-mail:メール(FRD専用サポート窓口)
※お見積依頼書は、E-mailにてお送り下さい。