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構造の力

住友林業が独自に開発したビッグフレーム(BF)構法。
その構造の基本となるビッグコラム(柱)は、一般的な柱に比べ、約5倍の太さがあります。

BF構法では、ビッグコラムと梁、基礎を金属と金属によるメタルタッチで接合。
強靭な構造躯体をつくります。

耐震実験

構造上2階建てより負荷の大きい3階建ての建物で、大地震を再現した
振動実験を行い、耐震性能を検証。

東日本大震災を上回り
阪神・淡路大震災の揺れの

東日本大震災の最大加速度2,699galおよび、最大3,406galの揺れを加えてもなお耐震性能には余力を残しました。これは、阪神・淡路大震災の加速度の4倍に相当します。

東日本大震災、阪神・淡路大震災
震度7クラス
震度6弱~4

巨大地震と強い余震が繰り返し発生することも想定した震度6弱~4を224回加振した合計246回の振動実験を実施し、構造躯体の耐震性が維持され続けることを確認しています。

BFの接合部の強さ

地震時には柱の接合部に大きな力がかかります。
接合部を大きく分類すると「ピン接合」と「剛接合」に分かれます。

BF構法は、
構造を強固に一体化する
高層ビルと同じ剛接合を
採用しています。

〈ピン接合と剛接合の比較〉

剛接合(BF構法)

剛接合のBF構法は柱が太く、接合部を強固につなぐので、構造が一体化されます。

ピン接合(一般的な工法)

ピン接合(一般的な工法)は地震で力がかかると一般的な太さの柱だと、どうしても地震の力に対して傾いてしまいます。

〈ピン接合は壁で補強〉

傾きはBF構法の

一般的なピン接合には筋かい等の壁を設置して耐震性を向上させています。それでも剛接合のBF構法に比べ地震時の傾きは5.6倍になります

耐震性と大開口の両立

BF構法は、耐震性を確保しながら、大開口を実現します。

一般的な木造軸組工法の筋かい耐力壁に比べて、
BF構法なら約1/5の幅で同等の耐震性を確保。
耐震性と設計の自由度を両立し、
開放感あふれる大きな窓や広々とした空間を実現できます。