木は燃えると表面に炭化層ができます。炭化層ができると中心部まではなかなか燃えず、太さがある木は強度の低下が少ないという特長が。対して鉄は550℃を超えると一気に強度が低下。火災時に「木造より鉄骨のほうが怖い」といわれているのはそのためです。
モルタル仕様の外壁を火炎により加熱し、壁の構造耐力や遮熱性などを確認する試験の結果、建築基準法に定められた基準をクリア。防火構造(30分)および準耐火構造(45分および60分)の大臣認定を取得しています。
●遮熱性の基準:屋外より通常の火災による火熱が加えられた場合、規定時間内に加熱側の裏面(室内側の面)の温度が、最も温度が高い部分で200℃、平均温度で160℃以上に上昇しないこと(気温20℃の場合)。
火の通り道となりやすい壁内と天井裏の間を木材やせっこうボードなどで区画し、燃え広がりにくくするファイヤーストップ構造を採用。火災が家全体に広がるのを抑え、避難時間を稼ぎます。また、不燃内装材のせっこうボードは内部に結晶水を含んでおり、火災時には水蒸気を放出し屋内火災の拡大を防ぎます。
環境にやさしい「木」を構造材とした中高層建築が世界中で増加。これには高い耐火性が求められますが、住友林業ではさまざまな木質耐火部材を独自開発しています。柱や梁といった建物の構造材を、あえて隠さずにそのまま見せる仕上げ方である「現し」として耐火性の高い木質構造材を使い、中大規模建築に木ならではの温もりや安らぎを感じられる空間をご提供しています。