ニュースリリース(2011年)

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2011年7月15日

第5回キッズデザイン賞 2部門で受賞
ソーシャルキッズプロダクツ部門で 『ママをハッピーにする住まい「mamato(ママト)」』
フューチャーアクション部門で 『木目の空間は、リラックス&集中できる!を実証』

住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田大手町)は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会(本部:東京都文京区)が主催する「第5回キッズデザイン賞」において、子どもたちを産み育てやすいデザイン“ソーシャルキッズプロダクツ部門”と、子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン“フューチャーアクション部門”の2部門で、キッズデザイン賞を受賞しましたのでお知らせいたします。今回の受賞により本賞は3年連続の受賞となりました。

今回は、商品デザイン、建築・空間デザイン、コミュニケーションデザイン、リサーチ等の分野において、応募総数303点の提案の中から181点が選出されています。今後も当社では、子どもの健やかな成長につながる安心・安全の住まいづくりをはじめ、木の魅力を活かし、家族の暮らしに合わせた快適な住まいを提案していくとともに、再生可能な資源である木を積極的に活用し、循環型社会の構築に貢献してまいります。

キッズデザイン賞

<キッズデザイン賞>
「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」、「創造性と未来を拓くデザイン」、そして「子どもたちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度です。乳幼児用品や玩具などの子ども向けの製品・サービスに限らず、大人向けのものでありながら子ども目線を持った、良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動などを対象としており、受賞作品は「キッズデザインマーク」の使用が認められます。

<受賞内容>
■ 生活提案型戸建て住宅商品 「mamato(ママト)」
  <ソーシャルキッズプロダクツ部門>

子どもたちを産み育てやすいデザイン:

妊婦やその周辺の人、乳幼児や子育て支援に寄与する製品、施設、サービス、研究などを対象に選定

■ 木質内装材が子どものリラックス度、集中度に与える影響の研究  <フューチャーアクション部門>

子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン:

子どもの健全な育成、五感や感性の発達に寄与する製品、施設、サービス、研究などを対象に選定

「mamato」外観
「mamato」外観

<受賞作品概要>
【住友林業株式会 住宅商品「mamato(ママト)」】

■ 特長

・「専業主婦」、「共働き」のどちらか一方の層を対象とするのではなく、子育て中のママに向けて、多忙なママたちの要望に応え、家事の負担を減らし、子育てがしやすい住まいを提案する生活提案型の住宅商品です。

・建物外観は、シンプルな中にも、屋根の形、外壁の色、外装アクセント部材、窓形状など組み合わせて個性が引き立つデザインを採用しています。

<ママと家族をハッピーにする3つの提案>

暮らしの中心に「ダイニング」
暮らしの中心に「ダイニング」

(1) 暮らしの中心に「ダイニング」を

住まいの中で最もコミュニケーションがとりやすい空間である「ダイニング」を中心としたライフスタイルを提案します。

(2) 家事を楽にする「動線」、「家族の自立」を促すプラン提案

「動線」、「収納」を暮らしに合わせて工夫し、家族みんなが動きやすく、“自分のことは自分できる”ように家族の自立を促すことが、家事の負担の軽減につながるという考えをベースとして室内プランを提案します。

(3) 自然の恵みに包まれた暮らし

素材としての魅力にあふれ、本物ならではの木の温もり、風合いを感じられ、子育てにも最適な無垢床を採用しています。太陽、風、緑の自然エネルギーを活用し、冷暖房設備に頼り過ぎない「涼温房」の設計手法により季節の変化を感じられる住まいづくりを提案します。

■ 開発の考え方

子育ては日々忙しく、あわただしいけれども、ふとした小さなことに喜びがある。そんな「ママの何気ない幸せがあふれる家」を基本コンセプトとし、家事、育児、仕事、PTA、地域活動、習いごと、趣味など、とにかく忙しいママたちの共感につながる住まい提案です。子育て世代に向けて、「大切な家族との時間をいかに有意義に過ごせるか」という観点により、家事のしやすい動線設計、子供のお手伝いを含め、自分のことは自分でできるようになる収納設計など、家族の自立が、家事の負担を軽くします。家事は家族みんなですることで、コミュニケーションが広がり、絆も深まります。すべての「ママをハッピーにする」きめ細やかな生活提案をもとに、「ママも家族もハッピーになれる」自由設計の住まいとして開発しています。

【木質内装材が子どものリラックス度、集中度に与える影響の研究】

■ 研究概要

京都大学農学研究科の協力のもと、当社筑波研究所にて、小中学生を対象として、木質内装材が 子どものリラックス度、集中度に与える影響について検証しました。脳波測定を行ない、簡単な計算を行なう作業時間と休憩時間の脳波の推移を観察しました。勉強空間を想定し、用途に応じた建築仕上げ材の効果、有用性について、子どもを対象とし、脳波という中枢系の反応を観察し評価した事例は他に例がなく初めての調査研究です。

■ 調査結果

【写真1】のように白色クロスの空間および木質内装材による木目の空間で、計算作業中・休憩中の子どもの脳波を測定し、その結果から、木目の空間の方がクロスの空間よりも、休憩中はよりリラックス、計算中はより集中できており、休憩中と計算中のメリハリがり大きくなることを明らかにしました。
子どもの勉強空間の壁材として木目を使用することは、脳波測定から一定の優位性を証明することができ、勉強に集中する空間として適していることを示すことができました。

■ 調査詳細

【写真1】調査対象とした空間
【写真1】調査対象とした空間

【写真2】 脳波測定状況
【写真2】 脳波測定状況

(1) 調査対象
白色クロス、および色調の異なる3種のオーク調木目の壁材(ライト、ミディアム、ダーク)で3面を仕上げた半畳の計4種類の勉強空間を対象としました。

(2) 被験者
8歳から14歳の小中学生 10名

(3) 調査内容
それぞれの空間に机といすを用意し、被験者に作業をさせ、その際の脳波の推移を測定しました。

(4) 調査方法

・それぞれの空間で、休憩90秒間、計算(簡単な一桁の足し算)90秒間、休憩90秒間の計270秒間の脳波の推移を観察しました【写真2】。

・脳波のα波をリラックス度の、β波を集中度の指標としました。α波は安静(リラックス)時に、その他の周波数成分に比べて占める割合が高くなり、β波は能動的で活発な思考や集中の際に占める割合が高くなると言われています。

・被験者間のパワースペクトルレベルの個人差を考慮し、各波の周波数帯のレベルが全周波数帯のレベルに占める比率で相対的に評価しました。

(*パワースペクトルレベル : 脳波を周波数帯ごとに分けたときの、各周波数成分の大きさ)

・各部屋ともランダムに2セットずつ計測を行い、休憩中及び計算中のα波とβ波の脳波全体に占める割合(周波数帯比率)の平均値を算出しました。

(5)調査結果解説

・4種類のいずれの空間においても、休憩中ではα波の比率が上がりβ波の比率が下がる、計算中ではα波の比率が下がりβ波の比率が上がる、という点で同様の傾向がみられました。

・木目の空間の方がクロスの空間よりも、休憩中ではα波の比率がより高く、計算中はβ波の比率がより高くなることが確認されました。特に休憩中のリラックス度の差が顕著に現れました。

・木目の空間の方がクロスの空間よりも、休憩中と計算中でα波およびβ波の比率変化のメリハリが より大きくなることも確認されました。

以上

≪本件に関するお問合せ先≫

住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 大屋・佐藤
TEL:03-3214-2270
FAX:03-3214-2272

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