お客様とのコミュニケーション

住宅事業における
お客様とのコミュニケーション

基本的な考え方

住友林業は、継続した情報発信とコミュニケーションを通して、理想の家づくりを提案しています。

コロナ禍を経て、デジタルコンテンツでの情報発信が主軸となっています。SNSを通じた情報発信や、「住友林業の家」の特長である木質感をはじめ、テクノロジーやZEH、設計力に関する情報をいつでも好きな場所で閲覧できるWEBコンテンツ「MYHOME PARK」を公開しています。

また、豊富な木質素材等を体感できるショールームや展示場、完成住宅や構造現場のご案内も行っています。

日本の住宅政策は、長期優良住宅及びZEHの普及促進を掲げ、「いいものを作り、きちんと手入れを行い、長く大切に使っていただく」ストック重視に転換しています。住友林業は、オーナーの皆様に末永く快適な住まいを維持・継続してもらうために、アフターサービスを徹底しており、全国各拠点で行っているオーナーズイベント等を通じて、ご相談や問い合わせなどのきっかけをつくり、お客様の快適な暮らしのサポートと資産価値の維持を図っています。

専任チームが理想の住まいを実現

住友林業では、お客様の理想の家づくりを実現するために、専任チームを編成しています。

営業担当者、設計担当者、インテリア担当者、生産担当者、外構担当者が、お客様と外観や間取り、インテリア、外構などについて打ち合わせを実施。ご予算、家族構成、ライフスタイル、こだわりなど、住まいに関するご要望をじっくり伺い、それぞれの専門知識をもった担当者が、総力をあげて理想の住まいを実現するためのお手伝いをします。

多様なニーズやライフスタイルに合わせた住宅

住友林業は、初めて住まいを取得する一次取得者層、共働き世帯、子育てを終えて二人暮らしの住まいを計画する夫婦等、幅広いお客様に向けた住宅提案を行っています。

2023年4月に完全規格型商品「Premal」を発売。規格プランでありながら機能的な間取りと洗練されたデザインで価値のあるシンプルをカタチにしました。ZEHを標準仕様としているだけでなく、街並みと調和した緑の提案など、エクステリアデザインにもこだわっています。さらに、2021年4月に「MyForest BF」を発売しました。5つの樹種を中心に樹本来のカラーを活かして、住友林業ならではの木質感豊かな空間をご提供します。時代や流行に左右されない普遍的なデザインと、ビッグフレーム(BF)構法の大らかな空間と進化した断熱性能が生み出す、心地よくのびやかな住空間を提案します。
また、2023年10月には平屋商品「GRAND LIFE」を刷新しました。平屋ならではの生活動線や木を活かした室内空間と庭のつながりでより豊かな暮らしを実現させるとともに、1.5階「プラスカイ」を提案。プラスアルファな空間を活かしてお客様のニーズにお応えします。

また、「Forest Selection BF」は、厳選された1,500を超えるプランそれぞれに、住友林業ならではの暮らしのアイデアが凝縮され、豊富な選択肢の中からお客様のニーズやライフスタイルに合わせた住まいをWEB上からもお選びいただけます。

各商品ともZEH仕様を推進し“暮らしの環境”と“地球環境”を大切にする住まいを提供しています。

展示場・ショールーム

住友林業は、約270ヵ所の展示場や約80ヵ所のショールームを全国に展開しています。コロナ以降、来場予約を推奨することで、お客様の要望に沿ったご案内を実施できる体制を整えています。また、オンラインでのご相談も実施しています。

展示場

展示場ではお客様のニーズに合った住まいの魅力を体感できるよう、平屋・2階3階建ての豊富な展示場を用意しています。

  1. 木の魅力あふれる上質な空間
    住友林業の展示場では、フロア材に国内や世界で名高い銘木をふんだんに使用するとともに、壁や天井、建具も良質な木質部材でデザインすることで、圧倒的な木質空間を体感できます。厳選された木材を、熟知した職人の手によって進化させた木質内装材は「PRIME WOOD」として、実際の空間の中でしか感じることができない上質な雰囲気を味わうことができます。
  2. 暮らしやすさを考えた設計提案
    住まいは構造の強さはもちろん、そこで暮らしていくご家族にとっては、住み心地のいい間取りや家事動線、収納計画などが大切です。展示場では、住友林業が提案する間取りの工夫や家事のしやすさなどをご自身の目で確かめることができます。例えば、お子さまがいるご家族は子育てのしやすい間取りや子ども部屋、スタディコーナーなど、お子さまの成長をイメージしながら検討することができます。また、集中力を高めるという木の効能を活かしたワークスペースもご体感いただくことができます。
  3. 環境に配慮した設計と最新機器
    住友林業では、「涼温房(りょうおんぼう)」という設計の工夫をしています。これは、自然の心地良さを住まいに採り入れて、冷暖房機器に頼りきらない暮らしを目指すものです。展示場では、南北に抜ける風の通り道、深い軒で夏の日差しをさえぎる設計の工夫などを実際に確かめられます。また、太陽光発電システムや高効率給湯器などの最新環境機器や、全館空調システムを装備している展示場もあります。
2023年4月オープンの駒沢第二展示場(城南支店/東京)

2023年4月オープンの駒沢第二展示場(城南支店/東京)

2023年4月オープンの駒沢第二展示場(城南支店/東京)

ショールーム

住友林業のショールームは、当社オリジナルの木質部材「PRIME WOOD(プライムウッド)を始め、各部材や設備機器の実物を体感しながらご確認できます。システムキッチンやバスルーム・洗面台などの水回りの設備をはじめ、カーテンや壁紙、内装材、家具、外壁や玄関ドアなどの外装部材を豊富にそろえています。見て触って比較しながら、住まいのイメージを具体的に検討できます。

  1. 最新設備のバリエーションを多数展示
    システムキッチンは複数のメーカー製品を展示。シンクトップをはじめ、扉の色、質感などメーカーごとに異なるデザインの特徴はもちろん、収納スペースや使い勝手などを比較しながら検討できます。また、バスルーム、洗面台等も多数展示しており、普段の生活での家事のしやすさなどを思い描きながら水回りを確認できます。
  2. インテリアや外観イメージをトータルコーディネート
    様々なニーズにお応えできるよう、豊富な色・柄のカーテンや壁紙をはじめ、床材、建具、家具、照明などを豊富に展示。お客様がイメージされるインテリアに合わせて、室内の雰囲気をより具体的に検討できます。また、玄関ドアや外壁など外観イメージの決め手となる外装部材も豊富に取りそろえており、住まい全体をトータルでコーディネートできます。木は樹種ごとに色あいや木目が異なり、個性豊かな風合いを醸し出します。カタログやホームページでは分からない触り心地や質感など、その違いを実際に肌で感じながら確かめられます。
  3. 住まいの構造や最新の環境機器も展示
    住まいの構造を分かりやすく展示しています。独自の「BF構法」が特徴で、一般的な柱の約5倍の太さの主要構造材を強力な金属で固定する構法で、高い耐震性・耐風性を備えており、その強さを実感することができます。また、太陽光発電など最新の環境機器も展示しています。
宇都宮ショールーム

宇都宮ショールーム

福岡ショールーム

福岡ショールーム

「お客様の声」の尊重と活用

お客様最優先の取り組み

住友林業は、グループ全体のお客様相談窓口として、お客様相談室を設置しています。近隣住民の方を含むお客様のご意見や苦情を各担当部署や経営層に伝え、改善につなげることで、お客様最優先の行動をさらに向上させることが同室の重要な使命です。また、お客様の感動を生む、高品質の商品・サービスを提供するため、各事業部門やグループ会社と定期的に会議やワーキングを設けて事例や分析結果を情報共有し、具体的な施策としてまとめています。 施策は、グループ内に展開するとともに、定期的に実施状況や効果を検証し、見直しや改善を加えるなど、PDCAサイクルに沿った対応を行っています。

テクノロジー展示場の外観

さらに、社員の意識啓発を図るために、日常的に実践できるお客様満足向上のための工夫や「あなたのキラリ」と称した心温まる事例の紹介などを、社内WEBサイトを活用し、定期的に社内やグループ会社に発信しています。「あなたのキラリ賞」の選考は毎年実施し、お客様が喜ばれた感動や気づきをグループ社員に公開しています。社員同士で感想を述べ合うことで、グループ全体の共有財産として蓄積されていきます。昨年は応募作品223点の中から76作品をノミネートし、グループ社員からのコメント投稿により、「あなたのキラリ賞」を27名の方に授与しました。

「住友林業コールセンター」の運営

住友林業は、お客様のライフラインの緊急手配などにも迅速に対応できるよう、全国統一の総合受付窓口としてフリーコールで24時間365日依頼を受け付ける「住友林業コールセンター」を設けています。この窓口をお客様に広くご利用いただけるよう、引渡し時に電話番号を記載したマグネットカードの配布や、オーナー専用WEBサイト・情報誌などでお知らせしています。

現在、センターは東京と沖縄に設置しており、2拠点をネットワークで結ぶことで、全国統一のフリーコールを実現し、ご連絡いただいたお客様の待ち時間を短縮させています。また、新型コロナウイルス感染症拡大の防止とオペレーターの職場環境の改善のため事務所の移転・増床を実施しました。お客様からのご依頼やご相談に実行可能な対応を行い、お客様満足度の向上に努めました。

住友林業コールセンターお問い合わせ内訳(推移)

住友林業コールセンターお問い合わせ内訳(推移)

2020年度以降の集計期間は各年1月〜12月、2019年度の集計期間は4月から翌年3月

お客様アンケートの実施

住友林業ではお客様に一層の満足とサービスをお届けするため、入居時、2年目10年目3回にわたってアンケートを実施し、オーナーの皆様からのご意見やご感想をいただいています。

アンケートは、主に仕様・設計、各種部材・設備機器、各担当者の対応などについてお答えいただき、その結果を統計的に処理・分析し、商品開発や社員教育に活用しています。

アンケートに寄せられたコメントは、お客様の生の声であり、その声を社内関係部署にて共有することで、満足度向上に努めています。営業・設計・インテリア・生産・外構の担当ごとに決められた項目について、満足と回答された割合を支店単位で集計し、ランキングにします。ランキング結果は3ヵ月ごとに本部から各支店へフィードバックをしています。各支店は、結果を基に都度施策の見直しを行うことで、お客様満足度向上を目指しています。

2023年度のアンケートの満足度は、入居時96.9%2年目94.5%でした。また、住友林業ではさらなる満足度向上を目的とし、住宅業界では先駆けとなるNPS(ネット・プロモーター・スコア)を採用しています。今後、NPS調査分析によりお客様の声をさらに活かし、お客様の感動を生む、高品質の商品・サービスを提供し続けていきます。

顧客ロイヤルティー(企業やブランドに対する「信頼」や「愛着」の度合い)を測る新しい指標

お客様への情報発信

WEBサイトの運営・情報誌の発行

「住友林業の家」のオーナーの皆様とのコミュニケーション、アフターフォローの場として、オーナー専用WEBサイト「clubforest」を設置し、2023年12月時点で約12万名のオーナーが会員となっています。

同サイト内では、建築中現場の写真、「住友林業の家」に合わせた商品の通販、建物の補修依頼の24時間受付窓口など様々なコンテンツを通じて、オーナーの皆様の暮らしをより楽しく、より快適にするために役立つ情報を提供しています。災害時連絡システム等の機能も運用が開始されました。さらなる利便性の向上に努めて参ります。

また、情報誌「すてきな家族」を年2回発行しています。リフォームや土地活用などグループ会社の取り組みも含め、住まいや暮らしに関する情報を提供しており、2023年度は各号とも約32万部発行しました。

「clubforest」内、工程確認ページ

「clubforest」内、工程確認ページ

情報誌「すてきな家族」2021年春夏号

情報誌「すてきな家族」103号

情報誌「すてきな家族」2021年秋冬号

情報誌「すてきな家族」104号

サステナビリティレポート
2024サイトマップ