ニュースリリース(2008年)

ニュースリリース一覧へ戻る

2008年10月16日

10月18日の『木造住宅の日』を前に木造住宅に関する
イメージアンケート調査を実施

~ 「住まいの安全・安心」、7割の人が建築資材のトレ-サビリティに対する
関心があると回答、「食の安全・安心」と同様に高い関心 ~

住友林業株式会社では、10月18日の「木造住宅の日」※1)を前に木造住宅に関するアンケート調査を実施しました。

住まいの安全・安心の中でのトレ-サビリティに7割の人が関心を示し、食同様に高い関心が
木造住宅の建築素材である木材について、それぞれの産地や加工・流通経路、いわゆるトレーサビリティについての関心度合いを聞いたところ、「関心がある」「どちらかといえば関心がある」と回答した人の合計は69.9%となりました。
「食の安全・安心」に対するトレ-サビリティへの関心81.4%に比べると若干下回るものの、「住まいの安全・安心」の中でのトレ-サビリティにも高い関心を持たれているようです。
 
国産材は高級感があり高額、一方で外国産材はリーズナブルだが自然環境にネガティブなイメージが
国産の木材と外国産の木材に対するイメージを訊ねたところ、国産材については「木目が美しい」、「香りがよい」、「親しみが持てる」、「品質が安定している」などの良好なイメージが35~59%と高かったのに対して「価格が手頃」と答えた人はわずか3.6%と低いことから、国産材は品質がよく高級感があるが高額というイメージが定着していることが伺えます。
その一方で、外国産材について同様に訊ねたところ、回答は国産材とは反対の傾向を示し、「木目が美しい」、「香りがよい」、「親しみが持てる」、「品質が安定している」と答えた人は2.3~7.2%と低かったことに対して、「価格が手頃」と答えた人は69.5%となったことから、製品そのもののイメージはあまりなく、リーズナブルであるというイメージのみが高いことがわかりました。
また、自然環境保護という点では、国産材の活用は「役立っている」「日本の環境を破壊している」と相反するイメージがそれぞれ12.3%8.9%であるのに対し、外国産材の活用は「自然環境保護に役立っている」「日本以外の自然環境を破壊している」が、2.0%25.9%と、自然環境に対してネガティブなイメージを持たれている方が多いようです。
 
建築資材の中で他の素材に比べてCO2削減に役立っていると回答した人は13%に
「木材は製材された後も吸収したCO2を蓄え続けるので鉄やコンクリートに比べて、CO2削減に役立っている」と回答した人は13.7%。「木造住宅は非木造住宅に比べ製造過程で排出するCO2が少ない」と回答した人は21.0%と、建築資材の中で他の素材と比べた地球環境保護の観点での認識は低い結果となりました。
「木を伐採することはCO2の吸収量を減らしている」「生態系を破壊し続けている」という悪いイメージも、それぞれ43.1%42.4%と高い比率でした。
一方、「木材を伐採したのちに植林を行うことで持続可能な再生資源として地球温暖化防止に役立つ」と回答した人は36.6%という結果で、3人に1人はサステナブルであることの重要性についての認識をお持ちであるといえます。
 
木造住宅は6割を超える人が「住みやすさ」や「温かみ」を感じる
木造住宅に対するイメージについての質問では、「日本の風土に合っていて、住みやすい」、「温かみ、温もりを感じる」、「落ち着く・癒される」など良好なイメージを約6割の人が持っています。
一方で41.9~52.7%の人が「耐震性について心配」、「耐火性について心配」という、現在の建築基準法以前のイメージ、すなわち木造住宅の構造は弱いという過去のイメージを約半数の方々が持っておられることが伺えます。
 
本アンケートの結果を踏まえて当社の対応
  当社では建築材料となる木材の原産地や加工・流通経路についても安心・安全を求める消費者のトレーサビリティのニーズに応えられるよう、対応をすすめてまいります。平成19年6月には「木材調達理念・方針」を策定・公表し、社内に組織横断的な「木材審査小委員会」を設け、合法性の確認や取り扱い木材のトレ-サビリティの審査などを先行的にすすめています。
  国産材は、価格は高いが、品質がよい・木目が美しい・高級感もあるという回答が多かったことから、国産材に対して良好なイメージであることが伺えます。2008年7月超長期モデル事業として採択された「MyForest-大樹(超長期モデル事業)」と「MyForest―北海道仕様(超長期モデル事業)」においては、主要構造材における国産材使用比率100%を実現。特に「MyForest―北海道仕様(超長期モデル事業)」は北海道産材を100%採用しています。国産材の積極活用※2)により、2008年度中に「MyForest」全商品の主要構造材における国産材の使用比率を70%に高めることを目標に進めてまいります。
  環境面において、人工林木を伐ることが悪いのではなく、伐りっぱなしにする・適正な手入れをしないということが国内・国外を問わず自然環境に悪影響を与えるという正しい理解の周知を進めていきます。
  木材は、鉄・コンクリートに比べて製造・加工、建築にいたるまでのCO2総排出量の少ない建築資材です。成長過程においてCO2を吸収・蓄積し、木材として加工された後もCO2を炭素として固定し続けるという正しい木の特性の理解の周知を推し進めてまいります。
  木造住宅の持つ特性について正しいイメージの周知と向上を図りつつ10月18日の「木造住宅の日」の認知度の向上にも取り組んでまいります。
 
アンケート調査の属性
 
1. 調査対象 20歳以上の男女
2. 調査エリア 全 国
3. 調査期間 2008年10月3日(金)~4日(土)
4. 調査方法 インターネット調査
5. 有効回答者数 1,030人
 
※1) 木造住宅のさらなる普及と啓発のために、社団法人 日本木造住宅産業協会(会長:矢野 龍)が、平成10年から10月18日を「木造住宅の日」と定め、この日に因んだイベントとして、明日の住文化を担う小学生を対象に「木の家・こんな家に住みたい」をテーマとした作文コンクールなどを実施しています。
※2) 林野庁では、平成19年2月木材産業の体制整備及び国産材の利用拡大に向けた基本方針により、国産材シェア拡大の指標として、在来工法住宅における国産材使用割合を用いることとし、現在の3割(平成17年)を10年後には約6割に引き上げることを目標にしています。
<本件に関するお問合せは、下記にお願いいたします。>
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 佐野・野澤
TEL:03-3214-2270
FAX:03-3214-2272

以上

企業・IR・CSR情報