ニュースリリース(2012年)

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2012年6月15日

ニュージーランドのエネルギー効率化プロジェクトの表彰“EECA賞 2012”
住友林業グループの建材製造会社が2部門で受賞

住友林業株式会社(社長:市川晃 本社:東京都千代田区)の100%出資会社であるニュージーランドの建材製造会社”Nelson Pine Industries Ltd.”(以下、NPIL社)が、卓越したエネルギー効率性と再生可能エネルギーの技術革新を表彰する “EECA賞(EECA Awards) 2012”において、2部門で優秀賞を受賞しましたので、お知らせします。同社のEECA賞の受賞は、初めてのことです。

EECA賞は、ニュージーランド政府がエネルギー効率化の推進を目的として設立したEECA(エネルギー効率局、Energy Efficiency and Conservation Authority)によって運営され、民間部門と政府機関がスポンサーとなり一年に一度開催される大会で、2012年度は90団体のエントリーがありました。

5月23日に行われた授賞式では、全9部門において、その年の最も革新的なエネルギー効率化のプロジェクトが表彰され、NPIL社は、“大企業部門(Large Business Award)”および“エネルギー管理部門(Energy Management Award)”の2部門で優秀賞を受賞しました。

NPIL社の具体的な取組みとして、MDF(中質繊維板)燃焼炉の燃焼効率改善および、節電効果のあるモーターシステムの導入が挙げられ、燃料用木材の利用削減及び電力使用量の削減を達成した点が評価されました。同社が17ヶ月間にわたって取組んだエネルギーコスト削減の効果は投資額約45百万円に対して、年間78百万円に上っています。

内訳として、燃焼効率改善については、燃焼炉制御と空気流量の改善を達成し、その結果、年間燃料消費コストを約48百万円削減しました。モーターシステムの導入では、工場内のモーターシステムの最適化を実施しました。ドライヤーファンモータードライブなど、主要な20のモータードライブを変速稼動モーターに変更し、実需に応じてモーター回転数を変更することによって節電を可能としました。結果として、既に30百万円以上の電力コスト削減を達成しています。

また、このプロジェクトの地域貢献の側面についても高く評価されました。NPIL社が位置するニュージーランド南島はほとんどの電力を水力発電に依存しており、通常はダムの水を利用して電力を得ていますが、降雨量が少なくなり、寒さで電力需要が高まる冬場に関しては電力不足に陥りやすく、水力発電所以外に火力・地熱・風力発電所がある北島から電力供給しなければならないケースがあります。同社が電力使用量の削減に取組むことで、南島の地域のエネルギー供給の負荷を取り除くことに繋がります。

NPIL社は単一工場としては、世界最大規模のMDF生産能力を備え、MDFのほかLVL(単板積層材)など、幅広い木材製品を製造しています。計画的に植林したラジアータパインを原材料として用い、先端から樹皮に至るまで、一本の原木を余すことなく利用するなど、環境に負荷を掛けないものづくりを実践しています。持続可能な社会に貢献する住友林業グループの企業として、地域に根ざした環境配慮の取組みを今後も続けてまいります。

■NPIL 社概要

(1)社名 Nelson Pine Industries, Ltd. (ネルソン・パイン・インダストリーズ・リミテッド)
(2)所在地 ニュージーランド、ネルソン
(3)設立 1984 年10月
(4)資本金 45,500 千NZ ドル
(5)株 主 住友林業100%出資
(6)代表者 Murray G. Sturgeon
(7)事業内容 MDF・単板・LVL の製造および販売

以上

≪本件に関するお問い合せ先≫

住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 飯塚、服部
TEL:03-3214-2270

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