製品・サービスの安全及び品質管理

製造事業における製品の安全・品質管理

基本的な考え方

法的要求事項やお客様のご要望に応え、企画・製品開発から生産・販売に至るまでの事業活動の各段階で、PDCA管理サイクルを用いて、製品安全性と品質の確保・向上に取り組んでいます。提供する製品・サービスの品質向上のために、「継続的な改善」を進めています。

国内製造事業の製品安全・品質管理

製品安全・品質管理に関する取り組み方針

住友林業クレストでは、ISO9001に基づき品質方針を制定。各工場・部門では、この品質方針に沿って具体的な品質目標と展開活動計画を策定し、安全性の維持、品質及び顧客満足度の向上に取り組んでいます。

品質マネジメントシステムISO9001の2015年版での運用に際し、実務との連動強化することで品質とサービスの向上に努めていきます。

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住友林業クレストの品質目標

住友林業クレストでは、ISO9001のトップマネジメントレビューのアウトプットに基づき、2023年度の品質目標を次のように掲げています。

  1. 重要工程作業認定制度の構築
  2. QAネットワーク※1管理手法による生産プロセスのリスクアセスメントのスキーム構築
  3. 変化点管理(4M+3H)※2の徹底
  4. デザインレビュー時の確認項目精査(品質基準/検証試験内容)
  5. TPM※3活動を基軸とした人材教育体制の構築
  6. 各工場による品質相互監査実施
  7. 将来的なクレーム損失リスクの見える化(リスト化および情報共有)

※1生産ラインの品質保証項目ごとに、どの工程で不具合と流出を防止することができるのかを把握するための分析手法

※24Mとは、Man(人)、Machine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の4つの要素を分析・改善していくことで、課題発見や問題解決を図るための手法。一方、3Hとは、はじめて、変更、久しぶりの頭文字からとった言葉で、これらの視点で事前にミスなどを洗い出し、対策を行うこと

※3Total Productive Maintenanceの略。全員参加の生産保全。製造業における生産性向上のためのマネジメント手法

製品安全・品質管理体制

住友林業クレストでは、原材料の選定から加工・塗装までの一貫した生産ラインで、専任の品質管理担当者が商品ロットごとにサンプリング検査を実施しています。JISJAS等の規格を守るとともに、独自の品質基準を設けることでワンランク上のクオリティを実現しています。加えて、住友林業クレストの4工場では、製造品目に合わせた品質検証設備を整えています。さらに、住友林業グループの研究機関・筑波研究所とも連携し、厳しい使用環境における耐久性試験などを実施。 10年20年先までを見越した品質管理を行っています。

住友林業クレストでは、品質情報管理システムを活用し、お客様からのご意見やご要望を生産現場に反映するしくみを構築しています。また、製品の安全と品質に関する重大な不具合情報を入手した場合に緊急連絡網を通じて担当者から社長まで2時間以内に報告が届く体制を整えており、情報を活かしたものづくりを実施しています。

品質マネジメントシステム

住友林業クレストでは、全国にある工場のISO9001を統合し、運用しています。品質方針に基づき品質マネジメントシステムのPDCAサイクルを回していくために、内部監査を全工場で年2回、外部監査を年1回実施し、そのレビューを重ねていくことで厳密な工程管理体制を構築し、高品位な製品を製造しています。

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製品認証

住友林業クレストでは、安心できる住まいを提供するため、4VOCやホルムアルデヒドの放散基準に適合した木質建材を供給するとともに、その品質・性能を保証するためにJAS認定や大臣認定などを取得しています。また、大臣認定により防火性能を保証した商品や、SIAA(抗菌製品技術協議会)による抗菌・抗ウイルスの性能を担保した商品もリリースしています。

建材から放散される①トルエン、②キシレン、③エチルベンゼン、④スチレンのこと

品質目標に基づく品質改善活動の推進

住友林業クレストでは、各工場に専任の品質管理担当者を配置し日々の品質管理に努めるとともに、各工場・部門で掲げた品質目標をターゲットに品質改善活動を推進しています。また、各工場及び協力工場の管理体制の強化と維持に努めています。作業標準・QC工程表の遵守によるヒューマンエラー対策などを実施しており、ミスクレームは2018年度比40%以上削減できています。さらに、品質の維持向上を目的に各工場の品質管理担当者が他工場の品質監査を相互に行う活動を行っています。

工場での品質チェック

工場での品質チェック

顧客ニーズへの対応・
商品開発・サービス

住友林業クレストでは、見た目の美しさはもちろん、施工のしやすさから住み心地まで、お客様のご要望に沿う空間全体のトータル・クオリティを追求しています。天然素材としての木の良さを知り尽くした住友林業クレストならではの開発力を活かし、お客様に満足いただける”本物志向”の商品開発を心掛けています。

バルサを活用した、軽く、安く、
デザイン性の高い「木製防火戸」

住友林業クレストは、世界一軽い木材といわれている「バルサ」を活用し、従来製品に比べ、軽くて割安かつデザイン性の高いオリジナル木製防火戸を販売しています。本製品は、防火戸の設置が求められる都市部の3・4階建て建築物や、異なる用途が混在する病院併設住宅等のニーズに対応したものです。また、バルサ材は当社のグループ会社であるクタイ・ティンバー・インドネシア(KTI)が苗木から育成した植林木を利用しており、環境にも配慮した製品となっています。

バルサを活用したオリジナル木製防火戸

バルサを活用したオリジナル木製防火戸

海外製造事業の製品安全・品質管理

品質管理体制

海外製造会社では、ISO9001に基づき品質管理体制を構築しています。品質会議を毎月開催し、発生した品質クレームの報告及び対策や、工程内不良や最終製品の不良に対する原因と対策、品質改善活動の共有等を実施しています。

住友林業は、日本のお客様とのコミュニケーションの橋渡しや、JIS認証JAS認証の維持状況などコンプライアンス遵守状況をモニタリングしながら必要な認証維持の支援等を行っています。また、住友林業グループの研究機関・筑波研究所が、商品開発や品質改良のための基礎試験や製造技術に関する助言や支援を行っています。

製品安全・品質管理に関する
取り組み

海外製造会社では、ISO9001に基づき、品質方針に沿って具体的な品質目標と活動計画を策定し、品質及び顧客満足度の向上に取り組んでいます。また、JISJAS等の製品認証を取得し、それらの認証要件に沿って品質管理に関する方針や基準を定めています。この方針・基準に沿って製品の品質管理を行い、外部機関による認証監査や定期的に実施する内部監査により品質管理体制の継続的改善を行っています。

製品安全性や品質については、お客様とのコミュニケーション、フィードバックを重視し、特に安全性や品質要求の厳しい日本向け製品を生産する中で、全社的な品質基準のさらなる向上、安定化を図っています。

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