教育施設
- 施工
「木化」で築く、豊かな子育て環境。
幼保連携型認定こども園(千葉県香取市)
設計:株式会社石嶋設計室/構造:耐火建築・鉄骨造一部木造・2階建て/建築地:千葉県香取市/延床面積:1,144.02㎡(346.07坪)
本施設は、幼稚園と保育所の機能を併せもつ「幼保連携型認定こども園」への移行に伴い、既存棟の改装と2棟の増築を行いました。園舎を耐火建築物とすることが条件のため、新棟の遊戯室に純木質耐火集成材「木ぐるみFR※」を採用しました。構造体を現しにしながら、できるだけ壁を少なくして窓の面積を広げ、約130㎡の明るい空間を実現しています。木造でありながら耐火基準を満たすこと。鉄骨造の園舎を木で包むこと。あらゆる条件をクリアしながら、子どもたちの豊かなこころとからだを育む「木の環境」を生み出しています。
※「木ぐるみ FR」は住友林業が国土交通大臣認定を保有する1時間耐火構造部材。
既存棟の天井の高い2階保育室には、木のすべり台を設け、床から天井までをルーバーにすることで、開放感のある木の空間を創出。すべり台の下は、天井の低い隠れ家のような遊び場になっています。