ニュースリリース(2014年)

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2014年08月21日

長野県のワイン醸造工場兼人材養成所
「千曲川ARCワイナリー」を着工

  住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は、日本ワイン農業研究所株式会社(社長:玉村 豊男 本社:長野県東御市)が地域農家のぶどうを使用するワインの醸造工場と、ワイン醸造のプロフェッショナルの育成を目指し設立する「千曲川ワインアカデミー」が入る施設「千曲川ARCワイナリー(長野県東御市和(とうみし かのう))/以下、本施設」の施工を今年7月の一般競争入札により受注し、8月20日に本体着工いたしましたのでお知らせいたします。


南立面図

  エッセイストとしても著名な玉村豊男氏が経営する日本ワイン農業研究所㈱は、6次産業化※1を目指す総合化事業計画認定事業者※2として農林水産省により認定されており、同氏が2004年より経営している「ヴィラデストワイナリー」や信州うえだ農協(本所:上田市)の子会社などの出資により2014年3月に設立されました。

  本施設は、地域農業を後押しすべく、地域のぶどうを使用したワインの醸造と、醸造技術や醸造所経営の知識を持つ人材を育成するための場として建設されるもので、本施設に関わる事業費用は6次産業を進める狙いで国などが設立した官民ファンドである「農林漁業成長産業化支援機構」などが出資予定です。

  この取り組みには、高品質で特色のある信州産のワインを醸造する小規模ワイナリーを県下各地に増やし、上質なワインの生産地を形成するとともに、観光業をはじめとする経済活動の活性化を促すなど、「信州ワインバレー構想※3」を牽引する役割が期待されています。

  設計は長野県の大手設計事務所である、株式会社宮本忠長建築設計事務所(所長:宮本仁夫 本社:長野県長野市)が担当。1階がRC造、2階が木造の混構造で、1階には年間約3万~5万本のワインを製造できるワイナリーが、2階には国内外の著名な醸造家や研究者などの講義も受けられるスペースと、ワインの販売と試飲が行えるショップ・カフェスペースなどが設けられる予定です。

  施工は当社住宅事業本部木化営業部が担当し、内部空間の素材に当社グループオリジナル部材であるオーク樽材などを提案するなど、来場者を優しく迎え、安らぎを得られる木質空間づくりに貢献します。


断面図

  本施設は、敷地の高低差を活かし、ブドウ畑からは1階のワイナリーに、ブドウ畑の反対側に位置する道路からは2階の作業スペース兼ショップスペースに直接出入りできるようになっています。また、2階からはブドウ畑が一望できるよう、施設内部からの景観に配慮すると共に、緑豊かな景色に溶け込むよう、周辺に配慮した木調の外観となっております。

  当社は本施設の施工を通じ、国が推進する6次産業化により、地域の歴史ある産業に新たな息吹を吹き込む本取り組みに関わり、木造建築物の普及に寄与できることに大きな意義を感じています。今後も増えると予想される6次産業化の取り組みと親和性の高い木造建築物の建設を通じて、日本の農林水産業を活性化する一助を担いたいと考えております。

※1 農林水産業の新たな付加価値を創出するため、農林漁業者が生産(第1次産業)だけでなく、加工(第2次産業)、流通・販売(第3次産業)にも主体的・総合的に関わる取り組みを指す。(1×2×3=6次産業化)
※2 6次産業化法で設けられている認定制度に沿って「総合化事業計画」を作成し農林水産大臣に申請、認定を受けた事業者
※3 長野県が10年計画で県産ワインの生産量拡大やブランド化を目指す取り組み

【物件概要】

事業主 日本ワイン農業研究所株式会社
所在地 長野県東御市和(とうみし かのう)6667
用途 1階:工場 2階:物販店舗、
延床面積 742.50m²
設計・監理 (株)宮本忠長建築設計事務所
施工 住友林業(株)
構造 1階:RC造
2階:木造軸組
階数 地上2階
本体着工 2014年8月20日
完成予定日 2015年3月20日

以上

≪ニュースリリースに関するお問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 森永・飯塚
TEL:03-3214-2270

≪木化事業に関するお問い合わせ先≫
木化営業部 TEL:03-3214-2535

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