労働安全衛生

環境エネルギー事業における
労働安全衛生

環境エネルギー事業における取り組み

環境エネルギー事業の燃料チップ工場において、従業員及び所内に出入りするお取引先の方々の労働災害を防止するために、社員による安全パトロールに加え、年に1回環境・エネルギー部及び品質・安全マネジメント室による内部監査を実施し、作業現場における改善及び是正を行っています。

2022年度、 環境エネルギー事業の作業現場において、労働者災害補償保険法における休業補償給付対象の災害が2件発生しました。災害発生後は、当該の請負業者及び委託業者と再発防止に向けた対策を迅速に協議・確認した他、「安全衛生協議会」を通じて他の請負業者にも注意を促し、再発防止の周知・徹底を行いました。

環境エネルギー事業での従業員及び
請負業者の労働災害件数※1※2

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
0件 3件 1件 2件

※1 労働者災害補償保険法における休業補償給付対象件数を開⽰

※2 2020年度以降の集計期間は各年1月~12月、2019年度の集計期間は4月から翌年3月

環境エネルギー事業における
安全衛生管理体制

連結子会社の紋別バイオマス発電所、八戸バイオマス発電所、オホーツクバイオエナジー、みちのくバイオエナジー、ジャパンバイオエナジー、及び持分法適用会社である川崎バイオマス発電所、苫小牧バイオマス発電所、苅田バイオマス発電所の安全衛生について、統括管理を行っています。月例会議で労災発生報告と再発防止の共有を図るとともに、四半期毎に防災訓練・消防設備定期点検・安全研修実施有無の進捗確認を行っています。例えば、トラック停止位置を運転手がミラー越しに確認できるよう天井にレーザーライトを設置しました。トラックの背後に誘導員を立たせた際の事故のリスクを洗い出し、対策を行っています。

安全衛生リスクアセスメントの様子

安全衛生リスクアセスメントの様子

「ISO45001:2018」認証取得

2020年2月にジャパンバイオエナジーがISO45001自己適合宣言を実施しました。2021年8月、ジャパンバイオエナジーと同社の管理担当部署の資源環境事業本部 環境・エネルギー部と本社事務局の品質・安全マネジメント室の3組織が合同で、住友林業の環境・エネルギー部門として 「ISO45001:2018」を取得しました。2022年8月には、資源環境事業本部 森林資源部 国内森林グループ、新居浜森林事業所及び本山樹木育苗センターが適用範囲に加わりました。 2023年1月には、みちのくバイオエナジー、オホーツクバイオエナジーがそれぞれ 「ISO45001:2018」の自己適合宣言を実施し、マネジメントシステムの活用を進め、労働安全衛生の管理強化に取り組んでいます。

ISO45001は、「国際標準化機構(ISO)」が2018年3月に発効した労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格で、労働災害の可能性やそれに伴う経営リスクの低減を目的としています。

ISO45001のスキームを活用することで労働安全衛生の管理体制が体系化され、早期課題発見と対処、効果的な防止策の実施が可能になります。労働災害が減少すれば、それに伴う人的・経済的なコストの削減につながります。

※ ISOに基づくマネジメントシステムを自社で構築、運用、適合していることを宣言すること

ISO45001現場審査の様子

ISO45001現場審査の様子