労働安全衛生

人財育成

人財育成

住友林業グループは、グループ社員を含めた内部監査員研修を実施し、人財の育成にも努めています。2021年度から品質・安全マネジメント室が主催するISO45001内部監査員養成講習会を開始し、2023年度は、71名(内部監査員資格コース66名、規格解説コース5名)が修了しました。社内WEBサイトを通じeラーニングに「労働安全衛生・品質」講座を設置しています。2023年度は、「労働災害の企業責任」「事故をなくす安全衛生活動講座」の2講座を新たに開講し、安全衛生教育を推進しています。また、品質・安全マネジメント室は、労働安全衛生に関するDVD教材の貸し出しを実施し、グループ会社も含め、社員教育や安全大会等で活用しています。今後もグループ全体への指導・助言を行うことにより、安全体制の強化を進めていきます。

住友林業グループのISO45001内部監査員 資格取得者数

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
8名 44名 39名 66名

外部講習での資格取得者を含む

2023年度 主な労働安全衛生に関する教育(全社教育)

名称 形態 目的 対象 受講者数(名)
組織運営に役立つISOって何?
【2021年8月開講】
eラーニング ISOマネジメントシステムの基礎を理解し、組織の課題・悩みを解消するための仕組みづくりを進める活動に結び付ける 住友林業
グループ会社(一部除く)
2,434
ISO45001マネジメントシステム
【2021年11月開講】
eラーニング ISO45001マネジメントシステムの基礎から一歩進み組織の課題・悩みを解消するための仕組みづくりを進める活動に結び付ける 住友林業
グループ会社(一部除く)
2,451
住友林業グループのSAFETY FIRSTとは?
もっと知ろう、私たちの安全方針!
【2022年7月開講】
eラーニング 「住友林業グループ労働安全衛生方針」の理解を深め、全員が一丸となって安全衛生活動を推進すること 住友林業
グループ会社(一部除く)
156
知っているようで、知らない!?
リスクアセスメント Part.1 基礎から学ぼう、重点ポイント!
【2022年12月開講】
eラーニング 安全とは何か、リスクとは何か、危険源とは何かという概念を学び、リスクアセスメントを理解する 住友林業
グループ会社(一部除く)
79
労働災害の企業責任
【2023年6月開講】
eラーニング 労働災害における企業責任の重要性や、違反した際のリスクの大きさの理解を促進する内容。組織の安全文化の醸成に繋げる。 住友林業
グループ会社(一部除く)
35
事故をなくす安全衛生活動講座
【2023年11月開講】
eラーニング 労働安全衛生法の基本を理解したうえで、5Sのポイント、安全衛生活動のプロセスなどを学び、安全衛生活動について今一度考え直す内容。現場の「守る力」を高めることで、メンバーに安心して長く働いてもらう環境を整える。 住友林業
グループ会社(一部除く)
132
ISO45001マネジメントシステム
内部監査員養成講習会
集合研修 ISO45001の要求事項(概要)と内部監査技法のポイントについて演習を交えて習得し、内部監査スキルの向上を目指す 住友林業
グループ会社
71
ISO45001マネジメントシステム
概要研修
集合研修
オンライン研修
海外グループ会社へ渡航する前に、現場の労働安全衛生管理に関する知識を身に付ける 海外グループ会社への渡航者 21

2023年12月末時点の累計

安全教育

国内製造事業

社員が工場に配属される際には安全教育を実施し、保護具着用の目的や安全作業のためのルールなどを教育することで安全への意識付けを行っています。特にフォークリフトや丸鋸などの刃物、ロールスプレッダーなどの回転体といった危険性の高い設備などを扱う作業では、外部講師による講習や安全体感研修を実施し、作業時の危険性を認識させています。

海外製造事業

海外製造会社では、重大労働災害(休業4日以上)の撲滅を安全目標とし、重点取り組みとして「フォークリフト事故の撲滅」「刃物などの回転体による事故の撲滅」を目標に安全衛生活動を推進しています。

建築現場

労働安全衛生意識の向上を図る研修

安全衛生管理者、建築現場の安全衛生責任者(請負事業者)、各職種の職方を対象に、具体的な事例を交えた安全衛生に係わる教育を実施。墜落制止用器具(フルハーネス型安全帯)や、丸のこやグラインダーなど、手軽で使いやすい反面、誤った使用法により事故につながりやすい電動工具による作業の安全確保を目的とした特別教育(労働安全衛生法 第59条3項)を社内講師により実施しています。

2023年度は、重大災害対策として職長・安全衛生責任者能力向上教育を協力工事店の職長を対象とし、17回開催(受講人数454人)しました。引き続き2024年度も開催しており、2年間で約2000人の受講を予定しています。

電気工具を使用し、研削砥石を回転させることにより加工切断する工具

 丸のこ特別教育

丸のこ特別教育

 フルハーネス型特別教育

フルハーネス型特別教育

2023年9月に、工具災害対策として、安全衛生教育用動画オンライン配信を実施しました。従来、安全衛生教育用DVDの貸し出しを実施していましたが、視聴者が限定される課題がありました。URL、二次元バーコードから自己所有のパソコン、スマートフォン、タブレット等で手軽に視聴できるようにしました。6日間実施し、視聴回数は1300回以上となりました。

特別教育の開催状況

項目名 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度
開催数(回) 受講人数(名) 開催数(回) 受講人数(名) 開催数(回) 受講人数(名) 開催数(回) 受講人数(名)
職長・安全衛生責任者教育 2 77 1 21 2 42 1 29
丸のこ取扱い作業者に対する安全教育 4 124 8 218 3 75 1 16
自由研削用といしの取替え等の業務特別教育 7 171 9 242 3 70 - -
足場の組立て等の業務特別教育 1 14 1 1 - - 1 15
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育 88 3,084 94 2,862 8 217 5 150
102 3,470 113 3,344 16 404 8 210

介護事業

社内教育

介護サービスの質の維持向上のために「人財」は重要な要素です。スミリンフィルケアでは、人財育成のために様々な研修を計画的に実施しています。例えば「ボディメカニクス」の実技研修では人間の関節や筋肉、骨が動作する際の力学的関係を利用し最小限の力で介助を行う介護技術の習得を目指すものです。介護者の負担を軽減し腰痛防止に効果があります。

また、ホームの全職員を対象とした「アンガーマネジメント研修」にも取り組んでいます。アンガーマネジメントとは、怒りの感情を管理し、上手に付き合うための心理トレーニングです。怒りをコントロールすることにより、仕事のストレスを減らし、ご入居者・ご利用者とのコミュニケーション向上にもつながります。

 ボディメカニクスの概要

ボディメカニクスの概要

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