自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■12月管理人日記
雪不足で全国的に暖冬傾向にあるようですが、「まなびの森」も厳しい冷え込みがなく例年より暖かい12月となっています。とは言っても標高1,000mを超す山麓は冬の様相にかわり、活動を終えた林内も静けさの中に包まれ「山眠る」の形容がぴったりです。
今月は、関係者の皆さんと林内を回り、植林木の生育調査及び育林活動の進捗状況などの確認を行いました。植林木の生育は様々ですが、森の再生は確実に進んでいるようです。
また、フォレストアークの屋根補修工事が完了し、来年も皆さんの活動を受け入れる準備が整っていますので宜しくお願いします。
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暖かい日が続き山肌が見え始めた富士山
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オニシバリ:枯れ果てた林内でただ一人青々と葉を付ける(別名ナツボウズ:夏になると葉を落とすことから)
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屋根の化粧直しの済んだフォレストアーク
■11月管理人日記
月の初めから暖かな日が続いていましたが下旬になると急に冷え込み、今では林内のあちらこちらに霜柱が立ち水溜りや林道の轍には氷りも張っています。色とりどりに染まっていた森の木々もすっかり葉を落とし、樹間からは遠く南アルプスの山並みも見えるようになりました。山麓全体が静かになり黄昏時には寂しさも感じさせます。「まなびの」森も冬仕度が整いつつあるようです。
今月は、住友林業㈱の社員ボランティアで、ヘキサチューブの回収と運搬を行って頂きました。小春日和に恵まれ屋外での昼食を楽しんだグループもあったようです。
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「まなびの森」の黄昏:少し寂しいひと時・・・
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住友林業㈱社員ボランテアの皆さん:市川社長を中心に富士山をバックに・・・
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ムラサキシキブ:紫色の美しい実。名の由来は美女の誉れ高い「紫式部」・・・
■10月管理人日記
11日未明、富士山に初冠雪が・・・平年より11日遅く昨年より5日早いとのことです。山頂の雪景色と合せ、赤や黄色に染まった木々が秋の風情を醸し出し来訪者を楽しませてくれています。しかし、季節の進みは早いようで森の木々も葉を落とし始め、日ごとに落ち葉の絨毯が厚くなってきます。「まなびの森」は既に晩秋!です。
今月は、住友林業グループによる森林再生ボランティア活動、住友林業建築技術専門校の間伐実習、一般募集によるボランティア活動では枝打ち作業体験を行ないました。
また、地域の2つの小学校が「まなびの森」を利用して環境教育を実施しました。落ち葉を集めたり、臭いを嗅いだりと秋の森を満喫したようです。とりわけ、カツラの木の落葉時に発する甘い香りには興奮気味でした。
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初冠雪の富士山
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住友林業グループによる森林再生ボランティア
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住友林業建築技術専門校の間伐実習