まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第123回】 「まなびの森」も夏の到来!

2015年 8月 5日

■7月管理人日記

 梅雨明けと同時に気温も上がり夏日が続きはじめています。いよいよ「まなびの森」も夏の到来と言ったところです。合わせて山麓特有の濃い霧も頻繁に発生、蒸し暑さも増してきています。しかし、木漏れ日に輝く林内に足を踏み入れると、ひんやりとした雰囲気に包まれ清々しく爽やかな時間が過ぎていきます。また、霧に覆われた森は幻想的な一面も見せて、暑い中での清涼剤の様に癒されるひと時になります。
 今月は、静岡大学の学生を中心とした一般ボランティアの皆さんに、小雨の降る中ヘキサチューブの解体(取り外し)を行って頂きました。また、住友林業、三菱電機の企業ボランティアによる活動も実施いたしました。ヘキサチューブを外された植林木もこれから更に大きく成長すると思います。雨や暑い中での活動でしたが御苦労様でした。

  • 一般ボランティアの皆さん(雨の中での作業ご苦労様でした)

  • 住友林業グループ企業ボランティアの皆さん

  • 三菱電機グループ企業ボランティアの皆さん

【第122回】 「まなびの森」の蝉時雨!

2015年 7月 6日

■6月管理人日記

 眼にしみる新緑も深緑に変わり、「まなびの森」の景色も何となく落ち着いたように見えます。静かな森も、小鳥の囀りに混じりハルゼミの鳴き声が響きわたり、爽やかな中にも少しの鬱陶しさも感じる今日この頃です。
 また、木々の息吹が漂う林内では、淡い紅色のサンショウバラや白く凛としたヤマボウシの花が存在感を示す一方、林縁で枯れ枝やススキに絡まりハンショウヅルの花もひっそりと咲いています。
 今月は、地元の小学校4校が「まなびの森」を利用して環境教育を実施しました。インストラクターの説明に興味津々。森の中では「木に触れる、土を掴む、葉の臭いを嗅ぐ」等、自然と触れ合ったようです。最後に「自然を守る大切さが分かった!」と話していました。  

  • サンショウバラ:花は大きく淡紅色で花柄やがく筒にはトゲが密生している

  • ヤマボウシ:和名は山法師、果は集合体で熟せば赤くなり甘く食べられる

  • ハンショウヅル:下向きに咲く鐘形の花を半鐘にたとえたもの、長い葉柄でほかの木や草に絡みつく

【第121回】 「まなびの森」の新緑!

2015年 6月 4日

■5月管理人日記

 富士山の雪も溶け山肌が露わになってきました。「まなびの森」も一面の新緑で覆われ、カッコウやホトトギス、ツツドリなどの夏鳥も既に特色ある囀りを響かせています。今年は、富士の雪解けや夏鳥の飛来など例年に比べ少し早いように感じます。
 森の中では、ホウノキやナナカマド、ウツギ、ゴマギの花も咲き視覚を楽しませてくれると同時に、若葉の香りが漂い清涼感に包まれる至極のひと時となります。
 今月は、クレスト静岡工場の皆さんがヘキサチューブとポールの片付け作業の活動に参加してくれました。また、地元の2つの小学校が、環境教育の一環として「まなびの森」を利用しました。天然林の散策を通じて自然の大切さを感じたようでした。

  • 山肌も露わな富士山!

  • 「まなびの森」:若葉の香りと清涼感が!

  • クレスト静岡の皆さん:「森の主」シナノキの前で記念写真!

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