まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第129回】「まなびの森」の年明け!

2016年 2月16日

■1月管理人日記

 新しい年が静かに明けました。南岸低気圧の通過に伴い全国的な大雪の報も聞かれましたが、「まなびの森」周辺では例年に比べ積雪も少なく暖かく穏やかな日々が続いています。
 晴れた日には、シジュウカラやコガラ、ヤマガラなどが群れをなして枝から枝へと動き回っています。うっすらと雪を被った木々の冬芽には膨らみもみられ、今年は樹木の芽吹きも早いのではないかと思います。
 また、富士山周辺でもニホンジカが増え生息域を拡げ、食害被害も多くなってきているようです。県や猟友会など関係機関で対策を取りはじめていますが、どの様に生物多様性や生態系のバランスを保っていくか難しい問題でもあります。

  • うっすらと雪化粧の人工林

  • 冬の富士山:水ヶ塚公園から

  • 森の巨木(ケヤキ)も少し冷たそう!

【第128回】「まなびの森」の冬!

2016年 1月15日

■12月管理人日記

 雪不足で全国的に暖冬傾向にあるようですが、「まなびの森」も厳しい冷え込みがなく例年より暖かい12月となっています。とは言っても標高1,000mを超す山麓は冬の様相にかわり、活動を終えた林内も静けさの中に包まれ「山眠る」の形容がぴったりです。
 今月は、関係者の皆さんと林内を回り、植林木の生育調査及び育林活動の進捗状況などの確認を行いました。植林木の生育は様々ですが、森の再生は確実に進んでいるようです。
 また、フォレストアークの屋根補修工事が完了し、来年も皆さんの活動を受け入れる準備が整っていますので宜しくお願いします。

  • 暖かい日が続き山肌が見え始めた富士山

  • オニシバリ:枯れ果てた林内でただ一人青々と葉を付ける(別名ナツボウズ:夏になると葉を落とすことから)

  • 屋根の化粧直しの済んだフォレストアーク

【第127回】「まなびの森」の冬仕度!

2015年12月 8日

■11月管理人日記

 月の初めから暖かな日が続いていましたが下旬になると急に冷え込み、今では林内のあちらこちらに霜柱が立ち水溜りや林道の轍には氷りも張っています。色とりどりに染まっていた森の木々もすっかり葉を落とし、樹間からは遠く南アルプスの山並みも見えるようになりました。山麓全体が静かになり黄昏時には寂しさも感じさせます。「まなびの」森も冬仕度が整いつつあるようです。
 今月は、住友林業㈱の社員ボランティアで、ヘキサチューブの回収と運搬を行って頂きました。小春日和に恵まれ屋外での昼食を楽しんだグループもあったようです。

  • 「まなびの森」の黄昏:少し寂しいひと時・・・

  • 住友林業㈱社員ボランテアの皆さん:市川社長を中心に富士山をバックに・・・

  • ムラサキシキブ:紫色の美しい実。名の由来は美女の誉れ高い「紫式部」・・・

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