まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第144回】「まなびの森」は新緑から深緑に!

2017年 7月11日

■6月管理人日記

 空梅雨模様で作物にも影響がでるのではと思われたが、下旬に入り本来の梅雨らしい天気が戻ってきました。雨に濡れた「まなびの森」の木々も新緑から深緑に移り変わり一層清々しさを深めています。ホオノキの大きな白い花やサンショウバラの鮮やかな薄紅の花が深緑の中で存在感を示しています。
 今月は、一般ボランティアの皆さんにヘキサチューブとポールの取り外しと運搬の活動行って頂きました。昼食休憩には天然林の散策をしながら森の雰囲気を楽しんでいました。 
また、市内の小学校3校が林間学校の一環として「まなびの森」で環境学習を行いました。天候に恵まれ子どもたちも有意義な一日を過ごしていました。

  • 路肩の草刈りが終えスッキリした林道。

  • サンショウバラ:大きな花の中にはミツバチの姿もみられます。

  • 一般ボランティアの皆さん:遠くは名古屋からの参加者も。

【第143回】企画懇談会の開催!

2017年 5月29日

■3月管理人日記

 少し春の兆しが感じられた「まなびの森」でしたが一転冬に逆戻り・・・寒い月となり、周期的な降雪で林内は所々白くなったままです。膨らみ始めた冬芽も足踏み状態で、真っ先に開花を向かえるミツマタの蕾も開いていません。また、バイケイソウも地面から顔を出したばかりで、春の訪れは例年より大分遅れそうです。
 今月は、「まなびの森」の運営主体となる企画懇談会が18名の参加を得て開催されました。前年度の活動、鳥獣調査・植生調査の報告を受け、これからの活動のあり方など各委員の皆さまより貴重なご意見を頂きました。報告では、森林化が進みモズ、ホオジロ、ベニマシコ等の草原性の鳥は減少、キビタキ、ヤマガラ等の森林性の鳥が増え、オオルリ、キバシリ、ジュウイチ、マミジロなど47種が観察されたとのこと。森が再生されていく過程が調査の蓄積からも示されました。

  • 雪を被った「まなびの森」アプローチ路の案内板。

  • 雪解けの地面から顔を出したバイケイソウ。

  • 第22回企画懇談会:各委員の皆さんから貴重なご意見を頂きました。

【第142回】「まなびの森」にも春の兆し!

2017年 5月29日

■2月管理人日記

 乾燥した晴天の日々から雪や雨と、周期的に天候が変わり寒暖の差も大きな月となりました。春一番とともに、麓では梅の香りや早咲きのサクラの便りも聞かれますが、標高1,000mを超す「まなびの森」は、ひっそりと眠っている様に感じられます。しかし、目を凝らすと雪解けの地面からは「蕗の薹」が顔を出し、木の芽も大きく膨らみ早いものは少し割れはじめています。まだ寒さは厳しいものの、季節は確実に移り変わっているようで「まなびの森」にも春の兆しが・・・というところです。
 今月も新年度の活動に向けた準備を進めています。回収したヘキサチューブやポールの仕分け(再利用の可否)も終わり、業者への搬出を待つばかりになりました。また、バイオトイレの杉チップを入れ換えました。(取り出した杉チップは苗木畑の肥料にします)

  • 雪のフォレストアーク全貌

  • 雪の合間から顔をだした「蕗の薹」

  • ニホンジカの糞

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