まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第150回】「まなびの森」の冬模様!

2018年 1月15日

■12月管理人日記

 強い寒波の到来で厚く雪を被った富士山…地元の人々も「これが富士山!」と言うように、霊峰富士は雪に覆われた姿のイメージが強いようです。事実、この時期になると「想いの1枚!」をと…多くの写真家が訪れます。一方、標高1,000mを超す「まなびの森」でも、2度ほどの降雪がありましたが積雪は少なく、1週間程で溶け根雪にはなりませんでした。落葉した林内は、冬らしく幹を広げた大樹や細い枝を垂らした木々が寒々しさを際立たせ、師走の市街地の喧騒とは対極的に「まなびの森」は静寂さに包まれています。
 今月はヘキサチューブ(食害防止)の撤去の有無、植林木の生育状況など育林活動の進捗状況を確認しました。調査結果は、次年度の計画に反映させていきます。来年も皆さんのご協力を宜しくお願いします。

  • 「まなびの森」から見た冬至の夕日!

  • ヘキサチューブ撤去後の植林地

  • 今年1年で回収したヘキサチューブとポール

【第149回】「まなびの森」は冬仕度

2017年12月18日

■11月管理人日記

 冷え込みと小春日和が繰り返えされながらも季節は進み、富士山は中腹まで雪化粧となっています。すっかり葉を落とした木々の樹間からは、陽に輝く駿河湾が、遠方に目を移せば雪を被った南アルプスの峰々が展望できます。小鳥たちの数や囀りも少なくなり、静まりかえった夕暮れは寂しさを感じさせます。既に「まなびの森」は厳しい寒さに備える冬仕度が整ったようです。
 今月は、住友林業グループの皆さんにヘキサチューブとポール回収の作業をして頂きました。作業後の天然林散策では、巨木に囲まれ「今までの活動(植林・育林)が、将来的この様な森になるのか!」などの想いが語られていました。

  • 住友林業グループ育林ボランティアの皆さん:市川社長を中心に…ハイチーズ! 横断幕を持つ子供たちは元気一杯でした。

  • 天然林入り口のトレイルからの富士山の眺め:落葉した時期限定の一枚。

  • 落葉し枝も露な天然林:地面は落葉を敷き占めた絨毯と化している。

【第148回】「まなびの森」は晩秋!

2017年11月16日

■10月管理人日記

 富士山で初冠雪!…23日に発表がありました。台風の影響もあり「まなびの森」からは確認できませんでしたが、26日には雪化粧した山頂が秋空に映えていました。朝晩の冷え込みで「まなびの森」も黄色く染まりつくし、所々でカエデやツタの赤色が彩りを添えています。林内は落ち葉の絨毯と化し、木の実を求めてか? リスやウサギなど小動物の姿も頻繁に見られます。既に「まなびの森」は晩秋!です。
 今月は、住友林業グループと一般ボランティアの皆さんに、ヘキサチューブとポールの回収活動に参加を頂きました。また、市内の2つの小学校が「まなびの森」で環境教育を行いました。天候に恵まれ、子どもたちも森の中で「自分だけの宝物」を見つけたようです。

  • 雪化粧した富士山:26日撮影、例年より23日遅いとのこと。

  • 住友林業グループの皆さん:秋晴のなか汗を流して頂きました。お疲れ様でした。

  • 一般ボランティアの皆さん:生憎の天気でしたが予定通りの活動ができました。ご苦労様でした。

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