まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第152回】「まなびの森」に春の兆し!

2018年 3月29日

■2月管理人日記

 先の残雪と今月の降雪で「まなびの森」も例年にない積雪量を記録しました。林道の吹き溜まりでは四輪駆動車(ジムニー)でも立ち往生になるほどに…雪掻きをしながらの走行となる日もありました。(車には長靴とスコップを装備) しかし、立春を過ぎると陽の力も少しずつ強さを増し、雪解けと合わせ凍土と化した地面も緩みはじめ、林内は泥濘状態になってきました。今では、山麓特有の(駿河湾からの暖かい上昇気流による)霧も発生、春の兆しが感じられる「まなびの森」です。
 今月は、静岡森林管理署にお願いをして遊歩道沿いを中心に枯れ木の伐採をして頂きました。中には樹径が1㍍近いものもあり作業も苦労したようです。因みに、年輪からみて樹齢200年程の木もありました。

  • フォレストアーク前:車のタイヤも雪だらけ

  • 枯れ木の伐採:防護服に身を包み慎重に作業。

  • 巨木の伐採根:年輪数は200程…樹齢200年。

【第151回】「まなびの森」の年明け!

2018年 2月28日

■1月管理人日記

 新しい年が始まりました。例年より暖かいかな?と感じましたが、中旬になると厳しい寒波の到来が続きました。南岸低気圧の通過に伴い全国的に大雪の荒れ模様に…富士山スカイラインも通行規制が引かれ除雪作業が行われるほどで、「まなびの森」でも銀世界となりました。雪をまとった木々の小枝は、サンゴ樹の様でキラキラと淡い陽を反射させ幻想的な光景を演出してくれました。
 厳冬の中で耐え忍んでいる木々ですが、小枝には凛とした冬芽をつけ春の芽吹きに向けた営みが既に始まっています。
 今月は、回収したポールの分別、林内に設置した鹿柵の補修など始めています。また、遊歩道沿いの枯れ木の間伐に向け森林管理署の担当者と調査を行いました。

  • ロータリー入り口の看板も雪帽子

  • まるでサンゴ樹の様に陽に輝いている

  • 雪の降るなか天然林内で樹径、樹高を調べました

【第150回】「まなびの森」の冬模様!

2018年 1月15日

■12月管理人日記

 強い寒波の到来で厚く雪を被った富士山…地元の人々も「これが富士山!」と言うように、霊峰富士は雪に覆われた姿のイメージが強いようです。事実、この時期になると「想いの1枚!」をと…多くの写真家が訪れます。一方、標高1,000mを超す「まなびの森」でも、2度ほどの降雪がありましたが積雪は少なく、1週間程で溶け根雪にはなりませんでした。落葉した林内は、冬らしく幹を広げた大樹や細い枝を垂らした木々が寒々しさを際立たせ、師走の市街地の喧騒とは対極的に「まなびの森」は静寂さに包まれています。
 今月はヘキサチューブ(食害防止)の撤去の有無、植林木の生育状況など育林活動の進捗状況を確認しました。調査結果は、次年度の計画に反映させていきます。来年も皆さんのご協力を宜しくお願いします。

  • 「まなびの森」から見た冬至の夕日!

  • ヘキサチューブ撤去後の植林地

  • 今年1年で回収したヘキサチューブとポール

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