自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■11月管理人日記
11月に入ると急に冷え込み14日には初氷が・・・落ち葉に包まれた林内でも霜柱があちらこちらに顔を出し始めました。また、赤や黄色の彩りを楽しませてくれた木々もすっかり葉を落とし、黄昏どきの様相は一抹の寂しさを感じます。もう既に「まなびの森」では冬仕度が整ったようです。
今月は、住友林業(東京東支店)オーナーズの皆さんが、木や自然の大切さを学ぶ「エコバスツアー」を企画開催しました。森の中ではインストラクターの説明に興味津々、自然林復元活動として植樹も行いました。
ボランティア活動では、社団法人デレクィトフォースの皆さんが間伐と枝下ろしに、住友林業(株)の社員(79名)が枝下ろしとヘキサチューブの片付けに、三菱電機(株)皆さん(89名)が土留めの修復作業とヘキサチューブの解体・片付けに参加してくれました。
おかげさまで今年度の活動も計画通り終了することができました。多くの皆さんのご協力に感謝いたします。
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「まなびの森」の夕暮れ 少し寂しいひと時・・・
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ギンリョウソウ(別名ユウレイタケ):葉緑素のない純白の腐生植物
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三菱電機(株)育林ボランティア:32回を数えますが毎回大勢の人が参加!
■10月管理人日記
今年の紅葉は例年より早いようで、10月に入るとブナやケヤキが一気に色づき黄色く染まってきました。中でもイロハモミジは赤や朱の色相で見る人を楽しませてくれます。
今では落葉も始まり、落ち葉に包まれた「まなびの森」は既に晩秋の様相です。また、16日朝には富士山の6合目近くまで真っ白になり初冠雪が観測されました。
今月は、市内の2つの小学校が林間学校の一環として、「まなびの森」で環境教育を実施しました。また、住友林業オーナーズ家族の皆さんが、天然林を利用した「ふれあい自然塾」を開催しました。枝きり体験、森の散策など参加者は秋のひと時を満喫していました。
ボランティア活動では、住友林業グループ社員の皆さんに、間伐とヘキサチューブの片付け、一般ボランティアの皆さんには枝下ろしの活動に参加いただきました。
また、住友林業建築技術専門校の皆さんには、枝下ろし、間伐、玉切り、運び出しの活動を行っていただきました。皆さん有り難うございました。
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紅葉した木々:イロハモミジの朱が映える
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6合目付近まで雪化粧した富士山:山頂気温は-12.4度とのこと
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住友林業建築技術専門校の生徒:体力自慢揃いで頼もしい
■9月管理人日記
9月に入り暑さが安らぎ、「まなびの森」には秋の気配が漂い始めてきました。白くなりはじめたススキの穂を揺らす風や夕暮れの空は、何処となく哀愁を感じさせますが、ノギクやミズヒキ、マツヨイグサ、ヤマトリカブト、アザミなど多くの花たちが、もの悲しい気持ちを明るくしてくれます。
また、森を見渡すと真っ赤な実をつけたナナカマドをはじめケヤキ、ブナ、ミズキなどの葉も少しずつ黄色に変わりつつあり、秋はもう其処まで来ているようです。
今月は、市内の小学校と県内の団体が「まなびの森」で環境教育を行いました。天候に恵まれた両日、子ども達もインストラクターの説明に真剣に耳を傾けていました。森の中でのゲームも楽しかったようで、大きな笑い声がフォレストアークまで聞こえてきました。
下旬には「住友林業クレスト静岡工場」の皆さんと家族30余名が、ヘキサチューブの解体と片付けの活動に参加してくれました。
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風に揺れるススキの穂少し寂しげ
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ナナカマド:燃えにくい木 「七回釜に入れても燃え切らぬ」が名の由来 紅葉が綺麗
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クレスト静岡工場の皆さん 子供さんも頑張ってくれました!